読者の声 最新一覧
ご投稿いただいた最新の読者の声をご紹介しています。
渚のリーチ!
黒沢 咲 著
★2022.03.06 初心者でも上級者でも、麻雀に真剣に取り組んでいる方なら、是非一読してほしい内容。今後より一層麻雀が面白くなるし、大げさではなく人生の指針にもなる一冊だと思います。
親愛なるあなたへ
カンザキ イオリ 著
★2022.03.04 読んでいる時間は周りの声が聞こえなくなるほど本に引き込まれました、、、!
曲としての「あの夏が飽和する。」も本としての「あの夏が飽和する。」もどちらも私の大好きな作品です。
一回目は曲を聴き。二回目は本と歩み。三回目また曲を再び聴くと、鳥肌が鮫肌になるほど、考え方が変わってくると思います。
あの夏が飽和する。
カンザキ イオリ 著
★2022.02.26 初めてこんな分厚い本を読んだのですが内容が凄すぎて楽しく読み切ることができました!
人類よさらば
筒井 康隆 著
★2022.02.09 改めて筒井氏の才能に驚かされました。マッド社員シリーズでは、コロナ禍になって広く導入された在宅勤務や、テレビ会議を半世紀も前に取り上げていたのですね。
社判を押すためだけに出社する滑稽さまで描写するとは。
恐るべし筒井康隆。
デイヴィッド・ボウイ完全版
和久井 光司 責任編集
★2022.02.01 表紙がティン・マシーンで、ボウイ以外のメンバーはシルエット、背表紙はジギー、そして裏表紙は「ロウ」、副題に「SOUND+VISION」と、この装丁に唸りました。デイヴィッド・ボウイのことをよく分かっている人間でなければ、こうはならないでしょう。和久井光司さんはじめ、本書の制作に関わった皆さんに、脱帽です。私はボウイを聴き始めてから今年で45年経ちますが、私のボウイ熱は、下がるどころか、ますます上がり続けています。ボウイは私の、永遠のヒーローです。
クイズ日本人の質問
NHK・クイズ日本人の質問 編
★2022.01.31 長年、まずい時の事を、ヤバイ、と言う事が有りますが、いつ頃から使われてきたのでしょうか?またヤバイが使われたのは日本のどの地域からでしょう?長年自然に口からでましたが疑問てす。
絵引 民具の事典【普及版】
岩井 宏實 監修 工藤 員功 編 中林 啓治 画
★2022.01.31 まず内容がとてもすごいし昔の暮らしがわかった
林月光a.k.a.石原豪人画集 花咲くオトコたち~ボーイズ・ラヴの悦び
林 月光 著
★2022.01.30 林月光のさぶを中心としたゲイアートが、これでもかというほど楽しめました。カラーイラストは美麗で目の保養になり、さぶ連載の「林月光 月光仮面劇場」の文章まで収録されていてお得感満載。知る人ぞ知る寿司屋の青年のお話が読めて最高にハッピーです。モノクロ絵は筋肉のリアルな質感が美しいです。解説も読み応えありました。
令和に300ページ超えの林月光の画業が拝めるのはとても貴重です。刊行ありがとうございました
非色
有吉 佐和子 著
★2022.01.27 2022/1/27NHK「おはよう日本」で『非色』が紹介されていました。昨年 図書館読書会の課題本「2021良かった本ベスト3」を選びましたら『非色』が1位でした。有吉さんは若い頃にアメリカや中国へ留学、当時のありのままの描写や差別が何十年経っても変わっていない実態も感じとられます。人は自分を肯定するために優位を装い重ねるが、ハーレムから下界を眺めりゃみんなちっぽけな同じ人間ってことです。復刊に至るまで長い時間を要したが、逆にそれを感じさせない新鮮な作品でした。なぜ重版が途絶えたのか不思議に思いました。
ロデリック
ジョン・スラデック 著 柳下 毅一郎 訳
★2022.01.27 ロデリックと一緒に奇妙な奇妙なカオスの海を泳ぎました。怒りたいのか泣きたいのか笑いたいのかごちゃ混ぜのような気分で、結局吹き出して笑ってしまう。
貴重な読書体験ができました。
続編『Roderick at Random』も出版して欲しいです。
純猥談
純猥談編集部 編
★2022.01.09 内容と表紙イラストがとてもマッチしていますね。どういう人がこのテキストを書いたのか知りませんが、かつての携帯小説風でありながら、やはりコロナ時代の若者の不安を感じさせました。
ジュリアン・バトラーの真実の生涯
川本 直 著
★2022.01.06 蠱惑的なジュリアン・バトラーと堅物のジョージ。二人の長い物語と時間を共有することができ、幸せでした。そして最後の訳者あとがきを読むためにこの長編を読んでいたのだとわかりました!挑戦的な新しい小説のスタイルに感謝。
おいしい資本主義
近藤 康太郎 著
★2022.01.06 偶々著者の講演を聴く機会があり、その後図書館で借り手に取りました。著者については朝日新聞のコラムを以前より読んでいました。
内容について、非常に驚きました。現在話題となっている「人新世の資本論」にも通じるような指摘が多くなされていました。2015年以前においてです。また、私自身が山村に移住していた事もあり、都会からの偏った目線ではなく、実際にコミュニティーに飛び込む体験に基づいた、田舎生活の素晴らしさを存分に伝えていると感じました。
