読者の声 最新一覧

ご投稿いただいた最新の読者の声をご紹介しています。

投稿のしかた

田村セツコ

田村セツコ

 

田村 セツコ 著 内田 静枝 編

★2023.03.24   再販をぜひ、世代的に絶対欲しい本です
定年になって時間が出来、もうドストライクな少女時代のおしゃれマニュアルのワクワクで読み込んでた、あのかわいい田村先生のこんな素敵な本が出版されてて、だけど手に入らない、悲しすぎです私達世代なら多くの元少女が同じ思いをしてます。どうか懐かしいときめく、田村セツコワールドに行きたいです
再販をお願い申し上げます

リサとガスパール オペラざへいく

リサとガスパール オペラざへいく

 

アン・グットマン 著 ゲオルグ・ハレンスレーベン 絵 石津 ちひろ 訳

★2023.03.15   リサとガスパールの新作グッズは豊富なのに、肝心の絵本が絶版状態で心配していたので今回の出版はとてもうれしいです。しかも新作が出るなんて!
これからもシリーズの未翻訳の作品の出版も期待しています。
私が特に読みたいのはGaspard et Lisa au Centre Pomipdouです。

くもをさがす

くもをさがす

 

西 加奈子 著

★2023.03.14   日々、自分の肉体、精神と向き合う西さんは
孤独や痛み、弱さ、恐れと同じか、それ以上の喜び、ときめき、そして周囲の人の力、言葉を抱いている。まっすぐに自分と、自分を取り巻く世界を見つめて、自分の人生を、そして世界を祝福する西さんの文章に私は何度も胸が熱くなりました。
ままならなさや弱さも全部抱きしめて、
生きることを肯定してくれる西さんのこの本が
沢山の人に届きますように。

くもをさがす

くもをさがす

 

西 加奈子 著

★2023.03.14   私も同じように癌の疑いを医師に告げられたこと、渡米中にまた別の病気を患ってしまった経験があり(現在も治療中)、西さんの書くことへの想いと本から漲る愛とパワーにただただ圧倒されています。
自分がもらった愛情のバトンを、自分にとどめることなくすぐに誰かへと繋げる強さがすごい。
この本は誰かの生きる希望にもなるし、挫けそうな気持ちに共感し、励ましてくれる力があると思う。
書店員として、このバトン(くもをさがす)を誰かに繋げる役割を担えるのが誇らしいです。

他人に自分を委ねる決定も、自分の生き方を自分で切り拓くという選択も、結局ひとは自分で自分のことを選択するしかないという大切なことを再認識。

自分らしく生きて良いんだと強く思えました。

くもをさがす

くもをさがす

 

西 加奈子 著

★2023.03.12   「私はキャンサーフリーだ!」という言葉に心から祝福したいと思いました。書籍の販売に携わる者として、この本を多くの人に読んで欲しい。病を患っている人、その家族や友人たち、そしてもちろん健康な人達にも。読んだ全ての人が勇気と優しさをもらえる一冊です。

しつこい坐骨神経痛 腰痛は足首テーピングでよくなる

しつこい坐骨神経痛 腰痛は足首テーピングでよくなる

 

萩原 祐介 著

★2023.03.12   医者が書いているのに、すごく見やすくてわかり易かったです。
そして、大半参考になりました。

いつかすべてが君の力になる

いつかすべてが君の力になる

 

梶 裕貴 著

★2023.02.21   高3になる私ですが、未だに夢が決まっていません。そんな中、梶さんの本に出会いとても心動かされました。夢が決まっていなくても、毎日を全力で生きて楽しんで生きていこうと前向きな気持ちにさせられました。是非一度は読んでもらいたい一冊です。

セリーヌ――私の愛した男

セリーヌ――私の愛した男

 

リュセット・デトゥーシュ/ヴェロニック・ロベール 著 高坂 和彦 訳

★2023.01.29   30年以上前にフランス文学を学び、セリーヌの世界に衝撃を受けました。その俗悪さに顔を背けない態度、弱者への視線に感動すると同時に、この独自の文体を、何らの違和感なく流暢に日本語にされた高坂先生の翻訳の素晴らしさに目を見張った記憶があります。時が流れてもはやフランス語とはほぼ無縁の生活になった私ですが、このたび、ふとしたことからセリーヌ作品を改めて読み、この本に巡り会いました。稀代の作家セリーヌの生の声を伝えてくれる、貴重な叙述です。まるでリュセットさんがそこにいるかのような、ライブ感にあふれています。あらためて、高坂和彦先生は、反骨心の文学者だったと同時に、不世出のフランス文学翻訳者だったと思わずにいられません。このような「文学的に貴重で重要な」著書を世に出してくださったことに感謝申しあげます。

虹いろ図書館のへびおとこ

虹いろ図書館のへびおとこ

 

櫻井 とりお 著

★2023.01.26   文体は小学生の語り口ゆえ、小学生の方でも読める作品です。
メッセージ性があり、表紙も素晴らしいので、ぜひ誰かにお勧めしたくなる本だと思います。
僕のお気に入りの部分は、主人公の女の子がきちんと自分の感情を出して怒るところです。
この本には語るべき魅力がたくさんあります。どうぞ読んでみて下さい!

脳科学者の母が、認知症になる

脳科学者の母が、認知症になる

 

恩蔵 絢子 著

★2023.01.25   義母と実母2人の認知症と診断された母の介護を経験しました。医学的に病院でする検査、診断とは別なことがあるとよく思っていました。
恩藏先生のこの本を読んでそうそうとうなづいたり、心がキュンとしたり。泣き笑いしました。もっとはやく出会いたかったご本でした。
母はい今、施設にいるけどまだできることはある!そう思えました。認知症と言われているご家族の方にぜひ読んで頂きたいです。きっと心がホッとすることがあると思います。

浮遊

浮遊

 

遠野 遥 著

★2023.01.24   遠野遥先生の新刊を読みました。
遠野先生の文章は、障害物や隔たりを感じることなく、自分の中にシンプルにすとんとおちてくる。

読んでいると、自己の片隅にあるロックを聴く時のような、
または物理的に淡々と道を歩いている時のあの感覚を覚えます。

事象にふれた際など、時折ひとの内側に現れる「行き場の無い不安感」がひとの中で広がり彷徨う経緯の細やかな描写は、読み進めてゆくことがふしぎと心地よいと感じられるものでした。
いま出会うことができて良かったと感じられる作品でした。

そもそも植物とは何か

そもそも植物とは何か

 

フロランス・ビュルガ 著 田中 裕子 訳

★2023.01.23   植物という対象を軸に、科学と哲学、そして心象、それぞれの解釈の違いを説明していて、まさに本来意義の哲学書だと思いました。
植物系の書籍だと、生物学・生命工学系や、詩・エッセイといったジャンルの方が、売上はよいのかなと邪推いたします。よって、本書のような、やや専門的な知識と感覚を強いる書籍はニッチかもしれませんが、非常に面白いのでぜひ長く展開されてほしいです。訳もとても素晴らしかったと思います。ユーモアと専門的な話のバランスがよくするする読めました。河出さんの書籍は、カジュアルに読めるものから、しっかり深く踏み込む専門書まで幅広くいつも楽しく拝読しております。

著者ビュルガ氏の未翻訳書籍は多数あると伺っています。ぜひ、他書籍の日本語版も出していただけるよう期待しております!

スピン/spin

スピン/spin

 

★2022.12.21   本屋さんで見かけた時この価格でこんないい文芸誌があっていいものか驚きました。電車ですっと読めるサイズ、また使用している紙にもこだわっていて大好きな一冊になりました。

JAL裁判

JAL裁判

 

青山 透子 著

★2022.12.09   青山さんのこれまでの著書全5冊を読み、この6冊目の発売を心待ちにしていました。JALとの裁判内容を、豊富な資料と共に詳細に伝えているばかりか、その裏でJAL側が行った妨害や工作をも明らかにしている点で、勇気を持った行動だと敬服しました。また、その背景にある政界を含めた闇の部分を実名を出して論評していることに、大いに感動しました。まさに渾身の力作であり、是非ともJAL従業員・組合員に読んでもらいたいものだと思いました。

独裁者のデザイン

独裁者のデザイン

 

松田 行正 著

★2022.12.02   独裁政権下の政権による軍事・民心統率など、読み進める程に空恐ろしい気持ちにされる本。
今時には珍しく小口絵が施されており、右側からはヒトラー、左側からはスターリンの肖像が現れ本書を読み進める間中、ずっとその視線に見つめられ監視されている気分にされるある意味恐ろしい本である。

意味が分かると怖い話

意味が分かると怖い話

 

藤白 圭 著

★2022.11.22   まったく本を読まない息子が、漫画以外で初めて「買って欲しい」とおねだりしてきた本。
通っている小学校で人気があるそうで、親子のコミュニケーションツールにもなっています。

スピン/spin

スピン/spin

 

★2022.11.16   めっきり本を読まなくなり、このまま百何十文字の世界にいてはいけないと手に取ったのがスピンでした。優しい紙色と気になる表紙の言葉。裏を返せば昔にタイムスリップしたような価格。閉店間際の音楽に押されてレジへ。

中村文則さんの言い訳満載のグダグダの文を読み、次号も買うことを決意しました。作家の本領を知らないまま去るわけにはいかない。
二号が書店に並ぶのを待ちます。少しずつ読んでいきます。

こぽこぽ、珈琲

こぽこぽ、珈琲

 

湊 かなえ/星野 博美 著

★2022.11.16   31編中、特に印象深いのは、星野博美「ウィンナ―コーヒー」、永江朗「コーヒーと袴」、植草甚一「ウィンナ・コーヒーが飲みたくなったなあ」、山口瞳「国立 ロージナ茶房の日替りコーヒー」、常盤新平「ある喫茶店」の5編でした。

「ウィンナーコーヒー」は、珈琲店「シャルマン」での星野さんの少年期とお店の閉店時のエピソードを綴ったユーモラスで心温まる一編。山口瞳「ロージナ茶房」と常盤新平「ある喫茶店」は喫茶店主との交流を描き、永江さんの落ちの見事さ、植草さん独特の切り口や文章も良かった。

源氏物語 上

源氏物語 上

 

角田 光代 訳

★2022.11.07   29歳の誕生日に、自分へのプレゼントとして購入しました。20代最後の1年でこんなことをした!と言えるものがないかな、やりたいと思いつつやってないことをしたいなと思い、源氏物語を読むことにしました。
まだ上巻の途中ですが、とても読みやすく、それでいて時代の雰囲気が想像できる現代語訳だと感じます。人物関係図や和歌の訳もありがたいです。それぞれの章のあらすじを紹介した一文も素敵です。
購入したときは想像以上の厚さに怯みましたが、毎日少しずつ読んでもまだまだ続きがあり、読むごとに物語の世界が深まることが日々の楽しみになっています。

わがままな選択

わがままな選択

 

横山 拓也 著

★2022.11.03   2022年9月25日号のしんぶん赤旗日曜版の書評をみて購読しました。
生と死の選択。
尊厳死と出産に関する女性の意思決定。多様な人生観や価値観。
医療専門職として、アドバンスケアプランニングの学びが深まりました。
行間に、ハラスメントやジェンダー平等に関する問題提起もあり、結婚観、家族間の見直しにも。
この年齢になると人生をやり直す事はできませんが、余生が良いものになるように考えていきたいと思います。