読者の声 最新一覧

ご投稿いただいた最新の読者の声をご紹介しています。

投稿のしかた

クネレルのサマーキャンプ

クネレルのサマーキャンプ

 

エトガル・ケレット 著 母袋 夏生 訳

★2019.09.09   さらりと読める軽めの作品群かと思いきや、ひとつひとつの作品が持つ世界の広がりがすごいのです。例えるならば、数年前のチクチクした痛みを思い出し、ぶわっと映画の中に連れて行かれるよう。著者が映画やドラマも手がける作家と知り、納得です。

上品かつ柔軟な翻訳も素晴らしく、貴重な文学体験が得られたことに感謝します。

日航123便 墜落の波紋

日航123便 墜落の波紋

 

青山 透子 著

★2019.08.28   あの晩のことは、少し覚えていました。生後三ヶ月の息子に、夜中 ミルクを与えながら、テレビを付けて、心配していました。飛行機が、墜落したってこと?何処に、救助活動は?なぜ、燃えているはずなのに、場所が、特定できないのか?不思議でした。やっと、情報操作されていたのだと、確信が持てました。もっと事実が、知りたい、そして、生きている私達が、当たり前のことを追求して、対応していかなければ、ならないと、私に、できることが、ないかと、読み終えた後、痛感しています。出版社の皆様、青山様、勇気ある行動を有難うございます。今後の出版を、また、願っております。

愛国という名の亡国

愛国という名の亡国

 

安田 浩一 著

★2019.08.25   右翼から見る日本社会の偏見や無知に誤解がここまで酷いのかと驚きました
沖縄の問題、外国労働者の問題、デマにヘイトスピーチ問題、生活保護問題は他人事でなく自分の事として本を読むなどして深く思考していくことが大切だと学べました。

夢のつかみ方、挑戦し続ける力

夢のつかみ方、挑戦し続ける力

 

早霧 せいな 著

★2019.08.16   宝塚 トップ時代から 大好き? ちぎさんです!? 生き方・考え方 大好きです。
関西で 本のお渡し会があると聞き これは是非とも行かねばならぬ と 仕事も休み取りました!
まほろば もステキで・・ たまりませんな!?
早く 読みたい気持ちを抑えています!
ちぎさんに会いたいです
宜しくお願いしまーす

日航123便 墜落の新事実

日航123便 墜落の新事実

 

青山 透子 著

★2019.08.15   衝撃の一言です。

私は最近まで機体の故障が原因で起きた不幸な事故と、何の疑問も持ってませんでした。
初めて日航機墜落について興味を持ったのはYouTubeです。
そして今月、青山さんのことを書店で知り今に至ります。
もし家族があの飛行機に乗っていたら。
以前の私のような考えの人ばかりだと、亡くなられた方や遺族があまりにも無念だと思います。

この本を拝読していた時にたまたま、
日航の副パイロットが水と酒を間違え飲酒していたとニュースになっていました。
8月12日の翌日です。
青山さんの本にあった123便の乗務員からは怖いくらいのプロ意識を感じました。
残念な気持ちになったニュースでした。

この本からは青山さんの強い信念が伝わります。
著者の思いがつまった本は、読み終えたとき「何か自分にもできることはないか」と駆り立てられます。

日航123便 墜落の新事実

日航123便 墜落の新事実

 

青山 透子 著

★2019.08.13   事故の当時私は人事異動で事故の犠牲者の上司になりました。仮にT氏とします。私はむせ萎える死体安置場に10日ほどいました。人間の皮だけの死体を医師が検体している姿を見ながら毎日T氏の入っているであろうと推測される棺桶を数限りなく手を入れて試みました、しかしどれもドロドロしたタールと炭の塊でした。弊社は3人犠牲に会いましたがT氏を最後に私が発見しました。判別できるのは顔のみで真っ黒い泥と炭に覆われた塊でした。歯形で本人の確認しました。

遠い町から来た話

遠い町から来た話

 

ショーン・タン 著 岸本 佐知子 訳

★2019.08.08   ショーン・タン展でこの本を見て大変感動し、購入しようと思ったところ品薄だったので、重版をかけられたようで大変うれしいです。
担当者様には感謝の至りです。
地元の書店で取り寄せをかけて楽しみにしております!

