読者の声 最新一覧
ご投稿いただいた最新の読者の声をご紹介しています。
働く女性が35歳の壁を乗り越えるためのヒント
錦戸 かおり 著
★2009.11.28 35歳にかかわらず、働く女性への応援歌。
「こんな時あなたはどうしますか?」上司と合わない、後輩の方が仕事ができる、転職したはいいけど前の会社の方が良かった等々、ふさぎ込んだ心に「こんな考え方もありなんじゃない?」と語りかけてくれる。
そして、最後に「あなたはどう思いますか?」の問いかけ。決して「こんな時はこうすべき!これが答えです!」ではない著者の姿勢が「女性達よ、たくさん悩め!」という応援歌に聞こえます。
42色の悩めるストーリーを読み終わった時には、なんとなく心が軽くなる、そして、壁にぶつかった時には再度読み返したくなる一冊です。
卵・乳製品・砂糖を使わない やさしい玄米のお菓子
きむら かよ 著
★2009.11.17 久し振りに見かけたマクロビのスイーツレシピ本に魅かれて購入。買ってみて大満足。身近な食材で、しかも面倒な工程が少なく、甘味も油も少なく作れるところが気に入っています。何冊か卵・乳を使わないレシピ本を持っていますが、簡単に作れてタルトやパウンドケーキのようなオシャレなお菓子が作れる本はなかなかないと思います。中でも、話題の生キャラメルがまさかまさかのマクロビで作れるだなんて感激です。玄米のお菓子と銘打ってますが、玄米粉や薄力粉も混ぜたレシピになっています。それにより、もちもちして団子っぽいお菓子になりがちなところを、薄力粉などで問題解決できるよう、食感にまで気を配られているんだと感じました。
くまとやまねこ
湯本 香樹実 文 酒井 駒子 絵
★2009.11.04 本屋さんで何気なく手に取ったこの絵本。読み進めるうちに本屋さんでボロボロ泣いてしまいました。こんなことは初めてです。
くまの心象風景のように、ずっとモノクロだった挿絵が、少しずつ色づいていくのが印象的でした。
くまも、やまねこも、ことりも大好きです。
くまとやまねこの音楽団がわが町に巡業に来る日を待ちわびています。
洋梨形の男
ジョージ・R・R・マーティン 著 中村 融 編訳
★2009.10.18 誰の心の中にも潜む陥穽を執拗に描くジョージ・R・R・マーティンのサイコホラー集大成といった趣の短編集。中でも表題作「洋梨形の男」は秀逸。主人公の女性が越して行ったアパートのごみ溜めの様な地下室に醜怪な洋梨形の男が住んでおり、その男に延々と付きまとわれるという話。ヒッチコックのホラーもそうだが、それが現実なのか主人公の妄想なのか分からないところが怖い。それが夢の中や仕事にまで侵入してくるしつこさに至ってはもはや嫌悪感を通り越して読者は読むことを止められなくなるという仕掛けになっている。それにしてもお菓子のチーズ・カールがこんなに怖かったなんて考えたこともなかった。他にも自分の妻や娘の精神をズタズタに傷つけながらも彼女たちのことを書かずにいられない狂気の小説家の話など、一度読み始めたらやめられなくなるものばかり。
くまとやまねこ
湯本 香樹実 文 酒井 駒子 絵
★2009.04.16 読み終わって書名が「くまとやまねこ」と再認識したとき、本書の内容の奥行きの深さを感じました。「くまとことり:生と死」は別れは辛いが、心の中に生き続けるものであって「くまとやまねこ:生と生」は現実の世界で生き続ける…悲しみを乗り越えて日々の生活を送りながら、心の中に生き続ける思い出と共に『今』を充実させて行きたいとおもいました。
空に唄う
白岩 玄 著
★2009.04.02 若い坊主が出会ってしまった女性の幽霊…この世に未練を残す“彼女”の手助けをするうちに縮まりゆく“二人”の距離…叶わぬと知るがゆえのあまりにもやさしくせつない恋物語。一点の曇りもない青空のような清らかな透明感と、まったく音を感じさせない静寂さが印象的です。
『野ブタ。をプロデュース』で文藝賞を受賞し、華々しく文壇にデビューししたのは、2004年。あれからの4年半が、いかに実りの多かった時間だったことは、この新作が証明しています!
