読者の声 最新一覧
ご投稿いただいた最新の読者の声をご紹介しています。
日航123便 墜落の新事実
青山 透子 著
★2017.09.25 このJAL123便の事故が事件だとは、よくわからなかった。しかし、この本をじっくり読んで確信した。最後の方の青山透子さんの推測どおりか、それにきわめて近いことが真相だと。
アメリカの知識人でも9/11の真実はスルーしている人が大部分だ。やはり自分の身がいちばんかわいい。私は今後、この本を無視するかどうかを、日本の真の知識人の指標としたい。著者の青山透子さんはまさに超一級の知識人だ。調査能力、文章力は言うまでもなく、その勇気はまことに素晴らしい。
青山透子さま、人間のあるべき姿を身をもって示していただき、本当にありがとうございました。
日航123便 墜落の新事実
青山 透子 著
★2017.09.25 雫石の全日空機墜落事件と重ね合わせると、自衛隊と米軍の違いに突き当たります。在日米軍が関与しているがために、日米地位協定が障害になっているのではないかと思ってしまうのです。ここまで詳細に調べ上げれば、明確で巨大な闇だけが残ります。そうであれば、日米安保に反対ではありませんが、日本の態度はあまりに卑屈です。
他人の始まり 因果の終わり
ECD 著
★2017.09.18 待望のECD最新刊は、自らの出自と現在進行形の日々の営みを綴った家族をテーマとしたエッセイ。植本一子が妻として、母親として『家族最後の日』で書きあげたある家族の日々について、ほぼ同時間帯に、夫であり父親である著者が過ごし感じ向き合ってきたものを客観性を持って綴っている。二冊合わせて読むことで、この国で生まれつつある新たな家族のカタチ、その在り方に触れることができる。この家族がこれからも対峙していくそのフレッシュな営みをずっと読み続けていきたい。ECD IN THE PLACE TO BE.
日航123便 墜落の新事実
青山 透子 著
★2017.09.05 陰謀論は、読めばその真偽はわかる、文章ではごませないと信じている読者として、一読後の思いは、この本に一点の曇りもない。
いままで事故に対して鎮魂の気持ちしかなかったことを恥じて、著者と出版社の勇気ある魂に感謝したい。河出書房から出たことが嬉しい。
「陰謀」というより、大きすぎる「隠蔽」の事件。隠蔽の側にいた関係者も、たぶん心は震えていただろう。
その心の震えも、失態のあまりの大きさに抑えつけて、恐怖が大きい分、事故と自己の正当化に必死になる。
隠蔽側に回った関係者の心の悲惨さ。32年をどうやって生きてきたのだろうか。
消えてしまった多すぎる命、
命をつないだ方の苦しさ、
そして、貨物室の一匹の犬のことが、やたらと思われる。
真夜中のディズニーで考えた働く幸せ
鎌田 洋 著
★2017.09.04 私の娘は、鎌田さんの本に出逢い中学の夏休みの課題である読書感想文において人生観を表現し、見事最優秀の賞を頂きました。
中学3年で、本から得た生き方は彼女の自信と希望を取り戻し、高校受験まで劇的な変化をもたらしました。
今日に至る、生活観と未来に進む人生観を大きく変えて頂きました。
是非、機会があれば感想文を披露して世の中の社会生活に迷う人々に勇気を与えられたら幸いです。
米原万里
河出書房新社編集部 編
★2017.08.31 米原作品には『ロシアは今日も』で出会ってからすぐにはまりこみ、『嘘つきアーニャ』『オリガ・モリソヴナ』で頂点を極め、まさにあさるような心持ちで次々とその作品を読んだ。もうすべてを読まなければ、いられない中毒状態。しかし、10年前、恐れていた別れが到来し、もう新しい作品のページを開くことがないのだ、と思った時点から、その作品への思いは深く深くなっていった。繰り返し読めば読むほど深く深く。よく言えば恋するような、一歩間違えば、ストーカーにも似た気持ち。だから、この一冊は少しずつ、丁寧に読んだ。読み終わるのがもったいから。発掘コレクション、いろんな方の回想、エッセイを読み、また改めて米原さんに魅了され、改めて涙した。最後の編集後記までしっかり読み、米原さんを太陽に例えた編集者の方に心から共感し、読み終えた。また米原さんに会うことができた、そう思った。
きせきの一本松
のはら あい 著
★2017.08.28 震災の絵本を探していて
見つけたました。
可愛いと思い購入しました
松をキャラクターにして
木が動いてる
はじめはびっくりですが、
新鮮な感じがして
ストーリーも感動ものでした
親戚の子供に読み聞かせしたんですが
かなりの好評で、喜んでくれました
普段の何気ない生活のありがたさ
震災で失ったこと、
震災で教えられたこと、
いろいろ、考えさせられました
伝説の応援団CHRONICLE
