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ノンフィクション

地球の上に朝がくる
懐かしの演芸館

五球スーパーラジオで聴いた川田晴久とダイナブラザーズ、アチャコと浪花千栄子、捨丸・春代、金語楼――戦後の少年たちに“世界”をひらいてくれた芸人たちのすばらしい笑芸の数々。

日本文学

人間の零度、もしくは表現の脱近代

鈴木　貞美 著

戦後的理念・天皇制は、現代の表現に何をもたらしたか。「新青年」、戦後文学を再見しつつ、歪められた言説空間を逆照射し、人間の零度より位置付けられた、新世代による戦後＝現代批判。

〔紀行ミステリー〕

仙台ミステリー傑作選

小林　久三 著

文庫・新書

食人国旅行記

マルキ・ド・サド 著 澁澤　龍彦 訳

異国で別れた恋人を探し求めて、諸国を遍歴する若者が見聞した悪徳の国と美徳の国。鮮烈なイマジネーションで、ユートピアと逆ユートピアの世界像を描き出し、みずからのユートピア思想を体現した異色作。

地図はさそう
自然と人と詩と

堀　淳一 著

地形図の読み方、目的と用途によって異なる種々の地図、空中写真、時代と文化を反映する地図、地図のつくり方とおいたちなど、豊富な知識と話題が地図への興味をかきたてるエッセイ風「地図入門」。

ミューズのおくりもの
西洋音楽史の旅

オルフェウスの神話世界から現代音楽の誕生まで、ヨーロッパ音楽の歴史を豊富な図版で紹介。音楽様式や作家の解説だけでなく、楽器や劇場の歴史なども紹介した、小学生から大人まで楽しめる音楽の入門書。

世界奇談集　２
ウソのような本当の話

Ｒ・リプレー 著 庄司　浅水 訳

世界中をたずね歩いて集めたアッと驚くような、ウソとしか思えないような怪談奇話のかずかずを軽妙な文章とユニークな挿絵で描き世界中の人々の話題をさらい、ギネスブックのさきがけとなった奇書。

日本文学

江戸戯作文庫

作者胎内十月図

流行作家の内幕ものが江戸時代にもあったという珍しい一冊。草双紙、滑稽本はどのように作られたのか。作者自身が登場し、執筆の手順、出版流通の実態が今でも同じで笑いを誘う。

どうぶつランド・　ねこ

ホッターのびのび　たのしいまいにち

ノンフィクション

サムの息子

Ｒ・Ｄ・クラウズナー 著 中森　明 訳

"若い女性を狙う通り魔""サムの息子""はニューヨーク市民を恐怖の底に落としこんだ。殺人者の告白テープや関係者の証言をもとに､なぜ殺したのか､どう逮捕したのかを綿密に再現する。"

コミック

カワデ・パーソナル・コミックス

熱風ひばりヶ丘

平口　広美 著

両親を殺され、なぶりものにされた女ひろみが繰り広げる怨念の復讐劇。平口広美独壇場のウルトラ・エロティック・バイオレンス・コミックス。

日本文学

無縁塚

妻と二人の子供と20年ぶりに訪れた故郷。ようやく出会った昔の隣人たちと、言葉少なに語られる思い出。極北の原野に眠り生きる死者生者を、緊張した文体で描く、短篇作品集。

日本文学

河出女性ロマンシリーズ

リラ冷えの街

渡辺　淳一 著

札幌の四季の移ろいに彩られて育ち、サロベツ川北原野の泥炭地に埋められた愛の形見――うす紫色のリラの花さく北国に、現代の愛のはげしさとむなしさを描く長篇。

日本文学

和魂洋才の系譜

平川　祐弘 著

日本と西欧の文明が微妙に交錯する過渡期・明治を背景に、その生涯と密接に絡んで発展した森鴎外の精神の軌跡――該博な知識と豊富な資料で考察する鴎外とその周辺の文化論。

〔紀行ミステリー〕

東京新宿ミステリー傑作選

半村　良 著

摩天楼のビジネス街、ネオン輝く不夜城の繁華街、新都心の荒野をさまよう男女を誘い込む奇怪非情な悪の百鬼夜行と大都会の罠を胡桃沢耕史・田中小実昌・河野典生らが描く、ミステリアス新宿千夜一夜物語。

〔冒険小説シリーズ〕

地獄の鍵

Ｊ・ヒギンズ 著 佐宗　鈴夫 訳

文庫・新書

世界性風俗じてん　上

福田　和彦 著

哲人アリストテレスの説いた避妊法から、古代インドの後宮の性生活、中国・アラビアの性愛術、性解放をとげた国々の紹介まで、古今東西230余の性に関する エピソードで綴る性風俗ものしり事典。

文庫・新書

世界性風俗じてん　下

福田　和彦 著

哲人アリストテレスの説いた避妊法から、古代インドの後宮の性生活、中国・アラビアの性愛術、性解放をとげた国々の紹介まで、古今東西230余の性に関する エピソードで綴る性風俗ものしり事典。

日本文学

聖なる夜　　聖なる穴

今、さまよえる謝花昇の魂がよみがえり、青年を反逆の闇へといざなう――沖縄の近現代を貫く悲劇と、それに抗うものの運命をポリフォニックに描き出して、深い感動を呼ぶ秀作。