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全集・シリーズ
タケトリモノガタリイセモノガタリツツミチュウナゴンモノガタリトサニッキサラシナニッキ
竹取物語/伊勢物語/堤中納言物語/土左日記/更級日記
森見 登美彦 訳
川上 弘美 訳
中島 京子 訳
堀江 敏幸 訳
江國 香織 訳
- 受賞
- 全国学校図書館協議会選定図書
単行本 46変形 ● 534ページ
ISBN:978-4-309-72873-5 ● Cコード:0393
発売日:2016.01.12
定価3,080円(本体2,800円)
△1ヵ月~
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絢爛豪華に花開いた平安王朝の珠玉の名作を、人気作家による新訳・全訳で収録。最古の物語「竹取物語」から、一人の女性の成長日記「更級日記」まで。千年の時をへて蘇る、恋と冒険と人生。
「もの」を「かたる」のが文学である。奇譚と冒険と心情、そこに詩的感興が加わって、物語と日記はこの国の文学の基本形となった。――池澤夏樹
竹取の翁が竹の中から見つけた〝かぐや姫〟をめぐって貴公子五人と帝が求婚する、仮名による日本最古の物語、「竹取物語」。在原業平と思われる男を主人公に、恋と友情、別離、人生が和歌を中心に描かれる「伊勢物語」。「虫めづる姫君」などユーモアと機知に富む十篇と一つの断章から成る最古の短篇小説集「堤中納言物語」。「男もすなる日記といふものを、女もしてみむとしてするなり」、土佐国司の任を終え
て京に戻るまでを描く日記体の紀行文、紀貫之「土左日記」。十三歳から四十余年に及ぶ半生を綴った菅原孝標女「更級日記」。燦然と輝く王朝文学の傑作を、新訳・全訳で収録。
解題=島内景二
解説=池澤夏樹
月報=小川洋子・津島佑子
帯装画=清川あさみ -
竹取物語 森見登美彦 訳
伊勢物語 川上弘美 訳
堤中納言物語 中島京子 訳
美少女をさらう お香つながり 虫好きのお嬢様 恋も身分次第 一線越えぬ権中納言
貝合 姉妹二人に少将二人 花咲く乙女たちのかげに 墨かぶり姫 たわごと
土左日記 堀江敏幸 訳
貫之による緒言 土左日記 貫之による結言
更級日記 江國香織 訳
著者
森見 登美彦 (モリミ トミヒコ)
1979年奈良県生まれ。京都大学農学部修士課程修了。「太陽の塔」で日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。著書に『夜は短し歩けよ乙女』(山本周五郎賞)、『ペンギン・ハイウェイ』(日本SF大賞)等。
川上 弘美 (カワカミ ヒロミ)
1958年東京都生まれ。96年『蛇を踏む』で芥川賞を受賞、ほか受賞多数。主な著書に『神様』『溺レる』『センセイの鞄』『真鶴』『水声』『大きな鳥にさらわれないよう』など。
中島 京子 (ナカジマ キョウコ)
1964年東京都生まれ。『FUTON』でデビュー。『小さいおうち』で直木賞受賞。ほか『長いお別れ』、『やさしい猫』等著作多数。紫式部文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞、吉川英治文学賞等受賞多数。
堀江 敏幸 (ホリエ トシユキ)
1964年生まれ。芥川賞選考委員などをつとめる。『なずな』『その姿の消し方』など著書多数。
江國 香織 (エクニ カオリ)
1964年東京都生まれ。著書に『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』(山本周五郎賞)、『号泣する準備はできていた』(直木賞)、『ヤモリ、カエル、シジミチョウ』(谷崎潤一郎賞)などがある。
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