加藤 明典 著
★2017.08.28 よくぞここまで応援団に肉薄したと感心する。
本書には未掲載だが優秀な応援団も多いので、西日本の大学を含めた続編を出してほしい。
日航123便 墜落の新事実
青山 透子 著
★2017.08.28 一気に読みました。何度も読み返しています。専門的なことは専門家にお任せするとして、私は、青山透子さんの渾身の活動が『520名の生きた証』につながればいいな・・・と感じています。誰もが、いつかは天のみぞ知る寿命を迎えます。しかし、32年前の、あの夏の日に、恐怖の中で強制的に人生を終わらせられた520名の方々の無念さを思うと、今も事故調のオフィシャル的な発表が、どうも嘘くさく『それでいいのかな』と感じます。青山透子さんは、人生を賭けてこの本を出された、そしてご自身を育ててくださった先輩方への思いが著書から力強く伝わってきます。33周忌を期に、どうか、少しずつでも事実が明らかになることを祈るばかりです。
雨の自然誌
シンシア・バーネット 著 東郷 えりか 訳
★2017.08.24 雨をテーマにここまで書けるのか、という大作。
宇宙からの視点で、火星や金星にない雨を持つ地球をとらえる。
かと思えば、暴風雨、主役は嵐のはずなのに、被害は雨がもたらすという視点で見る。
洪水だ。
さらには恵みの雨。農作物に必須の雨。
それにともなう雨乞い、天気予報、、、
人類は雨をコントロールできない。
なくてはならず、しかし多すぎても困り、、
この夏の雨の降り方もどうしたものか、と思っていたら、
また急に暑くなり、、、
細かく読むには膨大すぎたが、凄い本だった。
銀河の通信所
長野 まゆみ 著
★2017.08.20 銀河の通信所というタイトルから、銀河鉄道を宮沢賢治をこの著者のファンとして想像せずにはいられない。
当然のように、あっさりと少年たちも登場してくれる。
小説という既存イメージから切り離された軽快で自由な形式はタルホの詩のようで。全体としては彼の(憧れの)“午後の授業”を受けている気分。
巻末の参考文献をいくつか棚から引っ張り出しては首っ引きにページを繰るのも楽しいし、歯抜けになった何回分かを想像するのも楽しいが、仮にそれが銀河の通信障害のせいだとしたならば、通信所の交信再開を切実に期待したい。
文藝モンスター
二宮 敦人 著
★2017.08.17 まず、読んでみての感想は『やられたっ!!!』っていう感じでした(笑)初めは、この本の題名をみてどんな内容なのかさっぱりわからなかったので読み進めると、登場人物のキャラが濃く、間に出てくるインタビューを読んでいて面白いとも思えましたし、自分にとっての本の見方も変わりました。殺人事件が出てくるところからこの本はまさかのミステリー?と思ったんですけど、205ページの雨漏の『辻褄は合いました』というところから全てひっくり返されましたね。まさか笹野眞子は編集長だとは思いませんでした!そして雨漏はいい男でした(笑)でも、最後まで読んで実はスッキリしてません(笑)この後、笹野はどうやって編集長だということを打ち明けたのかとか、その後の笹野と雨漏の関係も気になります(笑)二宮さんは意地悪だなと思いました(笑)これからも二宮さんの本を読み続けたいです。上手くまとめられなくてすみません。
汝を子に迎えん
松下 竜一 著
★2017.08.15 今まで読んだ本の中で一番重い内容。同じ位なのは「夜と霧」かなと思うが、また違う。囚われる前は幸せだった人もいるはず。ずっと深く考えて来なかった事を細かく見せられ、1日では消化できない。皆生まれた時は無垢な命、愛情があれば心は育つ。愛が受けられず劣悪な環境で育った者の犯した罪は本人に責任があるのだろうか。裁判の詳細を見ると難しい事は何も無い、心の欠落、愛情の飢え。心の問題で起こっている事なのだ。聖書の一説に自分も癒され、笠井夫妻の生き方に感動した。読書でこんなに泣いた経験は初めてだった。
ピアリス
萩尾 望都 著
★2017.08.15 萩尾望都SF原画展で『ピアリス』を知ってから小説を読みたいと思っていました。本が発売され著者も萩尾望都であり、しかも未完と2度びっくり‼末巻のインタビューで「子供は育つのが大変だなぁ」と言うのを読んで、萩尾望都の漫画には子供が生きるのは難しいというテーマが多いように感じた。残酷な体験をした子供の話しであっても、萩尾望都の漫画が好きな理由は、悲劇的に終わるのではなく、必ず救いがあり、憧れさえ感じる人間関係があるからなのかも知れません。
未完の『ピアリス』ですが、必ず救いのある結末を願い、是非、萩尾望都先生に続きを書いて(描いて)いただきたいです。
きょうの日は、さようなら
石田 香織 著
★2017.08.12 母ってなんだろう?
