読者の声 最新一覧

ご投稿いただいた最新の読者の声をご紹介しています。

投稿のしかた

ダンシング玉入れ

ダンシング玉入れ

 

中山 可穂 著

★2022.08.06   中山可穂さんの世界にまたしても引きずり込まれました、面白かったという言葉だけでは表せないですが面白かったです。宝塚のファンではないですが、詳細に織り込まれていて宝塚見てみようかなと思ってしまいます。人が人を想う気持ちを丁寧にそして激しく雄叫びの様に表現される中山可穂さん。これからも読み続けます。

人民をわすれたカナリアたち

人民をわすれたカナリアたち

 

永山 則夫 著

★2022.08.03   『人民を忘れたカナリアたち』は大変優れた文献だと思います。
曖昧な、プロレタリートを『貴族的プロレタリート』と『下層プロレタリート』に分化させたことです。
日本資本主義の東南アジア等への進出は何を産み出したのか?
現地の財産を唯同然で奪い取り、それを日本本国の労働者など(上層市民)に分配されたこと、永山氏はこれを帝国主義の恩恵を享受されている層(貴族的プロレタリート)と表現した。
一方で、60 年代日本資本主義は日本国内の困窮する農村では中学を卒業しばかりの子らを大都市に集め、使い捨て労働力として扱ったことです。永山氏もその一人でした。彼は、この層を下層プロレタリートと表現しました。

読書とは何か

読書とは何か

 

三中 信宏 著

★2022.07.25   本書が初めての著者の本です。たまたま最近数学者の森毅さんと竹内啓さんの対談の本を読んでおりましたためか、著者の飄々とした愉快さが森毅さんの文章に似ているところがあると感じています。この本を、きっかけに著者の本3冊が自分の本棚に加わりまた!

いぬ

いぬ

 

ショーン・タン 著 岸本 佐知子 訳

★2022.07.22   言葉も絵も個別具体的でかつ抽象的。15000年前から変わっていないいぬと人との関係が、その普遍性が、圧倒的な説得力をもつ美しい詩になっている。

ダーク・ヴァネッサ 上

ダーク・ヴァネッサ 上

 

ケイト・エリザベス・ラッセル 著 中谷 友紀子 訳

★2022.07.22   ページをめくる指先が冷たくなり動悸が抑えられない。かつて少女であり現在は少女の親である自分にとっては、どんなホラーより恐ろしく残酷な小説でした。
大人になった私は、ストレイン側だけではなくヴァネッサ側も含め、(程度に差はあれど)似たような種類の欺瞞を、実はいくつも見てきた、という事実を認識して怖かったのです。
けれども、というかだからこそ、これは中高生、女の子には特に読んでもらいたい。教科書に載せて欲しいくらいです。そうしたらきっと新たな大小ヴァネッサが生み出されることは相当抑制できると思います。あるいは社会だとか文化だとかを変えるかも。
読むのにエネルギーが要るし読後感も決して良くないけれど、それくらいの衝撃と力を持った本だと思います。みんなに読んで欲しいです。

1989年12月29日、日経平均3万8915円

1989年12月29日、日経平均3万8915円

 

近藤 駿介 著

★2022.07.19   「平成バブル崩壊はなぜ起きた?」ずっと知りたいと思っていたことに、明確な答えをお示しいただき有難うございました。すべてが目から鱗でした。
この本を読んで、金融自由化すすむ過程で簿価分離や業務純益の公表などの当時の複雑な金融制度の変更経緯やメキシコ債の暴落などが引き金になっていたということを知り大変驚きました。
非常に丁寧に分かりやすく説明されていて、先物取引の知識が乏しい人にも理解できる内容になっていると思います。
バブルは新技術とともにやってくるという言葉は非常に示唆的で未来に対する警鐘だと思いました。アベノミクスの出口戦略が見えていない中、2035年以降のGPIFの資産取り崩しの局面で再び、バブルが起きるのではと心配しています。
著者の豊富な知見を活かして、ぜひデフレ脱却を見据えた金融機関や政府の戦略について考えていただきたいと感じました。

百億の昼と千億の夜 完全版

百億の昼と千億の夜 完全版

 

萩尾 望都 著 光瀬 龍 原作

★2022.07.17   この本をじっくり読む(絵を楽しむ)ことができて、著者のお2人はもちろんですが、編集の方々に深く感謝します。

イギリスの歴史

イギリスの歴史

 

君塚 直隆 著

★2022.07.02   これまでに読んだイギリス歴史の本で最も面白く、詳細であった。「この人とこの人はこういう関係で、こうした背景があり〇〇という行動に至った」といった背景がわかりやすく書かれており、とてもためになる本である。私のような高齢者が読んでもワクワクが止まらず、もっともっとイギリスのことを知りたくなった。ぜひ若い人たちに広く読まれてほしい。この本に出会えたことを嬉しく思う。長生きしてこの著者の本をこれからも読みたい。

図説 アルプスの少女ハイジ 増補改訂版

図説 アルプスの少女ハイジ 増補改訂版

 

ちば かおり/川島 隆 著

★2022.06.29   7月9日から、私の住む街にある「浜松市美術館」で、「ハイジ展」が開催されることもあり、展示会の予習のためにもと、本書を買い求めました。子どもの頃、文庫で『ハイジ』を読んで以来、私の心の片隅には、ハイジが住んでいます。本書をめくっていると、自分の子ども時代のあれこれが、脳裏に浮かんで来ます。永久保存版として、ずっと大切に取っておきたい一冊です。次はぜひ、『図説 あしながおじさん』を出してください。

