- 受賞
- 日経
単行本 46変形 ● 352ページ
ISBN:978-4-309-20824-4 ● Cコード:0097
発売日:2021.04.24
定価3,300円(本体3,000円)
○在庫あり
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夫を殺したのは親友の息子なの? ごく普通の二つの家族が「愛国心」のもとに引き裂かれ大きな波紋を描く壮大なドラマ。バスクを舞台に世界を揺るがしたスペイン文学。大ベストセラー!
ある雨の午後、夫のチャトがバスクの武装集団〝ETA〟に殺害された。故郷の村を離れて暮らす妻ビジョリにとって、あの日から二十年以上経てもなお、頭から離れないことがある。いったい誰がチャトを撃ったのか?
ETAが武装闘争の完全停止を宣言した2011年10月、夫の死をめぐる真実と謝罪をもとめて、ビジョリが〝村〟に帰るところから、小説は幕をあける。
夫を殺したのは親友の息子なのか、それともいったい、誰なのか? 葛藤するごく普通の二つの家族が「愛国心」のもとに引き裂かれ、波紋を描く壮大なドラマは、バスクを舞台に世界を揺るがした。二〇一六年にスペインで初版が刊行されるとすぐに大きな話題となり、国内で120万部を超える大ベストセラーに。スペイン国民文学賞ほか欧州文学賞受賞などヨーロッパでもベストセラーとなり、世界32か国で翻訳されている。2020年にはHBOでドラマ化され世界32か国以上で翻訳刊行された大傑作。
著者
フェルナンド・アラムブル (アラムブル,F)
1959年バスク州サンセバスティアン生まれ。85年よりドイツ在住。幅広い執筆活動で受賞も多数ある。本作品で国民小説賞、バスク文学賞ほか受賞多数。2017年以降の欧州圏での文学的話題になった。
木村 裕美 (キムラ ヒロミ)
翻訳家。アジェンデ『日本人の恋びと』サフォン『風の影』『天使のゲーム』ほか訳書多数。スペイン、マドリード在住。
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