読者の声 最新一覧

ご投稿いただいた最新の読者の声をご紹介しています。

投稿のしかた

五十嵐大介

五十嵐大介

 

五十嵐 大介 著

★2014.09.13   店頭でぱっと表紙が目に付いたところ、五十嵐先生の特集本でしたので、すぐに購入させていただきました。
インタビューや対談から、五十嵐大介という人物が何を見ているのか、なにか掴めたような気がします。

発想の源泉となるスケッチや、未収録の作品、寄稿の数々と盛りだくさんの内容に、じっくりと時間をかけて読み込ませていただきました。
とても満足で、お気に入りの一冊になりそうです。

HOSONO百景

HOSONO百景

 

細野 晴臣 著 中矢 俊一郎 編

★2014.08.15   日本のポップスの中心にいたミュージシャンの周りにはどのような音楽と風景があり、彼がそれらをどのように咀嚼して音楽を創作してきたのかがわかる、アーチストとして理想的な自叙伝。

凪渡り及びその他の短篇

凪渡り及びその他の短篇

 

高浜 寛 著

★2014.07.26   穂村さんのセレクトの中に「凪渡り」がありました。余りの孤独の深さに声を失いました。エロティシズムは死生感に裏打ちされているので虚無感に圧倒されました。納戸も繰り返し読んでいます。中でも「水いらず」は読み続けるのが苦しくてたまりませんでした。凝っているな…と思ったのは全ての話が繋がっているからです。レシート~を貼るというのも斬新です。これからも、描き続けていって下さいね。

人間をみつめて

人間をみつめて

 

神谷 美恵子 著

★2014.06.02   20代の頃知り合いに勧められたのがきっかけでしたが、その頃は内容の深さを知ることもなく上滑りで読んでいた。いま40代になり、この20年の間にいろいろなことがあったせいか書店でたまたまこの本に会い、もう一度読んでみるとこんな内容だったのかとこころを揺さぶられました。著者の芯の強さと患者や人に対する温かいまなざしが言葉の中に溢れていて心の中の何かが溶けていくような安らぎがありました。著者によっては対象をつきはなすような冷たい感じを受ける本もある中でこの本は生きる人間にとってとても大切なものだと思います。

ヴィジュアル歴史図鑑 世界の鉄道

ヴィジュアル歴史図鑑 世界の鉄道

 

フランコ・タネル 著 黒田 眞知/田中 敦/岩田 斎肇 訳

★2014.06.02    たまたま書店で見つけて面白そうだと思って買ってみました。長年鉄道ファンをやっていますが、海外の「世界史」について要領よく、しかも詳細にまとめた本はなかなか見当たりません。写真もきれいでお買い得です。
 翻訳も、さすが河出さんだけあって、日本語として不自然なところはほとんどありません。鉄道の専門用語も可能な限り訳されていると思います。ただ欲を言えば、翻訳者も判断がつきかねたのか、”テツ”の文脈で読むとまた違った文章に訳せたのでは?と思うところがあります。
 単なる図鑑に止まらない、技術的にも読み応えのある内容ですので、それをどう”解読”して読むか。それはむしろベテランのファンにふさわしい挑戦かもしれません。 

丸谷才一

丸谷才一

 

河出書房新社 編

★2014.04.06   今日、この本を読みました。
丸谷才一氏は私のとても好きな作家で、たまたま書店でこの本を見つけた時は、嬉しくて、ふらふらと手に取り買いました。

面白い本で、特に網野善彦さんとの対談、水尾比呂志さんとの対談、山崎正和さんと三浦雅士さんの対談が読んでいて快楽を得られました。

「尽くしの宴」という鼎談を読んで、私は漢字そのものが日本の原初にして最大のもの尽くしではないかと思いました。
にんべん、ぎょうにんべん、てへん、けものへん、りっしんべん、くさかんむり、うかんむり等々・・。
象徴的な例は、寿司屋の湯呑みです(笑)。

