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単行本

ナツメソウセキボッチャンヲドウヨムカ

夏目漱石『坊っちゃん』をどう読むか

【文芸の本棚】

石原 千秋 責任編集

受賞
全国学校図書館協議会選定図書

単行本 A5 ● 224ページ
ISBN:978-4-309-02574-2 ● Cコード:0095
発売日:2017.05.25

定価1,980円(本体1,800円)

×品切・重版未定

  • 漱石生誕150年。絶大な人気を誇る名作はいかに読まれうるか。小森陽一、大澤真幸らのエッセイに加え、これまでの『坊っちゃん』をめぐる対談、評論等をベストセレクション。

  • 【まえがき】石原千秋 ――『坊っちゃん』はどう読まれてきたか

    【対談】いとうせいこう×奥泉光 ――文芸漫談 ちょっと淋しい童貞小説『坊っちゃん』

    【インタビュー】河合隼雄(聞き手=小森陽一・石原千秋)――坊っちゃんのサイコロジー

    【エッセイ】小林信彦 ――〈坊っちゃん〉と〈うらなり〉 『うらなり』創作ノート

    【新規エッセイ】
    小森陽一 ――『坊つちやん』の七不思議
    大澤真幸 ――坊っちゃんは水甕の中から出られるのか
    小田島恒志 ――戯曲翻訳家から見た『坊っちゃん』の語り
    文月悠光 ――ごめんね、坊っちゃん
    小平麻衣子 ――聞こえてくるのは誰の声か? 揺れる発話表記
    伊藤かおり ――〈ポスト・トゥルース〉の時代に読む『坊っちゃん』

    【エッセイ】
    大岡昇平 ――「坊つちやん」
    井上ひさし ――坊っちゃん、漱石先生を語る
    豊﨑由美 ――子供っぽいジコチュー型のダメ男
    丸谷才一 ――『坊つちやん』のこと

    【紀行】岡本一平 ――坊つちやん「遺蹟めぐり」

    【講演】吉本隆明 ――『坊っちゃん』

    【評論】
    三浦雅士 ――母に愛されなかった子 『坊っちゃん』
    小池 滋 ――「坊っちゃん」はなぜ市電の技術者になったか
    小野一成 ――「坊ちゃん」の学歴をめぐって 明治後期における中・下級エリートについての一考察
    平岡敏夫 ――「坊っちゃん」試論 小日向の養源寺
    有光隆司 ――『坊つちやん』の構造 悲劇の方法について
    芳川泰久 ――〈戦争=報道〉小説としての『坊っちやん』

    【あとがき】石原千秋 ――『坊っちゃん』をこれからどう読むか

著者

石原 千秋 (イシハラ チアキ)

1955年生まれ。早稲田大学教育・総合科学学術院教授(日本近代文学)。『読者はどこにいるのか』『受験国語が君を救う!』『教養としての大学受験国語』『『こころ』で読みなおす漱石文学』など。

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