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河出文庫 文庫 ● 208ページ
ISBN:978-4-309-41469-0 ● Cコード:0193
発売日:2016.08.08
定価605円(本体550円)
△3週間~
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どうかなあ、こういう戦い方は地味かなあ――各メディアで話題沸騰! 「キノベス!二〇一四年第三位」他、各賞の候補作にもなった、著者初単行本が文庫化! 文庫版書き下ろし短編収録。
著者
松田 青子 (マツダ アオコ)
1979年兵庫県生まれ。作家・翻訳家。2013年『スタッキング可能』でデビュー。21年『おばちゃんたちのいるところ』で世界幻想文学大賞・短編集部門を受賞。近著に、エッセイ『お砂糖ひとさじで』。
読者の声
言葉には「意味」がある。辞書に書かれるような意味が核にあって、しかし言葉の周縁にはもっと多くの意図や意思や物語が、ぬめりのようにまとわりついている。例えば「結婚」という単語を思い浮かべてみる。意味の核は婚姻関係を結ぶ法的手続きだが、この単語が与える印象はもっと広い。性別、年齢その他諸々の属性によって、あるいは個人個人によってその幅もベクトルも大きく異なる。どんな言葉にもこうしたぬめりは付きまとう。言葉が背負いすぎた物語、社会が言葉に背負わせた無言の要請、誰かが籠めた意図、潜ませた毒、過剰な期待。悪意がなくとも、誤解がなくても、自分から離れた言葉はもう自分ではなく共有されたツールに変容する。言葉を無自覚に使っていないだろうか?話者が背負わせてしまったものを、言葉は運んでいく。 (かず坊 さん/ 男性)
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