実際に手元に置いて何度も読み返したいと思いましたが、版が切れているという事を知り、非常に残念です。重版を希望します。
もう空気なんて読まない
石川 優実 著
★2022.01.03 「怒る人は理性が足りない」「感情的な人はかっこ悪い」という考えがこびりついている自分にとって、衝撃的な一冊でした。
「喧嘩もコミュニケーション」「自分の怒りをないことにしない」「思う存分闘う幸せ」
本のなかで石川優実さんが発する言葉は刺激的かつ好戦的に見えるけれども、これらはなにより自分を大切にする姿勢の表れだと気づかされました。
「怒る」という人間の自然な感情を押し殺さなくたっていい。
「空気」を読もうと、つくり笑いを浮かべてわきまえなくていい。
本の帯にある通り、「私たちは、もっと怒っていい。幸せのために」
自身の感情や気づきに素直に生きること。
それらを教えてくれるこの本は、フェミニズムへの理解を深めてくれただけでなく、「自分や女性の解放の書」だとも感じました。
もう空気なんて読まない
石川 優実 著
★2022.01.03 フェミニズム(女性学)の思考を基にした自らの体験談をフェミニズム視点で紐解くエッセイ。
専門的になりがちな言葉一つ一つが自身の体験に照らし合わせながら語られるので身近にフェミニズムを感じられます。
ご本人自体が学ぶ前と学んだ後での感じ方をご自身の言葉で丁寧にかかれているのも
とてもわかりやすくて共感できます。
いわゆるウィキペディアでの表面的な語彙の説明ではなく、生きた体験と自身が受けた女性差別を元に語られる話だからです。
一部男性が読むと自身が知らないうちに内包していたミソジニーが可視化されて行く事も起こります。
なので自身の持つミソジニーと向き合うのにも最適な本です。
女性の視点で正しい怒りについて語られるべきことも書かれています。
その怒りはかっこいいんだ!
フェミニズム入門書(バイブル)としてお勧めます。
もう空気なんて読まない
石川 優実 著
★2022.01.03 エッセイですから「価値観が違う」と感じると読み進めないなんてことありますよね。でもこちらのエッセイは少し違います。その価値観、あなた自身どこから来てるでしょう?その背景には思い込まされた誰かや社会の都合がないかしら?というところ迄がこのエッセイの真髄で、フェミニズムを読み解く社会学的視点がふんだんに散りばめられた宝箱のような作品になっています。恋愛観、セックス観が違っても、"読むべき"はその違いからあなたの思考を決めて支配している"何か"。人間らしさとは価値観や恋愛観、セックスでは左右されない本当のあなたらしさを大切にすること、それをまっすぐあなたに問いかける異色のエッセイです。普通の女性が自ら経験し気付き傷つきながらも声をあげたことが、そのまま"フェミニズム・女性学・社会学"だった、これは決して学者では書けない"等身大のフェミニズム"です。
JK、インドで常識ぶっ壊される
熊谷 はるか 著
★2022.01.01 インドに旅行する予定がコロナ禍のため中止になりましたが、状況がよくなったら行こうと思っています。タイトルの「インド」の文字に惹かれて本書を手にし、最初の数ページをめくりました。インド滞在を面白おかしく書いた体験記かと思い、書店で購入しました。前半は予想していたとおりでした。後半は一気読みでした。筆者の疑問や戸惑いは、私が以前の旅行で感じていたことと同じです。筆者の「自分にできる1滴」として本に著した熱く純粋な姿に胸を打たれました。一人でも多くの人が読んで欲しい本です。
JK、インドで常識ぶっ壊される
熊谷 はるか 著
★2021.12.31 コロナ禍で鬱屈とした2021年の終わりに素晴らしい本に出会えた。ラトウナとサーニャのエピソードとあとがきで涙した。こんな感性を持った若者なら分断された世界を救ってくれると希望が持てた。著者と同学年で受験生の娘にも受験勉強を中断させてでも是非読ませたい。中学3年生の娘さんをインドへ帯同させる決心をされたご両親にも敬服する。
砂糖の歴史
エリザベス・アボット 著 樋口 幸子 訳
★2021.12.30 無知だったからなのだが計らずも人種差別というものがどのように成立したのかを知ることができた
そして改めて植民地支配というものは絶対に正当化できない所業だと思った。
比較的読みやすいが500ページ近くあるため読み終わった時の満足感は大きかった。
文藝 2019年冬季号
★2021.12.15 こちらに掲載されている山野辺太郎「孤島の飛来人」を何度も読み返しています。
デビュー作『いつか深い穴に落ちるまで』の楽観的で笑いをさそう出だしから一変して、本作は冒頭から切羽詰まったトーンが配され、どこか不穏でせつない雰囲気が漂います。
人類が「風船で飛行する」という奇抜な着想と温かいユーモアは健在ですが、二重の生を生きる男の葛藤と、うつくしい島の描写や人々の交感のあり方に心が震える作品です。
終わらない「戦後」を未来に向けてひらいた小説としてもすばらしいだけに、雑誌でしか読めず、読者の手に届きにくいのは残念です。
御社HPにも掲載のとおりテレビ番組でも紹介され、多くの方が山野辺太郎を知りたがっている今、単行本化を強く願います。