読者の声 最新一覧

ご投稿いただいた最新の読者の声をご紹介しています。

投稿のしかた

くもをさがす

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西 加奈子 著

★2023.04.29   私は救急の看護師であり、一児の母です。救急の場という事もあり、患者様やご家族様にとって辛い場面がたくさんあります。自分も一緒に辛くなって、何と声をかけたらいいか、とても悩みました。でも一緒にその場に居る事、寄り添える事が私だからこそできる事!「ハグ」ができたら、もっと力になれる?そんな事も思いました。カナダの看護師の寄り添い方は日本とはまた違う寄り添い方かもしれないけど、常に西さんを救っていました。私にもできるだろうか?いや、私も救いたい。看護師だからといって、別に強がる必要はなくて、怖いものは怖い。辛いものは辛い。自分にもシンプルに患者さんや、そのご家族と、その瞬間の傷みを共有していきたいです。正解をいつも探していたけれど、別に正解が必要なわけじゃなかったです。カナダの看護師らの言葉や行動はユーモアがあって、とても大好きになりました!

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西 加奈子 著

★2023.04.28   私もガンサバイバーです。
ひとつの目安と言われる5年が過ぎ、定期検診の度に何も異常が見つかっていないにも関わらず、ずっと言葉にできない"恐怖"を、
ふとした瞬間に襲ってくる"恐怖"を感じて過ごしていました。
でも、この本を読んで『キャンサーフリー』という言葉に出会って、そして自分は自分の身体のボスであるという西加奈子さんの言葉で、
憑き物が落ちたようなスッとした気持ちになりました。
何も恐れることはない! 
私の周りにも感謝すべき素晴らしい人たちや
物事がある。 大きな安心と安堵をもらえた本でした。 西加奈子さん、ありがとう。
西さんの癌の事だけでなく、この世にコロナ禍という大変な時代があったんだという事実と状況が書き記されていた事も大きいと思います。
読み終わった本はすぐに手放して来ましたが、
この本は久しぶりに絶対手元に置いておきたいと思っています。

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西 加奈子 著

★2023.04.28   私は現在とても健康ですし、自由です。
約10年前に離婚して、4年前に前職を辞めて、息ができるようになり、心身ともに健康になり自由になりました。
でも、加奈子さんが感じられた恐怖、悲しみ、苦しみ、そして、治療後に感じられた自由と、だからこその恐怖…を、何故か手に取るように理解でき、感じ、身体中と脳内をいろんなものが駆け巡りました。
そして、私もつい最近辿り着いた、その全てをひっくるめて私は私であり、それは他人も同じだということ、その心境に辿り着けた歓びを共に味わえていることに、感動し、感謝し、自然と涙が溢れました。
心より…ありがとう❤️

すべての、白いものたちの

すべての、白いものたちの

 

ハン・ガン 著 斎藤 真理子 訳

★2023.04.28   さほど本を読む方ではないのですが、この作品は一気に読み上げました。生死にまつわる記述から始まり、重いかなと思ったら、繊細で美しい文章に引き込まれ、さらに力強さを感じました。短い物語でまとめられていて、リズム感を持って読み進めることができました。私の中ではベストブックです。

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西 加奈子 著

★2023.04.25   昨年、乳がんが見つかり仕事の調整をして入院、手術しました。当時の上司に「不幸だ」と言われました。がんという病名にインパクトはあるけれど、それが不幸か?と問われたら違うと思います。幸か不幸かを決めるのは自分。
乳房再建を決め、やっと今がんと向き合っていると思います。

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西 加奈子 著

★2023.04.25   一気に読みました。トロントの近くのピーターボロで留学していたこともあり、カナダ生活を懐かしく思いながら。
ずっと心の奥にあって、口に出せないもやもやの気持ちがやっと分かりました。治療が終わってもやっぱり、どこか怖いんだと。それで、その気持ちは正直でいいんだとカナコさんに教えてもらえました。よかった。ありがとうございました。

