読者の声 最新一覧
ご投稿いただいた最新の読者の声をご紹介しています。
橋の上で
湯本 香樹実 文 酒井 駒子 絵
★2022.09.18 酒井さんの本は大好きですので 何も考えず予備知識もいれずに購入しました。
読み終えて、心が良い感じでジンジンしました。
今まで、踏ん張り生きてきました。
色々経験して、『死なない選択』をしながら‥
傷ついた言葉 出来事を 流しながら‥生きてきました。
今は 可愛い可愛い宝物の孫達と絵本を味わっています。
それでも この歳になっても昼間の音がからだのなかでいつまでも響くこともあります。
わたしの水辺がたしかにある!光が差し込みました。
早速孫達にも プレゼントしました。「ずっとこの本をそばに置いていてね。』と思います。
高橋英夫著作集 テオリア8 読書随想
高橋 英夫 著
★2022.08.26 高橋英夫さんの著作集が無事に完結したことを、たいへん嬉しく思っております。全巻にbookjacketをかけ、大切にしております。
毎日、あちらこちら、少しずつ読み進めながら、至福の時間を過ごしております。
今まで、どこの出版社も手がけていなかったのが不思議なくらいですが、貴社のおかげで、貴重な文章の数々が、まとまった形で、後世に伝えられていくことができるようになりました。
改めて深く御礼申し上げます。
みんなケンジを好きになる
土肥 美帆 著
★2022.08.25 今巷で話題のケンジの写真集を楽しみに待ってました!初めて見た時から泣けてくるくらいに癒されて、頑張っていこう!という気持ちになれました。
ケンジの周りの猫ちゃんや飼い主さんの関係もよく分かりこれからのケンジ達もすごく楽しみです!
これは小さなお子さんのいる家庭や学校の図書館に置いて頂だけたら嬉しいと思ってます。
写真家の土肥さんの温かな優しさあふれるこの写真集は絶対におすすめです!多くの人達に見て頂きたいですね。、
スガリさんの感想文はいつだって斜め上
平田 駒 著
★2022.08.24 本文はもちろん、直山先生やスガリさんやほかの登場人物たちも個性があってとても面白かったです!
ジュリアン・バトラーの真実の生涯
川本 直 著
★2022.08.23 「まだその手が残っていたか」
つい声に出してしまいました。あらゆる小説を読んで参りましたが、このような見せ(魅せ)方もあるのですね。
流行りではありますが、読み手により立体的な印象を与える作品の中では際立って面白いです。ご馳走様でしたと丁寧に箸を置きたくなりました。
ジュリアン・バトラーの真実の生涯
川本 直 著
★2022.08.16 1ページ目を開き読んだ瞬間から文体そのものに魅了されゆっくり文章を楽しみながらも
一気読みする驚きの体験!
その体験を可能にするのは全編に渡る香り高い文章。
その文章を運動させながら20世紀米文学の現実にフィクションを交え、当時の米文学界を彩った人物たちを周りにその中心をジュリアンバトラーが思うがままに生きようとする。
何が嘘で何が本当かわからない現実とフィクションが入り乱れる、センス爆発の小説。
スガリさんの感想文はいつだって斜め上
平田 駒 著
★2022.08.14 読書感想文が自分で描きたくなる本です。
小学生の時に出会っていれば、長期休みの読書感想文が憂鬱にならずに済んだと思います。
読書感想文って何から書き出したらいいか、あんまり教えてくれない印象でした。この作品に出会って、読書感想文は自由でいいんだと思わせられます。
将来、自分の子供ができたら、読んでもらってから、共通の作品に対して、読書感想文を書き合えたらな。。。って思わせてくれた、そんな一冊でした。
ダンシング玉入れ
中山 可穂 著
★2022.08.06 中山可穂さんの世界にまたしても引きずり込まれました、面白かったという言葉だけでは表せないですが面白かったです。宝塚のファンではないですが、詳細に織り込まれていて宝塚見てみようかなと思ってしまいます。人が人を想う気持ちを丁寧にそして激しく雄叫びの様に表現される中山可穂さん。これからも読み続けます。
人民をわすれたカナリアたち
永山 則夫 著
★2022.08.03 『人民を忘れたカナリアたち』は大変優れた文献だと思います。
曖昧な、プロレタリートを『貴族的プロレタリート』と『下層プロレタリート』に分化させたことです。
日本資本主義の東南アジア等への進出は何を産み出したのか?
現地の財産を唯同然で奪い取り、それを日本本国の労働者など(上層市民)に分配されたこと、永山氏はこれを帝国主義の恩恵を享受されている層(貴族的プロレタリート)と表現した。
一方で、60 年代日本資本主義は日本国内の困窮する農村では中学を卒業しばかりの子らを大都市に集め、使い捨て労働力として扱ったことです。永山氏もその一人でした。彼は、この層を下層プロレタリートと表現しました。
読書とは何か
三中 信宏 著
★2022.07.25 本書が初めての著者の本です。たまたま最近数学者の森毅さんと竹内啓さんの対談の本を読んでおりましたためか、著者の飄々とした愉快さが森毅さんの文章に似ているところがあると感じています。この本を、きっかけに著者の本3冊が自分の本棚に加わりまた!