空に唄う
白岩 玄 著
★2009.03.28 薄く、白い、靄がかかったような表紙は、この作品全体に広がる静けさと優しさをあらわしています。
この静かで優しい物語は、最後まで静かに、優しく終わっていきます。
この終わり方には賛否両論があるのではないでしょうか。
思えば著者の前作「野ブタ。をプロデュース」もとても後味の悪い終わり方でした。
しかし、一見よくある爽やかな青春小説である「野ブタ。」が、芥川賞候補に選ばれた理由は、最後に物語を爽やかから、ゾクッへと一変させたあの終わり方にあると思います。
そして、今作「空に唄う」にも終わり方に特徴があります。
最後の静かさがこの作品を単なるエンターテイメントではなく、純文学とさせているのではないかと。
大ヒットの前作を知らなくても、
この作品だけで、名作と感じられる作品だと思います。
空に唄う
白岩 玄 著
★2009.03.18 静かな感動。ひと言ひと言の“やさしい感じ”に共感した。きっと、一文一文を丁寧に書きあげていったのだろう。
こんな時代だからか、他人に合わせようとしすぎてなかなか本当の自分を表に出せない海生さんに好感がもてた。碕沢さんが望むことを考え、喜んでもらいたいのだけど、死んだことがない海生さんは自分の感覚でしか考えられない。だからこそ、海生さんのせつなさが際だち、碕沢さんの孤独が強調される。
人との関わりとは何か、自分の気持ちとは何か。
この本を売りたい。多くの人に、読んでほしいから。
精霊たちの家
イサベル・アジェンデ 著 木村 榮一 訳
★2009.03.13 チリを舞台に、一世紀にも及ぶ家族の歴史と当時の世相を描き、間然するところがない。まさに本書は、傑作です。本書では、三代にも及ぶ女性の人生が描かれていくのですが、そこはラテンアメリカ、登場人物も、出来事も普通にはいかない。なにせマジックリアリズムのお国ですから。物語は数々の魅力的なエピソードに溢れています。ここは天性のストーリーテラーといわれるアジェンデの独壇場、巧みな語りに翻弄され、投げ出され、思わずうれしい悲鳴をあげてしまいます。
ぼくは、この一作で完全にこの作家の虜になってしまいました。
これまで、彼女の作品は何作か翻訳出版されているのですが、その中でも本書はダントツのおもしろさ。
小説を読んできて、ほんとに良かったと思える作品でした。
本書を読んでいる間、至福の時間が訪れるということは、保証いたします。
空に唄う
白岩 玄 著
★2009.03.11 「死んだはずの女の子が目の前に現れる」 …TVドラマやコミックではありがちな設定なのに、惹き込まれるように読み進めました。それは、じいちゃんをはじめとした個性豊かな脇役や、まるで我が事のように不器用な青年坊主の主人公・海生と、亡くなっているはずなのに魅力的な碕沢さんのおかげでしょう。
海生が碕沢さんに対して抱く思いの変化や、自分の思いを上手く伝えられずに親切ばかりが先に立つ様子は、三十路を過ぎた男子なら必ず共感してしまう極上の恋愛小説です。
でも僕にとってもう一つ大事なテーマがありました。それは、「死んだ人にしてあげられることってなんだろう?」海生がじいちゃんに問いかけるやりとりを読んで、僕も亡父を思い出しました。本当に心底に響き、心に残る作品でした。
空に唄う
白岩 玄 著
★2009.02.22 主人公の海生みたいな人と結婚できたら 毎日穏やかに生きられそうな気がする。個人的には じいちゃんが一番好きかも。日常の描写が良いなぁ。ユーモアたっぷり。1回目はストーリーが気になって一晩で読んじゃいましたが 今は表現のおもしろさをゆっくり楽しんでます。
長生きの決め手は「酵素」にあった
鶴見 隆史 著
★2009.02.20 読みました 酵素の大事さがわかりました 今は大根おろしをおおく取り 野菜を多く取っています
おかげで 便通も良くなりました
お腹周りも少なくなってきています
この体験談を元に酵素の本を宣伝 及びみんなにお話をしたいと思っています
空に唄う
白岩 玄 著
★2009.02.17 とても不思議なお話なのに 違和感なくひきこまれてゆきました。 読み出したら止まらなくて・・・ ちょっと切ないけれど なんだかさわやかな気持ちになれました。ありがとうございます。
プリンセス・ダイアリー 悩める見習いプリンセス篇
メグ・キャボット 著 代田 亜香子 訳
★2009.02.17 この年になってプリンセスに憧れてこの本を読むとは…と最初思いました。
しかし、現在思うような恋愛をしてきていない今までの人生を振り返って悩んでいた私に、またドキドキ感を呼び覚ましてくれました。
どーせマイケルのような紳士、でもキュートな男の人はいないと思っていましたが、思い返せば、私にもマイケルに似た思い人が2名いたな~と思いました。一人は本名もマイケル(ポーランド人)!!