冒頭のキョウコの生みの母親が亡くなったあと、
彼女は様々な母に出会ってきた。
スミレさんにしかり、オカマのママたちもどこか母のような。
形は問わず、「母のような人」には出会えるのだろう。
生みの親よりも、スミレさんのことをよく回想するキョウコに、少し違和感を感じながらも、過ごす時間の貴重さと想い出の作り方とは何事かをを感じた。
また折々出てくる飴、ケーキ、などの食べ物も、思い出を重ねるには易しいのだと感じた。
今を生きるだけではなく、過去を重ねた上にある「いま」の捉え方に作者なりの記憶の重ね方を垣間見た。
時間を空けての再開は、無理やり記憶を続けて重ねているようで、その軋みに胸がキリキリと痛みました。
母、食べ物、思い出。そして、神戸と思われる街並み。
作者の視点で周りを見渡してみる。
そんな一冊です。
日航123便 墜落の新事実
青山 透子 著
★2017.08.11 衝撃の書。よくここまで調査された。憶測、推測を極力排し、証言、事実を組み立て、最後は驚く推測を読者にせまる。実は自分の友人もこの飛行機を見てる。話しているときに聞いた。ただ長いこと音信もなく、状況をききたくても確かめようがない。しかし世間に流布し、定説とされている圧力隔壁の修理ミスと金属疲労とによる破壊ではあり得ない。嘘で塗り固め隠蔽された重大事件。知らなかった自分は戦慄を禁じ得なかった。
どこかの国なら映画化されるだろうか?いや米軍、自衛隊が関わっていては無理だろうか。
日航123便 墜落の新事実
青山 透子 著
★2017.08.04 本屋で偶然目にして、「天空の星たちへ」の続編だと思い、購入しました。さらに掘り下げた内容で、一気に読了しました。筆者の勇気と矜持が伝わってきます。あの事故では、高校の同級生が亡くなりました。30歳の外科医でした。婚約者が伊丹空港に迎えに来ていたと聞いています。彼の無念を晴らすためにも、何とか真相が明らかになることを願っています。この事故をリアルタイムでは知らない世代にも是非とも読んでほしいと思います。
石原豪人
中村 圭子 編
★2017.07.24 新装版を購入しました。本書は石原豪人という巨人の概要をつかむための、まさに「入門書」。石原氏の真価は、林月光名義の「SMエロス」にあります。ぜひ次回は林月光氏をはじめとする昭和のSM雑誌の挿絵画家を特集した「SM小説挿絵画集」の刊行をお願いします。林月光氏では団鬼六とコンビを組んだ「花と蛇」「夕顔夫人」「無残花物語」「地獄花(続・夕顔夫人)」 「禁断の欲望」あたりの名品を希望します。
きせきの一本松
のはら あい 著
★2017.07.16 絵本を読んで感動しました。
親戚の子どもにも読み聞かせると
喜ばれました。
心にしみる絵本です。
子どもも大人も楽しめる感じですね
とても良かったです。
つくりおきイタリアン
大島 節子 著
★2017.07.15 美味しいイタリアンを、身近な材料で作れるのが嬉しいです。一つのレシピからいろいろアレンジ出来るのでとても助かります。
ワンパターンになりがちな我が家の食卓が彩り豊かになりました。