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西 加奈子 著

★2023.04.25   今年の2月が卵巣癌が見つかり、その1週間に緊急手術となった。左右の卵巣は林檎の様なサイズと巨大化していた為にかなり苦労して取れたらしい。一緒に取るはずだった子宮はカリフラワーの様になってしまいあちこちに癒着してしまい残っている。一度退院し、3日後には、イレウス疑いで再入院。やっと退院した所で、西さんが朝イチに出演されてる姿を見てとにかく読みたくなった。TVで涙を堪えている西さんの姿も忘れられない。
共感する部分も多く私の心を元気にしてくれた。同じ様に私も沢山の人に助けられ支えられている。その中にこの西さんの本も入っている。良かった出会えて、沢山の人に読んで欲しい。元気にしてくれてありがとう。

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西 加奈子 著

★2023.04.24   本を読んでこんなにぼろぼろ泣いたのは初めてでした。生身の西加奈子さんが、私のことを思って書いてくれた手紙みたいな文章。やさしくてまっすぐな言葉たちに、怖さを抱えながら生きる勇気をもらいました。

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西 加奈子 著

★2023.04.24   ありがとうございました。いい本でした。西さんの文章は言葉はサラッと入ってきて気持ちの良いものでした。
今回も世界とは日本とは私とは、静かに考える時間を下さいました。涙はちょちょぎれたけれど、自分ととことん向き合って深く深く掘り下げてみようと思えました。
大好きです。

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西 加奈子 著

★2023.04.24   西さん、あなたの言葉、読ませていただきました。抗がん剤治療が終わったばかりで疲れた私の心身に沁み渡りました。まるで漢方薬のように。書いてくれてありがとう。

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西 加奈子 著

★2023.04.24   朝イチを見て、図書館の蔵書を検索。無かったので直ぐに購入しました。その時点では、メルカリで売る事を想定。
(ごめんなさい)一気に読後。私の娘に先ずは、是非読んでもらいたい。そう思うのと同時に、作家である西加奈子さんをリスペクトする意味でも、売ってはならないと強く思いました。大切に持ち続け、大事な人の何かの折には、救いになる役目を果たしてくれる本だと確信しています。

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西 加奈子 著

★2023.04.24   あさイチ見ました。ただ純粋に異国で大病した時どのようにされたのだろうと気になりました。
ほぼ一気に読んでしまいました。私には珍しいし、
このように感想を送ろうと思ったのも初めてです。
本当に生死にかかわる大変な体験記です。
西さんが仰るように闘病記ではなくて。
カナダでの生活やご家族のこと、お友達やご近所との関係性は実に生活感があり素敵だと思いました。もちろん、カナダの医療事情や実際に受けられた治療の様子は時に厳しい状態を克明に丁寧に書かれていますが、関西弁がなんかよかったです。
実は西さんの作品はまだ読んでないので、これを機に読んでみようと思います。今更でごめんなさんね。

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西 加奈子 著

★2023.04.23   西さんと同じ誕生日の同世代です。
娘が産まれて間もなく、母が乳癌で他界しました。抗がん剤治療はたったの2ヶ月で、あっという間に生活全てが変わりました。
残された父と幼い娘の世話に追われ、人に頼ることの苦手な私は、自分で自分に我慢と忍耐を課して意固地になっていました。
本を読んで、狭い価値観の中で縛っていたのも生きづらさを選んでいるのも、自分自身なんだと気付かされたようです。
愛ある人になりたいのならば、まず自分と対峙するのが先なのだと感じました。

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西 加奈子 著

★2023.04.23   同病の経験があります。
赤裸々に正直に書いて下さったと感じます。
特に治療を終えられてからの「待って、まだ怖いねん」という言葉には本を前に激しく頷いてしまいました。「そやねん。怖いねん。分かるわー」と。
西さんの強さ、大らかさ、優しさ、繊細さ、深い洞察力、賢さ、色んなものが文章から溢れて、面白く読み進める事ができました。

私もBRCA2の変異を持っております。
時にデリケートすぎる扱いを受ける事に居心地の悪さを感じる事もしばしばです。
西さんがご公表下さった事はとても嬉しく、心強く思います。感謝申し上げます。

生きてこの本に巡り逢えた、それは本当に素晴らしい奇跡ですね。

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西 加奈子 著

★2023.04.22   西さんは 抜群に素敵だ。
テレビで よくぞ 言ってくれた!! と涙ながらに拍手をした。
わたしも、私であることに 自信をもちたい。
知らぬ人からの ジャッジを恐れず
「うるさい。知らんわ。じゃかぁしい!!」と
笑って ハツラツと歳を重ねよう。
まだまだ やりたい事は山ほどある。
再発があったら また治療すればいい。
この本があれば、前を向いていける。
西さん、本当に ありがとう。

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西 加奈子 著

★2023.04.22   2009年に左全摘、リンパ節も切除しました。抗がん剤と放射線治療ののち翌年、胸壁に再発、ふたたび抗がん剤治療。ぼろぼろになりましたが、14年たって再発は今のところなしです。『くもをさがす』関西弁が力強くて最高でした。西さんもきっと大丈夫!新しい西加奈子として存分に飛翔してください。

政治的良心に従います

政治的良心に従います

 

江宮 隆之 著

★2023.04.21   2023年3月の北海道新聞「湛山に学べ」というコラムで、この人物を初めて知りました。このような内閣総理大臣がいたとは、まったく知りませんでした。北朝鮮のミサイル、ウクライナ侵攻、デフレや円安などに取り巻かれる現在は、湛山の生きた時代ととても似ていると気づきました。愛国政策に踊らされる前にぜひとも広く読まれて欲しい。評論家がこの人物について記述すると、どうしても難しくなってしまうが、この本はフィクション仕立で大変読みやすく、年代を問わずお勧めできます。

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西 加奈子 著

★2023.04.20   がんの怖さを知るだけでなく、カナダの人々の人間性にとても感動しました。特に、医療従事者の方々の接し方。日本では絶対にありえない接し方。けれど、素敵な接し方。
他にも、病気のことだけではなく、西加奈子さんの周りにいらっしゃる方々が印象的です。
「日本人は『情』を、カナダ人は『愛』を大切にする」という言葉から、日本の良い面もあるけれど、カナダの良い面もしっかりあって、「日本はいろんな意味で狭い」ということにとても共感しました。
また、「身体が健康なら、精神も安定する」という言葉に勇気をもらいました。

ブラザーズ・ブラジャー

ブラザーズ・ブラジャー

 

佐原 ひかり 著

★2023.04.07   佐原さんに出逢えたのは、この作品のおかげです。他者を介在せずとも自分が幸せだ、と言えるものを持っている人の強さと優しさを知りました。自信を持って好きだ、と言えるものを持ちたいし、今ある私のそういうもの達を、もっともっと大切にしたいです。他人同士、分かり合えることの方が少ないけれど、それでも、相手を知ろうとする努力を惜しみたくない、と思えました。そして、そういう願いを読みながら感じながらも、自己満足の行為としてではなく、相手とちゃんと向き合うことや、向き合おうとしている自分と向き合うことって、どれだけ難しいんだろう、とも同時に考えることが出来ました。この本に出逢えてよかったです!

ウホッホ探険隊

ウホッホ探険隊

 

干刈 あがた 著

★2023.03.31   自分の感情を抑えて、母、妻の立場を優先する主人公に泣かずにはいられません。別れた旦那から経済的援助がある故、離婚後も劣等感を引きずっている。こんなに身勝手に浮気した旦那を子供の前でキレイに立てなくても良いのに、もっと自分の気持ちに素直に自然に生きて欲しい。あなたはしっかり子育ての責任を果たして日々頑張っているのだから、と勇気つけたい気持ちです。干刈あがたさんの人生と重ねてしまいます。気苦労から病魔に押し潰されてしまった人生だったのでしょう。人として、いつでも1人で生きて行ける覚悟を持って自分の人生を大事にしたいです。命には限りがあり、いつか別れが必ず来る。だから今生きている自分の気持ちをもっと労るべきです。笑顔で素直に楽しく生きたい。
干刈あがたさんの作品をこれからも愛読して行きたいです。