この年になってミアのようにモジモジしたり悩んでいる暇はないですが、純粋に人を愛し愛されたいと思いました。
子供が生まれたら、絶対に読ませ、冒険しなさい!!って言いたいです。
日本にもダンスパーティーがあったらな~と思いつつ。
くまとやまねこ
湯本 香樹実 文 酒井 駒子 絵
★2009.02.14 くまの悲しい気持ちが、自分と重なりました。
私は母を亡くして、まだくまのようになれてはいないけど、そうならなければいけないのだということを、もう一度考えるきっかけになったような気がします。
このお話しは、くまが前を向いて行く話しですけれど、実はやまねこもそうなのではないかなと感じました。
あのタンバリンは誰がたたいていたのかなと思うと、やまねこにも悲しい過去があって、くまと出会ったことで、やまねこの悲しみも消えていったのではないかなと…そんな風に思いました。
くまの旅立ちであって、やまねこの旅立ちでもあったのかなと…。
二人とも、もう一人ではないのですから…。
二人の旅が、ずっとずっと続いていけますように…。
素敵な物語を、ありがとうございました。
若返り気功術
丁 治紅 著
★2009.02.03 氣功に関する本もいくつか読んでみましたが、この本は氣功をエネルギーの観点から説明しているので、単純明快でとてもわかりやすいと思いました。同時に自分の体は自分で守るもの、自分でコントロールできればずいぶん変われるものであることも内容を読んで十分納得できます。生活していく上で大事で身近なテーマが、エネルギーという観点で考えると非常にわかりやすく、「目から鱗」という感じで、現代人必読の1冊と思います。
大人の塗り絵 日本の歳時記編
船橋 一泰 著
★2009.01.31 船橋さんのお祭りの絵が大好きでポストカードを飾っています。私は絵を描くのが苦手でまして飾るなんてもってのほかでしたが、絵を見ながら塗ると上手に書けたみたいでうれしく飾ってみました。
それに、季節感があって、5歳の娘と絵について話をしながら塗るととても楽しいし、日本の文化を伝えていけてとてもいいな~と思います。
ぜひぜひ、シリーズ化して欲しいです!!
大人の塗り絵 日本の歳時記編
船橋 一泰 著
★2009.01.18 船橋一泰さんの日本の文化を伝える絵が大好きで、私も原画に近づけるように塗ってみました。我ながら上手にできて部屋に飾ったら、友人に思わず褒められて、作品を増やそうと頑張っています。季節に合わせて変えるのもいいと思います。
くまとやまねこ
湯本 香樹実 文 酒井 駒子 絵
★2009.01.11 独特な色と「だって、ぼくたちは ずっとずっといっしょなんだ」という言葉に、一瞬で心を奪われました。
とりに灯る色が、この世界の中で、
本当に切ない光をはなっているように思うのです。
くまが心に鍵をかけてしまわないように、
とりが風を運んでくれたのかな。
やまねこの、本当に自然な優しさにも、感謝の想いでいっぱい。
だって、ぼくたちは ずっとずっといっしょなんだ
わたしも、そう思うよ、くまくん。
大人の塗り絵 日本の歳時記編
船橋 一泰 著
★2009.01.10 船橋さんの絵が大好きなので楽しみにしていました。
私には、あまり絵の才能がないので、上手に塗りこなす自身は全くないのですが、船橋さんの塗り方を研究しながら地道に頑張っていこうと思います。
墨絵をやっている父親にも、勉強になるからと渡しましたら、頑張ってみるか、と言っていました。
続編、期待しています。