単行本 46 ● 208ページ
ISBN:978-4-309-03008-1 ● Cコード:0095
発売日:2021.11.29
定価1,782円(本体1,620円)
○在庫あり
-
ビーフシチュー、カツレツ、オムライス、ナポリタン……西洋料理から独自にアレンジ・発展した「洋食」をテーマに、エッセイ32篇を厳選。みんなが笑顔になる幸福感あふれるアンソロジー!
-
ポタージュと機械(江國香織)
お一人様の牡蠣フライ(村上春樹)
私のコロッケ(森茉莉)
普通ハンバーグ(阿川佐和子)
サラダの謎(中谷宇吉郎)
マカロニサラダ(池田満寿夫)
ニコニコのハンバーグ(じろまるいずみ)
バンバのオムライス(立松和平)
ナポリタン(久住昌之)
カツパン健在(森田たま)
ビーフシチューの話(庄野潤三)
二日酔いにオムライスとアサリのみそ汁―ときわ食堂(永倉万治)
ミラーボールナポリタン(爪切男)
ダンシチューと中村遊廓(檀一雄)
浅草の洋食(安藤鶴夫)
洋食「助六」(戸塚文子)
いつもこころにオムライス(平松洋子)
いまもおんなじ味だあ―コックドール(高知市)ハヤシライス(山本一力)
洋食衰えず(抄)(古川緑波)
東京の食べものや―小川軒(吉田健一)
西洋亭(獅子文六)
ステーキとノコギリ女(寄藤文平)
銀座・資生堂パーラー(池波正太郎)
カツレツ贔屓(稲田俊輔)
銀座の食の物語(宮本亞門)
晴れの洋食(林望)
さらばハムサラダ(東海林さだお)
Stewed Beef(團伊玖磨)
日本の「洋食」とはケチャップである(ヤマザキマリ)
洋食の話(谷崎潤一郎)
夏の終り(武田百合子)
コロッケパンのような人生(椎名誠)
著者
江國 香織 (エクニ カオリ)
1964年東京都生まれ。著書に『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』(山本周五郎賞)、『号泣する準備はできていた』(直木賞)、『ヤモリ、カエル、シジミチョウ』(谷崎潤一郎賞)などがある。
谷崎 潤一郎 (タニザキ ジュンイチロウ)
1886-1965。小説家。代表作に、『細雪』、現代語訳した『源氏物語』などがある。文化勲章受章。
村上 春樹 (ムラカミ ハルキ)
1949年生まれ。1979年『風の歌を聴け』でデビュー。著書に『ノルウェイの森』『海辺のカフカ』『1Q84』『螢・納屋を焼く・その他の短編』、訳書に『キャッチャー・イン・ザ・ライ』など多数ある。
池波 正太郎 (イケナミ ショウタロウ)
1923年、東京都生まれ。『錯乱』で直木賞を受賞。主な作品に『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』シリーズ、『真田太平記』など。映画通、食通としても知られる。1990年没。
森 茉莉 (モリ マリ)
1903~87年、東京生まれ。森鴎外の長女。1957年、父への憧憬を繊細な文体で描いた『父の帽子』で日本エッセイストクラブ賞受賞。著書に『恋人たちの森』(田村俊子賞)、『甘い蜜の部屋』(泉鏡花賞)等。
ヤマザキ マリ (ヤマザキ マリ)
1967年生まれ。漫画家・随筆家。著書に漫画 『テルマエ・ロマエ』 『オリンピア・キュクロス』『プリニウス』 (共著)、エッセイ『ヴィオラ母さん』『たちどまって考える』『ムスコ物語』など多数。
この本の感想をお寄せください
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお気軽にお寄せください。
投稿された内容は、弊社ホームページや新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
※は必須項目です。恐縮ですが、必ずご記入をお願いいたします。
※こちらにお送り頂いたご質問やご要望などに関しましては、お返事することができません。
あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