読んでいて非常に楽しかったです。

水の生きもの

水の生きもの

 

ランバロス・ジャー 著 市川 恵里 訳

★2014.04.06   初めて手にした時の感動は忘れられません。
感動でドキドキしました。
毎晩、眺めてはドキドキしています。
本当に素晴らしい。。

ママだって、人間

ママだって、人間

 

田房 永子 著

★2014.03.20   安彦マリエさんのイベントで、田房さんを知って、そこからファンになりました。
田房さんの鋭い観察力と、それを言葉と絵にする表現力に感動しました。
私の心の中にたまっていたモヤモヤしたものが、この漫画を通してすごくすっきりしました。
私には子どもはいませんが、共感できる内容が多く、これから妊娠、育児をすることがあれば、ぜったい隣において、主人にも読ませたいと思います。
これからも、ご活躍を楽しみにしております。

文藝 2014年春季号

文藝 2014年春季号

 

★2014.02.19   「カノン」。 新聞の書評で手に取った。沼野さんの文間からとにかく凄いからという雰囲気を感じ取って。 海馬を交換する近未来の形を取りながら、 親であること、その親も誰かの子どもであったこと、 働くこと等普遍的なことが語られる。 そして、読後感は、爽やか。 これからも大変だろうけれど、吹っ切れた感じとでも言うのか。 そういう爽やかさ。

影を買う店

影を買う店

 

皆川 博子 著

★2013.12.25   「影を買う店」読了致しました。初出のばらばらで、一般受けはし難いかもしれない作品ばかりかもしれませんが、こうして刊行されたことファンとして非常に有難いです。津原泰水さんの「11」などとも同様に、これからも幻想文学の短編集を刊行して頂ければと存じます。

図説 アレクサンドロス大王

図説 アレクサンドロス大王

 

森谷 公俊 著 鈴木 革 写真

★2013.12.20   アレクサンドロス大王の東方遠征について、渡河の実態、東征を支える裏方、機動性と補給、そしてスサからペルセポリスへの進軍について、自ら現地に赴いて行った調査を元にしたルート特定などがあつかわれています。

アレクサンドロス大王の東方遠征というと、戦略とか戦術についての話や、アレクサンドロス大王と東方世界の関係や東方化政策といった話を扱った本はありますが、このように東方へ遠征するという行為そのものをテーマに取り上げた本は珍しいのではないでしょうか。非常に面白かったです。

シークレット

シークレット

 

L・マリー・アデライン 著 栗原 百代 訳

★2013.12.15   何ですか、この面白さ!
キャシーにジェラシーを覚えてしまう。
本能から充たされていく様はうらやましすぎる。女の自己変革も丁寧に描かれていて、実はスピリチュアルでもあるんですね。
このあと本国では2部作secret sharedがもう出てるんですよね?
訳書が待ちきれないです!!!
(英書買って自分で訳そうとしないていたらくなのであります)

無国籍ヴィーガン食堂「メウノータ」の 野菜がおいしい!ベジつまみ

無国籍ヴィーガン食堂「メウノータ」の 野菜がおいしい!ベジつまみ

 

伴 奈美 著

★2013.12.08   こんにちは。
本屋さんをうろうろしていて発見しました。
知り合いに体調不良で肉を控えなさいと言われている人がいるので作ってみて自分がおいしいと思ったらすすめたいと思っています。
すごい期待をもって買い、今ネットで材料のココナッツオイルや豆乳を購入して到着を待っているところです。

できたら自分も肉が少し苦手なので肉が好きな人も喜んで食べられる朝ごはんレシピや、夜仕事で遅くなってしまった時の簡単レシピ、お母さんと子供が一緒に作れるレシピなどの本も将来的に出してもらえるとすごくすごくうれしいです。

まずはものが到着したら作ってみます!