スガリさんの感想文はいつだって斜め上

スガリさんの感想文はいつだって斜め上

 

平田 駒 著

★2019.08.02   正直な感想、とても面白かったです!
スガリさんという個性的なキャラクターにページをめくる度に魅了されていきました。また、名作文学を取り上げている事で知っている作品、知らなかった作品に出会い、またその作品が読みたくなりました!
すごく続きが気になりました。あれば是非とも読ませて頂きたいです。

日航123便 墜落の波紋

日航123便 墜落の波紋

 

青山 透子 著

★2019.07.15   youtubeのアシタノワダイの動画がきっかけで読みました。
関係者でなくとも、無関心でいる事が同罪になる様な気がして…
青山さんの活躍、応援します。

自由思考

自由思考

 

中村 文則 著

★2019.07.10   中村さんの小説に救われてきた。
そんな自分が、このエッセイ集を手に取らない訳がない。
小説以上に、救われ、笑わされ、癒され、
もっともっと中村さんを好きになった自分がそこにいる。

日航123便 墜落の波紋

日航123便 墜落の波紋

 

青山 透子 著

★2019.07.07   33回忌を機に、さらにパワーアップされ続々と発刊には有難うございます。
事件を世に問うていただいてからも、やはり私は矛盾を、ボイスレコーダーの中に聞いては
「おかしい!」
と、いう思いが、家事をしながらでも、度々おりて来るのです。

「何か爆発したぞ」と、あの時
機長さん発されたのが、正しい録音起こしならば

「爆発は何?」的な質問が、追加で、一度もキャビン内に対して、なされない。
確認を要請しない。
そんな不自然な事があるでしょうか。

通常、空の上で「爆発」を感じたなら人は平常心では居られません。
至極冷静な、会話のキャッチボールがその後も続いた事で、あのワンフレーズは
「爆発」という発音では99.9%無かった
と、断言したいです。

ご著書はもれなく購入し、青山先生を応援し続けます。。。
この度もお疲れ様でございます。。兵庫県T

日航123便 墜落の波紋

日航123便 墜落の波紋

 

青山 透子 著

★2019.06.24   目撃証言とフライトレコーダーの不一致。過去に事故現場にオレンジ色の部品と日航職員もいた写真掲載の本も既読。急減圧はなく、フラッター現象の証拠も弱い。ましてや火炎放射器使用の科学的証拠。
ボイスレコーダー編集、元テープの公開拒否となればフライトレコーダー改ざんは必至。
「オレンジエアー」はファイアービーかチャカⅡとなるでしょう。大勲位中曽根は墓場まで真相を持って行くでしょう。これでは1945年マニラ東方拠点で犬死した英霊我が伯父と同じです。

黒死館殺人事件

黒死館殺人事件

 

小栗 虫太郎 著

★2019.06.12   四大奇書の一角にある探偵小説。膨大な衒学趣味的文章により主客転倒の様相を見せている。ヴァン・ダイン「グリーン家殺人事件」や麻耶雄嵩「翼ある闇 メルカトル 鮎最後の事件」のネタ元探しとしても面白い。

葬送学者 鬼木場あまねの事件簿

葬送学者 鬼木場あまねの事件簿

 

吉川 英梨 著

★2019.05.24   自分は学校の図書室で見つけて読みました。私は怖い話やサスペンス、都市伝説、殺人などなど普通女の人が読まないような本が好きで1番最初の不慮の事故でも、病でもない青酸カリを盛られたことによる、毒殺であった。の部分を読んだ瞬間自分の血が騒ぎました。これは絶対に面白いと確信して読んでみると色々な展開があってすごく面白く何より鬼木場と母親とのやりとりや、鬼木場と福満とのやりとりも興味深い。 一つ一つにでてくる殺人の手口は巧妙かつ繊細で、読みがいがあると感じました。これからも何度か読もうと思います!!

