河出書房新社
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日本文学
ねえやが消えて 演劇的家庭論
奥野 健男 著
聖女でもあり、魔女でもある存在「ねえや」――かつての文豪達が彼女達に抱いた憧憬と畏怖。彼らの文学世界と「ねえや」との関係を、多彩な思考で展開する、著者会心の長篇評論!
定価2,670円(本体2,427円)
×品切・重版未定
新文芸読本
中原中也
河出書房新社編集部 編
長谷川泰子との恋、愛児の死、三十年の短い生涯と魂の詩を論じる文集。「生涯を自分自身であるという一事に賭けてしまった」(大岡昇平)詩人の生涯。
定価1,282円(本体1,165円)
石川啄木
なき虫、生意気、怠け者。うそつき、甘ちゃん、借金王。詠んだ名歌もお涙頂戴式。啄木って青春時代のニキビのような存在ね、と言う前に本書をどうぞ。
三島由紀夫
どこまでが素顔なのか、どこからが仮面なのか? 昭和45年、45歳で突如その生をみずから断った天才作家の華麗にして劇的な作品と生涯を、恩師、友人、編集者、写真家、女優らが検証する。
やちまた 上
本居宣長の長男に生まれ、失明しながらも「詞の八衢(ことばのやちまた)」により国語学史上に不滅の業績を残した本居春庭の生涯を、構想40年を経て描き出した評伝文学の最高傑作。
定価2,990円(本体2,718円)
やちまた 下
おもいっきり侃侃
国文学の世界で孤高を持して生きる碩学のはじめてのエッセイ集。その学問の方法論を語る「解釈学序説」、そして読む者の既成概念を打ち砕く古典世界への鋭い感想を記す名随想の数々。
宮沢賢治
妹の死に慟哭し、野原や山や星を歌った詩人、林や高原で風や雲が語ったはなしの記録者――?賢治。彼がのこしてくれた数かずの詩や物語、いまも銀河宇宙に散乱する魂についての24篇。
ことば遊び悦覧記
言葉の魔術師・現代短歌の雄、塚本邦雄が、古今東西のさまざまなことば遊びを収集し、それらの作品を解読しつつ、遊びごころの豊かさとその文学的価値を論じた知的悦楽の書物。
芥川龍之介
芥川の小説は何度読んでも面白い。話が面白いだけなら一度読めば十分なのに、なぜだろう。芥川に関するミニ情報とともに、不思議な言葉に満ちた絢爛たる文章世界に遊んでみよう。
夏目漱石
漱石の言葉ってすごくいまの言葉だし「坊っちゃん」の語りのリズムはハードボイルドそのものだ――。沢木耕太郎、橋本治、関川夏央をはじめとする現代的感覚で漱石文学の魅力をさぐる。
太宰治
青春の代名詞のような太宰治。彼の小説をたのしみ、彼の生き方をたどりながら、彼が問いかける愛と友情と正義、自由と恋と革命について考えてみよう。肉親から現代作家までの証言。
澁澤龍彦考
巖谷 國士 著
故澁澤龍彦の若き朋友であり仏文学者である著者がその人と文学を論じた注目のエッセイ集。〈庭〉から〈旅〉へ、たえず変貌しつづけた異才の本質にせまる初めての澁澤龍彦論。
定価2,750円(本体2,500円)
日本文芸史【全8巻】
日本文芸史 第五巻 近代 1
第一部・新しい言葉をめざして/第二部・新しい文学の言葉/第三部・組み替えられる言葉/第四部・文学の制度的確立
定価7,480円(本体6,800円)
海の夫人
谷川 健一 著
民俗学の探求と文学への熱い思いとの交点で生みだされた短歌62首と、短歌のモチーフ(彦火火出見と豊玉姫の物語)に関連のある評論・エッセイを集成。
定価2,136円(本体1,942円)
朝鮮・言葉・人間
朝鮮語への関心から出発し、そこから朝鮮の人間・風土・文学へ向うという道筋を切りひらき、若くして世を去ったパイオニアの仕事を集成した遺稿集。
定価3,738円(本体3,398円)
琉球弧の喚起力と南島論 シンポジウム1988・12・2那覇
吉本 隆明 他
かつて反天皇制の論拠として構想された「南島論」を超国家論の地平へと解き放ち、世界史的視点から日本国家の神話を掘り崩す壮大な知的冒険。
定価1,923円(本体1,748円)
紙の中の殺人 探偵・幻想・少女
川村 湊 著
我が国が生んだ特異な少年・少女文化の影を、足穂や尾崎翠の文学に追いながら、密室なき紙の密室殺人というイメージで照らし出す評論集。
紙オムツ・シンドローム 平成元年への罵詈雑言(クリティック)
渡部 直己 著
汚辱を隠ペイし自堕落な快適にひたるトレンド=紙オムツ症候群を撃て! 気鋭の批評家が聖子、アグネス・チャン現象などを縦横に斬る辛口のコラム集。
定価1,815円(本体1,650円)
言葉からの触手
吉本 隆明 著
「文藝」に連載されたアフォリズムを徹底的に改稿、新たなテクストとして世に問う、吉本隆明の思想、表現の原理の書。思考の運動を体験する本。