JK、インドで常識ぶっ壊される

JK、インドで常識ぶっ壊される

 

熊谷 はるか 著

★2022.06.24   たまたま新幹線の待ち時間、書店の書評コーナーで題名を見て手に取る。たまにはこんな本もいいかなと買ってみた。タッチが面白い。インプットされる五感から成長が読み取れ、あっという間に読み終えました。よっかたよ~

自閉スペクトラム症の女の子が出会う世界

自閉スペクトラム症の女の子が出会う世界

 

サラ・ヘンドリックス 著 堀越 英美 訳

★2022.06.10   確かafcpさんがツイートでお薦めしてくださった書籍です。表紙をとった時の鮮やかなピンクと表紙はちょっと怖い感じもするけど、青い感じの対比がいいな。
私自身ASDの当事者ですが、ASDだったんだと視界が開けた時の感じでした。

幼少期はぶんぶん首を縦に振りながら、読み進めたら、該当する部分をドッグイヤーしていたらほとんどになってしまってました。なかなか老年期まで書かれたものはないので、書かれていて、見通しが持てて良かったです。
一番印象的だったのは、必ずしも子どもの頃に診断を受けなくてよかった、もし診断を受けていたら人生の選択肢が狭まっていたかもしれない内容です。親はなぜ気づかなかったのかと時々気にしてくれますが、この書籍の内容を共有しました。そして、いつ診断を受けても人生の選択肢がより多い人生になる様な社会にしていきたいです。
翻訳してくださった堀越さんありがとうございました!

なんでもいっぱい大図鑑 ピクチャーペディア

なんでもいっぱい大図鑑 ピクチャーペディア

 

スミソニアン協会 監修 DK社 編

★2022.06.04   自分が子供のころ夢中になって読み耽った総合図鑑のようなものを娘にも与えたくて色々比較検討した結果こちらを購入。
購入の決め手は、日本中心ではない所。
動植物から偉人まで、世界的な視野で編纂されているので、世界の中の日本の立ち位置も読み解けて、これからの世界を生きる娘には良い視点を与えられたと思う。
分からないことがあるとすぐにスマホで検索していた娘も、最近はまずピクチャーペディアで調べるようになり、知識を広げる図鑑と速効性のあるスマホとを使い分けれるようになったと感じる。

「頭痛くらい」で病院へ行こう

「頭痛くらい」で病院へ行こう

 

水沢 アキ/清水 俊彦 著

★2022.06.02   自分は頭痛持ちなのか否かわかりませんが、緊張頭痛を患って脳神経外科に掛かり、先生から頭痛の本を紹介してもらいました。やはり未だに日本人の頭痛は仲間に理解してもらいにくいのだなという事がよくわかります。でも、頭痛はなんてこったないという判断はやはり間違えているなと思うようになりましたね。下手すればくも膜下出血という事もありますから。

5分後に犯人に迫るラスト

5分後に犯人に迫るラスト

 

エブリスタ 編

★2022.05.28   異なるテイストのミステリー小説を9篇一気に読み切れます。謎に迫るのは現代日本の刑事のみならず、クローン探偵や魔女の名探偵などさまざまです。追われる側にも追う側にも人間ドラマがあります。すぐに読み終えられる短篇小説でありながら、ラストで明かされる意外な真実やどんでん返しなどミステリー小説ならではの楽しみに溢れています。

攻める。

攻める。

 

吉田 秀彦 著

★2022.04.26   とても分かりやすく、子供たちに読ませたい本です。我々の憧れ、柔道家吉田秀彦さんの素顔を感じます!
販売すぐに買いましたが今更の投稿ですみません。

一冊でわかる中国史

一冊でわかる中国史

 

岡本 隆司 監修

★2022.04.13   調べ物用に購入しました。
とても面白かったので、十数分で読んでしまいました

副音声

副音声

 

大林 利江子 著

★2022.04.03   初めまして、勤務先の同僚の薦めで読ませていただきました。
テンポが良い文章に、序章からどんどん引き込まれていきました。
「彼」の景色では、色々なことが頭を巡りました。親の思い、子の思い、友達の思い、自分の人生に重なりました。パラグライダーのシーンは本当に素晴らしく、自分も飛んでいる気持ちになりました。泣きながら読みました。
函館には行ったことがありませんが、目の前に景色が見えるようでした。機会があったら是非行きたいと思いました。
表紙もとても春らしく素敵でした。
読んでいて、この物語が、映画か、ドラマか、アニメか、何か映像になったら素晴らしいだろうなと綺麗だろうなと強く思いました。書いてくださった大林利江子様、薦めてくれた友人に感謝いたします。
大林さんのこれから益々のご活躍ををお祈り致します。

意味が分かると怖い話

意味が分かると怖い話

 

藤白 圭 著

★2022.03.29   すっごく面白いです!

おらおらでひとりいぐも

おらおらでひとりいぐも

 

若竹 千佐子 著

★2022.03.12   市の図書館から借りて読みました。1.文書が一般に見られる表現と違って柔らかくて心にしみます。2.体の中からの声を聴いた云々の表現がありました。当方、並行して親鸞(丹羽文雄著)を読んでいるのですがこの中に親鸞が体内から発する仏の声を聴いて悟りの境地に近づいたという内容がありまして、この小説と不思議に重なり心に響きました。これはこちらの一方的な心情でしょうか。

かわいい方言手帖

かわいい方言手帖

 

ふるさとナマリ研究会 編

★2022.03.11   とても可愛い方言ばっかりで
この本すいとーよ