単行本 46変形 ● 308ページ
ISBN:978-4-309-20908-1 ● Cコード:0097
発売日:2024.07.22
定価3,190円(本体2,900円)
○在庫あり
-
ニューヨークを舞台に、若者たちが抱える焦りと輝きをクールな筆致で捉え、ナボコフがサリンジャーと並べて鋭い才能を讃えた「新時代の代弁者」、待望の本邦初作品集!
「夢のなかで責任がはじまる」という一作の短編により鮮烈な登場を果たすや、ウラジーミル・ナボコフ、T・S・エリオットらにその鋭い才能を絶賛され、20世紀アメリカ文学史上に一条の軌跡を残した伝説的作家デルモア・シュワルツ。
サリンジャー、チーヴァー、フィッツジェラルドの系譜に連なる、若者たちの焦りと輝きをクールな筆致で捉えた「新世代の代弁者」、待望の本邦初作品集。
●文=ルー・リード
●装幀=クラフト・エヴィング商會(吉田浩美・吉田篤弘) -
序文 ルー・リード
夢のなかで責任がはじまる
アメリカ! アメリカ!
この世界は結婚式
大晦日
卒業式のスピーチ
陸上競技会
生きる意味は子どもにあり
スクリーノ
訳者あとがき 小澤身和子
著者
デルモア・シュワルツ (シュワルツ,デルモア)
アメリカの作家・詩人。1913~1966。ナボコフ、エリオットらがその才能を絶賛し、ソール・ベロー、鮎川信夫、ルー・リードなどに影響を与えた。短篇集『夢のなかで責任がはじまる』、詩集『創世記』など。
ルー・リード (リード,L)
1942年ニューヨーク州ブルックリン生まれ。1965年ヴェルヴェット・アンダーグラウンド結成。1972年ソロ活動に入る。2013年没。
小澤 身和子 (オザワ ミワコ)
翻訳者。訳書に『アメリカ死にかけ物語』『サワー・ハート』(以上、河出書房新社)『クイーンズ・ギャンビット』(新潮社)『覚醒せよ、セイレーン』(左右社)『ベル・ジャー』(晶文社)など。
読者の声
個人的にはサリンジャーよりデルモア・シュワルツの方が深く心に刺さった。じぶんの青春時代を代弁してくれ身につまされたが、それ以上に中年・老年になって読んでさえも失われし青春時代の痛みがこの作品集を通してふかい味わいをもたらすのだ。詩人でスタートした彼の文章は、散文のことばだけでは描き切れないようで、時折、詩のことばが顔をみせる。それが読むものに意味以上のかがやきをみせるのだ。鮎川信夫が詩「必敗者」でデルモア・シュワルツを描いた。詩の人が小説のことばに反応したのだ。今では小説が優勢。詩は読まれなくなった。詩歌は流行してるが読まれてるかはあやしいものだ。書くほうが多いのでないか。詩のことばが読まれなくなった。社会も世間もわかりやすい散文にとびつき、わかりやすいことばを投げる。雑な社会になった。ことばの圧力はこれからも増えるかもしれない。 (NORI.CO.LTD さん/57歳 男性)
青春時代。ぼくは純粋病にかかっていた。繊細な癖して自意識だけ高かった。デルモア・シュワルツの短編「夢で責任が始まる」(畑中佳樹訳)を読み、そんなぼくのインチキは一蹴された。その後、鮎川信夫の傑作詩「必敗者」と出会いデルモア・シュワルツがとても気になった。だから、坪内祐三訳で「スクリーノ」が読めた時、大金が手に入ったら坪内訳で彼の短編集を出したいと夢見たほどだ。あれから月日が経った。河出書房新社の英断によってデルモア・シュワルツの短編集が出た。しかも小澤身和子さんのすばらしい訳で。デルモア・シュワルツは、サリンジャーやヘンリー・ジェイムズ、バーナード・マラマッドと比べてマイナーポエットな作家だけれど心のベストワンだ。彼の作品は、ぼくに一条の光を与えてくれた。文庫化の際、詩もいくつか追加して下さい。
(NORITAKA IMAMURA さん/57歳 男性)
この本の感想をお寄せください
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお気軽にお寄せください。
投稿された内容は、弊社ホームページや新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
※は必須項目です。恐縮ですが、必ずご記入をお願いいたします。
※こちらにお送り頂いたご質問やご要望などに関しましては、お返事することができません。
あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ




