単行本

アキノシ

秋の死

韓国現代短編小説

中上 健次

キム・スンオク

ハン・スンウォン

チョン・サングク

ソヌ・フィ

ユン・フンギル

単行本 46変形 ● 304ページ
ISBN:978-4-309-20951-7 ● Cコード:0097
発売日:2026.07.28

定価3,960円(本体3,600円)

○在庫あり

  • ぼくはあの屍体を自分のものにしたかった――。戦争、独裁、力の支配。過酷な時代を全身で駆ける、巨匠たちによる豪華傑作選。韓国文学アンソロジーの金字塔が遂に復刊! 中上健次生誕80年記念企画。

    日本で見出せなかった感性が、
    エネルギーあふれ眩く存在していた。
    ――中上健次

    この昏くて深い、脈打つ森を抜けて
    韓国文学は疾走してきたのだ。
    ――斎藤真理子


    パルチザンの襲撃があったその翌日
    死んだ「アカの匪賊」を見るため
    ぼくは小学校の同級生たちと一緒に
    廃墟と化した街を駆け抜けた――

    少年の透き通った感性を描いた表題作や
    ハン・ガンの父による快作などを収録した
    韓国文学アンソロジーの金字塔がついに復刊!


    ********

    目次

    秋の死      金承鈺(キム・スンオク)
    トンネル     韓勝源(ハン・スンウォン)
    高麗葬      全商國(チョン・サングク)
    単独講和     鮮于煇(ソヌ・フィ)
    夢見る者の羅府  尹興吉(ユン・フンギル)
    罠        朴範信(パク・ボムシン)
    駱駝の目玉    黄晳暎(ファン・ソギョン)
    闇の魂      金源一(キム・ウォニル)
    解説       中上健次

    【書き下ろし解説】
    韓国現代短編小説をめぐって  白川豊

著者

中上 健次 (ナカガミ ケンジ)

1946年和歌山県生まれ。74年『十九歳の地図』でデビュー。76年『岬』で芥川賞、77年『枯木灘』で毎日出版文化賞、芸術選奨新人賞を受賞。他の作品に『千年の愉楽』『地の果て 至上の時』『日輪の翼』等。

キム・スンオク (キムスンオク)

金承鈺。1941年大阪生れ。ハングル世代の作家。第一回李箱文学賞を受賞。

ハン・スンウォン (ハン スンウォン)

韓勝源。1939年韓国・全羅南道道長興郡生まれ。李箱文学賞、現代文学賞など受賞多数。2024年にノーベル文学賞を受賞したハン・ガンの父。著書に『月光色のチマ』等。

チョン・サングク (チョン サングク)

全商國。1949年韓国・江原道洪川郡生まれ。現代文学賞、東仁文学賞、尹東柱文学賞など受賞多数。著書に『偶像の涙』など。

ソヌ・フィ (ソヌ フィ)

鮮于煇。1922年韓国・平安北道定州郡生まれ。著書に『火花』など。座談会『日韓 理解への道』(司馬遼太郎ほか)に参加。

ユン・フンギル (ユンフンギル)

尹興吉。1942年生れ。『長雨』が中上健次から絶賛され、交流が始まり日本でもさまざまに紹介された。

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