日航123便 墜落の新事実

日航123便 墜落の新事実

 

青山 透子 著

★2019.05.23   わすれもしません、当時、山形県の親族の不幸に出向いて、その翌朝のテレビニュースでみた大惨事を。
二十歳ながらのわたしが、その時、どっちの不幸でここに来たのなのと・・・。

あれから、数十年経ち、ある人からの話を聞いて、真実が知りたいと・・・。

ただ、わたしは特別な知識もなく投稿をしてしまいました。

当機 御乗客様 又、職員様のご冥福を今もなおお祈りいたします。

失礼いたしました。


総特集 石ノ森章太郎

総特集 石ノ森章太郎

 

河出書房新社編集部 編

★2019.05.16   石ノ森作品の大ファンである私は、本書をとても楽しく読ませていただきました。各人各様の石ノ森像は想像以上に面白かったですが、中でも良かったのは上野顕太郎さんによるパロディ、「神々との闘い(番外編)」でした。仮面ライダーや星の子チョビン、さるとびエッチャン、ロボット刑事K、キカイダー、サイボーグ戦士たち等の、石ノ森作品のヒーローたち。「幻魔大戦」のラストシーンを再現した48・49ページも秀逸です。石ノ森漫画よ、どうか永遠に。

セミ

セミ

 

ショーン・タン 著 岸本 佐知子 訳

★2019.05.09   仕事でも、日常生活でも、つらいことがあるたびに「セミになりたい...人間やめたい...」と思ってきました。
そんな中で偶然出会ったこのお話。セミが送る日々と自分のそれを重ねて、同調していたかもしれません。だからこそラストシーンに胸を抉られ、ずるいと、羨ましいとさえ感じてしまいました。

何年も土の中で眠り続け、世界に飛び出してもわずか数日でその一生を終えるセミ。このお話は会社を土に例えていて、そこから出て得るものはとてつもない解放感と、確実にやって来る終わりで。
セミよりもたくさんの選択肢を持っているはずの人間ですが、それが果たして豊かなことなのか、わからなくなりました。セミも人間もほかの生き物も、みな同じなのかもしれない。

ディスタント

ディスタント

 

ミヤギ フトシ 著

★2019.05.06   沖縄出身のクリエーター。ある主題のコンセプトの一つとして、この作品は捉えてよいのだろうか?ミヤギ氏の初小説。同性愛については未だに理解できないが、性別を問わず居心地のいい人間と居る感覚は何となく理解できる。この小説で私が一番感じたのは距離感である。同性間の恋愛は異性間と違い微妙な距離感がある。磁石に例えるなら同極同士(N極とN極)が魅かれ合うのだから当然そういう距離感は生じるのだろう(あまり近付くと弾かれてしまう)。さすがにクリエーターだけあって風景の捉え方色合いの描き方が絶妙である。そのうえ、他の芸術家(写真家や、現代美術家)の作品が所々にちりばめられているので、それらをひとつずつ調べながら読むのも、すごく楽しかった。小説以外のミヤギ氏の作品も観てみたい。

黒薔薇

黒薔薇

 

吉屋 信子 著

★2019.04.18   現在のフェミニズムブームで、韓国やアメリカの書籍が注目されていますが、日本の女性たちが読むべき本はこの本だと思います。
上野千鶴子さんの東大での祝辞が話題になったように、まさに和子は、両親にも校長にも進学を反対され、事故か自害かわかりませんが、失意の中亡くなってしまいます。また章子が嘆くように、学校は少女たちを良き家庭人に育てる事に夢中で勉学を簡単に切り捨てようとします。これは過去の話ではありません。冒頭の、章子が良い生地でお布団をしつらえそうとしたら、「嫁入り道具か?」と周囲に言われてしまうシーンなんて、多くの女性が、誕生日に食洗機や洗濯機をもらってしまうようなことと、全部つながっているように思います。
私は「少女小説」という名前に騙されていました。今こそ!日本の女性たちは吉屋信子や石井桃子を読むべきだと思うのです。ぜひ復刊させていただきたいです。

夢も見ずに眠った。

夢も見ずに眠った。

 

絲山 秋子 著

★2019.04.15   とてもよかったです。私の読みたかった絲山秋子さん、という感じ。直近で「絲的ココロエ」を読んだので、うつに関する描写を特に真剣に読みました。
岡山県民としては、岡山が重要な場所として取り上げられていて、嬉しかったです。ただ、林源十郎商店は2010年9月にはなかったと思うので、そこは違和感が出ました。