河出書房新社
河出の本を探す
長島 良三 (ナガシマ リョウゾウ)
フランス文学翻訳家。1936年東京生まれ。明治大学仏文科卒。早川書房編集部を経て翻訳家に。主訳書にシムノン「メグレ警視」シリーズ、ルブラン「ルパン」シリーズ、ガストン・ルルー「オペラ座の怪人」など多数。
21件中 1~20件を表示 | 表示件数 20 30 50 件
外国文学
小犬を連れた男 【シムノン本格小説選】
ジョルジュ・シムノン 著 長島 良三 訳
傑作シリーズの第9弾。パリの冬の雨の夜、一人の男が死んだ。後には、2冊の日記と小犬のビブだけが残された。孤独な中年男の数奇な人生とそれを支えたプードルの愛の物語。
定価2,200円(本体2,000円)
×品切・重版未定
モンド氏の失踪 【シムノン本格小説選】
シムノンが「本格小説」と呼んだ傑作シリーズの第8弾。48歳の誕生日に無名の人間に変貌して失踪した裕福なパリの会社社長モンド氏。彼はなぜ失踪したのか?
定価1,980円(本体1,800円)
青の寝室 【シムノン本格小説選】激情に憑かれた愛人たち
フランスの田舎町、幼なじみのトニーとアンドレは、ある夏の夜、突然激しい性的関係に陥る。やがて、2人の夫と妻が次々に毒殺死体となって発見される。陪審員裁判は2人をどう裁くか?
ブーベ氏の埋葬 【シムノン本格小説選】
第二次大戦直後のパリ、8月のある朝、セーヌの河岸通りの古本屋の店頭でブーベ氏が急死する。身寄りもいないと言われていた彼の写真が新聞に出ると、複数の人が関係者だと言って現れる。
定価1,870円(本体1,700円)
マンハッタンの哀愁 【シムノン本格小説選】
孤独と苦悩と幻滅の極にあった中年の男女が、ある夜マンハッタンの場末の軽食堂で偶然出会い、三流ホテルの部屋で、互いの過去を忘れるかのように激しく求め合う。恋と激情と再生の物語。
倫敦から来た男 【シムノン本格小説選】
北フランスの港町、転轍手マロワンは毎晩、漆黒の海と港湾駅を監視する平凡な日常を送っている。ある晩、目の前で殺人を目撃し、思わぬ大金を手にする。運命の歯車が徐々に狂って行く。
定価1,760円(本体1,600円)
闇のオディッセー 【シムノン本格小説選】
パリ大学教授のジャン・シャボは、家族にも仕事にも恵まれた49歳の人も羨む男。だが内実は裏切りと屈辱と恐怖にさらされている。ある夜、彼は死を、不幸の解決を求め、夜の街に船出する。
ノンフィクション
マリリン・モンローの最期を知る男
ミシェル・シュネデール 著 長島 良三 訳
謎の死の直前までつづいた精神分析医との奇妙な関係を克明に描き、モンローの陥った暗い闇をえぐる――フランスでベストセラーとなったアンテラリエ賞受賞のノンフィクション・ノヴェル。
定価3,080円(本体2,800円)
ちびの聖者 【シムノン本格小説選】
無垢な少年が無理解と暴力に穏やかに向かい合い、ついには人々の賞賛を集める画家に成長して行く過程を描き、「ニューヨーク・タイムズ」がシムノンの最高傑作と折り紙をつけた作品。
私をたたいて!
メラニー・ムレール 著 長島 良三 訳
現代フランスの女性によるエロティック小説の超話題作。『O嬢の物語』『絆』『サクリファイス』につながる、隷従と愛と快楽の死にいたる高揚と、赤裸々な性愛の機微をリアルに美しく描く。
ある娼婦の秘密の生涯
マリー・テレーズ 著 長島 良三 訳
サルトルが主幹をつとめ実存主義の牙城だった「現代」誌に掲載され、スキャンダラスな憶測をよんだ幻のポルノグラフィー。戦禍の時代を最古の職業に殉じた一人の娼婦の赤裸々な告白。
欲望の旅路
フランソワーズ・サンペール 著 長島 良三 訳
女の濃密な快楽の体験が、Eメールを通して世界各地から男に送られてくる。味も匂いも肌触りも異なる性愛のアラベスクがエロチックな企みを秘めて交叉する。現代の「危険な関係」。
サクリファイス
フローランス・デュガ 著 長島 良三 訳
2人の女子大生は、大学教師のJPによって放逸な性愛の世界に引きこまれる。3人の間では自在に性の役割が変容し、痛苦と快楽、血と恍惚と死に彩られた究極の性愛の儀式が繰り広げられる。
黒衣の下の欲望
マルト・ブロー 著 長島 良三/堀内 一郎 訳
現役の女性弁護士が、自ら禁断の性生活を赤裸々に告白し、匿名の著者の正体をめぐって全ヨーロッパの読者をまきこみ、『O嬢の物語』の再来と絶賛された、スキャンダラスなベストセラー小説。
文庫・新書
〔メグレ警視シリーズ〕
メグレと老婦人の謎
定価748円(本体680円)
臨死 ラ・トラヴェルセ
フィリップ・ラブロ 著 長島 良三 訳
60歳の著者はある日、細菌性の浮腫によって呼吸困難におちいり臨死体験に遭遇する。ここ(病室)から彼方(緑の樹林や死者たちとの交歓)の世界に不断に往き来する中で、生の意味を知る。
定価2,420円(本体2,200円)
メグレ、ニューヨークへ行く
アメリカに住む大富豪の身辺調査を依頼されたメグレは、しぶしぶ腰を上げてニューヨークへ旅立つ。しかし、当地に着くと、依頼人の若者は姿を消し、当の大富豪はメグレを避ける。メグレの捜査が始まる。
メグレと首無し死体
サン・マルタン運河から男のばらばら死体があがった。例によって首無し死体なので、身許は確認できない。鑑識の結果を知ったメグレは「要するに居酒屋だな」とつぶやく。彼は何を思い出したのか……。
定価704円(本体640円)
メグレと口の固い証人たち
古いのれんを細々と守るビスケット屋ラショーム家の当主が、深夜、自室で胸を撃たれて死んだ。捜査に来たメグレの質問に、家族の面々は奇妙な沈黙で応じる。彼らは一致して何を守ろうとしているのか……。
メグレと殺人者たち
メグレ警視のところに見知らぬ男から電話がかかってくる。数人の男からつけ狙われ、生命が危ういと告げ、助けを要請する。そして深夜、電話の主とおぼしき男の死体が、コンコルド広場で発見される……。