いぬ
ショーン・タン 著 岸本 佐知子 訳
★2022.07.22 言葉も絵も個別具体的でかつ抽象的。15000年前から変わっていないいぬと人との関係が、その普遍性が、圧倒的な説得力をもつ美しい詩になっている。
ダーク・ヴァネッサ 上
ケイト・エリザベス・ラッセル 著 中谷 友紀子 訳
★2022.07.22 ページをめくる指先が冷たくなり動悸が抑えられない。かつて少女であり現在は少女の親である自分にとっては、どんなホラーより恐ろしく残酷な小説でした。
大人になった私は、ストレイン側だけではなくヴァネッサ側も含め、(程度に差はあれど)似たような種類の欺瞞を、実はいくつも見てきた、という事実を認識して怖かったのです。
けれども、というかだからこそ、これは中高生、女の子には特に読んでもらいたい。教科書に載せて欲しいくらいです。そうしたらきっと新たな大小ヴァネッサが生み出されることは相当抑制できると思います。あるいは社会だとか文化だとかを変えるかも。
読むのにエネルギーが要るし読後感も決して良くないけれど、それくらいの衝撃と力を持った本だと思います。みんなに読んで欲しいです。
1989年12月29日、日経平均3万8915円
近藤 駿介 著
★2022.07.19 「平成バブル崩壊はなぜ起きた?」ずっと知りたいと思っていたことに、明確な答えをお示しいただき有難うございました。すべてが目から鱗でした。
この本を読んで、金融自由化すすむ過程で簿価分離や業務純益の公表などの当時の複雑な金融制度の変更経緯やメキシコ債の暴落などが引き金になっていたということを知り大変驚きました。
非常に丁寧に分かりやすく説明されていて、先物取引の知識が乏しい人にも理解できる内容になっていると思います。
バブルは新技術とともにやってくるという言葉は非常に示唆的で未来に対する警鐘だと思いました。アベノミクスの出口戦略が見えていない中、2035年以降のGPIFの資産取り崩しの局面で再び、バブルが起きるのではと心配しています。
著者の豊富な知見を活かして、ぜひデフレ脱却を見据えた金融機関や政府の戦略について考えていただきたいと感じました。
百億の昼と千億の夜 完全版
萩尾 望都 著 光瀬 龍 原作
★2022.07.17 この本をじっくり読む(絵を楽しむ)ことができて、著者のお2人はもちろんですが、編集の方々に深く感謝します。
イギリスの歴史
君塚 直隆 著
★2022.07.02 これまでに読んだイギリス歴史の本で最も面白く、詳細であった。「この人とこの人はこういう関係で、こうした背景があり〇〇という行動に至った」といった背景がわかりやすく書かれており、とてもためになる本である。私のような高齢者が読んでもワクワクが止まらず、もっともっとイギリスのことを知りたくなった。ぜひ若い人たちに広く読まれてほしい。この本に出会えたことを嬉しく思う。長生きしてこの著者の本をこれからも読みたい。
図説 アルプスの少女ハイジ 増補改訂版
ちば かおり/川島 隆 著
★2022.06.29 7月9日から、私の住む街にある「浜松市美術館」で、「ハイジ展」が開催されることもあり、展示会の予習のためにもと、本書を買い求めました。子どもの頃、文庫で『ハイジ』を読んで以来、私の心の片隅には、ハイジが住んでいます。本書をめくっていると、自分の子ども時代のあれこれが、脳裏に浮かんで来ます。永久保存版として、ずっと大切に取っておきたい一冊です。次はぜひ、『図説 あしながおじさん』を出してください。
JK、インドで常識ぶっ壊される
熊谷 はるか 著
★2022.06.24 たまたま新幹線の待ち時間、書店の書評コーナーで題名を見て手に取る。たまにはこんな本もいいかなと買ってみた。タッチが面白い。インプットされる五感から成長が読み取れ、あっという間に読み終えました。よっかたよ~
自閉スペクトラム症の女の子が出会う世界
サラ・ヘンドリックス 著 堀越 英美 訳
★2022.06.10 確かafcpさんがツイートでお薦めしてくださった書籍です。表紙をとった時の鮮やかなピンクと表紙はちょっと怖い感じもするけど、青い感じの対比がいいな。
私自身ASDの当事者ですが、ASDだったんだと視界が開けた時の感じでした。
幼少期はぶんぶん首を縦に振りながら、読み進めたら、該当する部分をドッグイヤーしていたらほとんどになってしまってました。なかなか老年期まで書かれたものはないので、書かれていて、見通しが持てて良かったです。
一番印象的だったのは、必ずしも子どもの頃に診断を受けなくてよかった、もし診断を受けていたら人生の選択肢が狭まっていたかもしれない内容です。親はなぜ気づかなかったのかと時々気にしてくれますが、この書籍の内容を共有しました。そして、いつ診断を受けても人生の選択肢がより多い人生になる様な社会にしていきたいです。
翻訳してくださった堀越さんありがとうございました!
なんでもいっぱい大図鑑 ピクチャーペディア
スミソニアン協会 監修 DK社 編
★2022.06.04 自分が子供のころ夢中になって読み耽った総合図鑑のようなものを娘にも与えたくて色々比較検討した結果こちらを購入。
購入の決め手は、日本中心ではない所。
動植物から偉人まで、世界的な視野で編纂されているので、世界の中の日本の立ち位置も読み解けて、これからの世界を生きる娘には良い視点を与えられたと思う。
分からないことがあるとすぐにスマホで検索していた娘も、最近はまずピクチャーペディアで調べるようになり、知識を広げる図鑑と速効性のあるスマホとを使い分けれるようになったと感じる。
「頭痛くらい」で病院へ行こう
水沢 アキ/清水 俊彦 著
★2022.06.02 自分は頭痛持ちなのか否かわかりませんが、緊張頭痛を患って脳神経外科に掛かり、先生から頭痛の本を紹介してもらいました。やはり未だに日本人の頭痛は仲間に理解してもらいにくいのだなという事がよくわかります。でも、頭痛はなんてこったないという判断はやはり間違えているなと思うようになりましたね。下手すればくも膜下出血という事もありますから。