河出書房新社
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日本文学
幻想の未来
岸田 秀 著
日本近代における「近代的自我」の確立は不可能な企てであった。その幻想を追究してきた日本の病いを鋭利に分析した待望の力作。近代日本とは何かを問うた岸田心理学代の代表的エッセイ。
定価1,324円(本体1,204円)
×品切・重版未定
現代口語狂室
渡部 直己 著
スタジオ・ボイス誌上に大好評連載! ポスト・ニューアカデミズムはこれだ。古館伊知郎、田中角栄、三浦和義――ポップヒーローたちの言説を笑いをもって批評するポップ記号論。
定価1,320円(本体1,200円)
江戸戯作文庫
方言修行 金草鞋 2
(東海道篇) 新趣向の道中記、東海道名所めぐり三十丁。一九自筆の下絵を添付して、狂歌と駄洒落はいよいよ冴えわたる。膝栗毛につづく江戸のベストセラー登場!
定価2,200円(本体2,000円)
わんちゃ利兵衛の旅
神崎 宣武 著
大黒屋一家の盃を受けて利兵衛の旅は始まった。巧みな口上で茶碗を売る――このしたたかな芸で世間を渡っていったあるテキヤの生涯を追い、その社会の実像に迫る。
定価1,650円(本体1,500円)
腹筋逢夢石
江戸人の遊び心に大喝采の一冊。鳥獣魚虫の身振りやものまねをしながら人間批評をしてみせる趣向。声色ものまねを「おうむせき」という。この本のおかげで江戸もものまねブームがおこった。
定価2,776円(本体2,524円)
新しい書き手はどこにいるか
三田 誠広 著
“くっ、くっ、――コピーライターなんぞに負けてたまるか”――ブンガクが絶望的な危機に瀕しているいま、文学の可能性を求めて八方破れに書き綴ったウルトラ過激な現代小説読本!
定価1,430円(本体1,300円)
自由と禁忌
江藤 淳 著
現代文学を呪縛する戦後日本の精神的禁忌を、最新の問題作への大胆な追究を通して明らかにし、文芸の未来に賭ける渾身の大作。名著「成熟と喪失」以来17年、待望久しい本格長篇評論。
定価1,442円(本体1,311円)
白秋・迢空
宮 柊二 著
近代短歌史の浪漫主義の系譜に立つ北原白秋と釈迢空――白秋に師事し、迢空に私淑した著者が、二人の偉大な歌人の〈人と作品〉について深い敬愛の念をこめて論じた評論集。
エンパイア・ステート・ビル解体
D・マコーレイ 著 中江 昌彦 訳
アメリカ帝国のシンボル的建造物をアラブの石油国が買い取ってしまった。痛烈なジョークを建築工学的な解体作業工程に託して美しいペン画で図解しつつ絵本にした傑作。
静かな午後
辻井 喬 著
敗戦直後に青春期を迎え、今それぞれに会社の管理者の地位にいる世代が、ふと振り返るあの懐かしくも煌めいていた叛逆の日々。平林賞受賞作家が痛切な思いをこめて描く作品集。
定価1,079円(本体981円)
傾城水滸伝 1
(初篇) 売れに売れて板木がつぶれてしまったという江戸時代空前の超ベストセラー。古典の「水滸伝」を下敷にヒーローを女に置きかえた奇想天外な物語。江戸にオテンバ娘が増えたという。
暗殺の壁画
マニラ空港で白昼射殺されたアキノ氏と、家族ぐるみの長い親交をもつ著者が、友としての怒りと哀しみをこめて暗殺事件の全貌と政治世界の怖るべき実相を描く、ノンフィクション・ノベルス。
定価1,078円(本体980円)
方言修行 金草鞋 1
(江戸篇) 名所ガイド・ブックは江戸時代でもベストセラーであった。名作「東海道膝栗毛」の著者が純粋にガイドものとして書いた26編の初回配本。現存する唯一の初摺本を底本にして復刻。
八重霞かしくの仇討
黄表紙時代が終り、草双紙の長編化が定着した時代の傑作。読み切り伝奇小説の巧みなストーリーと斬新な絵組みが評判をよんだ。一家の不幸にほんろうされる娘の運命を描いた敵討物である。
漂雲
八木 義徳 著
漂う雲のような茫々七十年の歳月に、出会い愛し別れて行った女たち、友人知己――剛直な魂を底に潜め、人生の起伏と哀歓を巧まざるユーモアの裡に切々と謳う、八木文学の円熟の成果。
定価1,980円(本体1,800円)
夏行冬暦
夏の由良と雪の佐渡――人生の結節点に立った壮年の医師をめぐって二つの土地でくりひろげられる静かなドラマを端正な余情ふかい文体で描いた二双屏風ふう連作中篇集。
定価2,090円(本体1,900円)
パイレーツによろしく
川西 蘭 著
優雅な煩悶的不能者にしてコンピューターのシステム・エンジニアの青年、駆け出しの少女漫画家、ウッ屈する全共闘世代の中年、妖精のような謎の美女等が80年代を並走する。
漂流記1972
“連合赤軍事件”って何? まるで判ってないキミ達に、あの1972年の銃撃戦をよりスラプティックに残忍にお伝えしよう。主演は、あのマッチにセイコちゃんなのだ?
定価-円(本体-円)
中上健次全短篇小説
中上 健次 著
破壊と創造をつらぬき、現代文学に巨大な可能性を拓いた新世代の旗手の、15年にわたる画期的な歩みを1巻に集大成。解説=川村二郎 付録=収録作の時評・書評集。
定価10,893円(本体9,903円)
海に夜を重ねて
若一 光司 著
性を晒して生きるドサ廻りのストリッパーと知恵遅れの青年。ネオンの街をあてもなく漂う涸れはてた女と無垢の魂をこころやさしく海の闇に溶き結ばせる注目作。
定価968円(本体880円)