よろしくお願いします。

水の生きもの

水の生きもの

 

ランバロス・ジャー 著 市川 恵里 訳

★2013.11.23   本当に美しい本です。
手触りもよく、紙ならではの良さが存分に出ていますね。シルクスクリーンなので一つ一つ表情が違うのも魅力だと思います。電子書籍では決して出すとができない紙の本の魅力が存分に楽しめました。

やさしい大人の塗り絵 いきいきと咲く花編

やさしい大人の塗り絵 いきいきと咲く花編

 

丹羽 聡子 著

★2013.10.29   こちらのHPからの購入ではないのですが、本屋で水彩絵の具付きのセットと、この花の本を買いました。
脳の活性化になるだろうと、90後半の祖母にプレゼントするためです。
今流行りの脳トレのゲームやタブレットなどは扱えなかったのですが、これは大成功でした!
もうすごく喜んでいて、今あるものを全部塗り終わったらまた次の本を買おうと思います。

塗り絵なので明確な正解があるわけじゃありません。
間違えが多いと落ち込むこともなく、楽しい、綺麗、とニコニコしながら塗ってます。
欲を言えば…、と言うかものすごく個人的な要望ですが、野鳥や猫、犬と言った身近にいる動物の絵がもっとあったらなぁ…と。

とにかく、値段以上の素晴らしい買い物だったと思います。
素敵な商品に出会えて嬉しいです。
ありがとうございました!

モーツァルト

モーツァルト

 

河出書房新社 編

★2013.10.27   いろんな分野のひとびとの、いわば「モーツァルト体験」的なものによって構成されています。

それは、たとえば、オペラの演出を通じてであったり、同じ作曲家の視点、あるいは、音楽が専門ではないひとびと・・・精神科医、有機化学者、文学者(詩人、歌人)といったひとびとが、それぞれの専門性を通して見えてくるものが収められています。それらを読むことで、私は、モーツァルトについていままで漠然と感じていたこと(というより、かすかな予感めいたもの)が、かたちを伴って示されているような感覚を覚えて、不思議な感動を覚えました。

「音楽を愉しむ」ということの意味あいを考えるきっかけになるような内容だとわたしは思いました。

福島第一原発収束作業日記

福島第一原発収束作業日記

 

ハッピー 著

★2013.10.24   到着して、直ぐに読み始めました。アカウントもフォローしていますが、書籍の形に残されていると落ち着きつつ他の資料や当時の様子と照らし合わせながら読めるのでありがたいです。
Happyさんの気持ち、そして将来への大事な言葉の集まりだと思っています。

どうぞ、これだけでは終わらせないで全て書籍として残してください。絶対に将来必要になります。Happyさん、河出さん、応援してます!

昨夜のカレー、明日のパン

昨夜のカレー、明日のパン

 

木皿 泉 著

★2013.10.16   実に新鮮で、感覚の新しい(新が重複か)表現が一杯で、楽しい(今まで面白いは多々使ったが楽しいは初めてだと思う)。漢字・カタカナ・ひらがなの使い分けもユニーク。笑い・ペーソス・そして涙、『夕子』の章ではこちらも涙が溢れた。今年度kumatan賞第一候補!!!驚き、昼の一気読み。

熟年婚

熟年婚

 

黒川 祥子 著

★2013.10.14   54才の私は、まさしく今恋愛しています。
凄く感動しました。



在日の恋人

在日の恋人

 

高嶺 格 著

★2013.10.10   横浜で鹿児島エスペラントという作品に出会う。
暗やみの空間のなかに入る瞬間はやはり緊張を伴う。しかし、入ってそのインスタレーションを体験すると、何ともその流れてる声楽のように、子守歌を聴かされているような癒しに近い感覚を得た。しばらく、その空間を離れることなく味わい、作家の名前をよく見ると、あの暗いダンス公演の作家の名前が記してあった。

彼の新しいパフォーマンスに最近出くわし、その場で実験、経験として観ているものにのこす。そして、いつもブレない根底の何かに感銘し、ちゃんとこの本と向き合うことにした。
やはり、彼らしいわかりやすい、ことばと観るものに何かを残せたらという気持ちが伝わって、益々好きになる。