河出書房新社
河出の本を探す
3166件中 3061~3080件を表示 | 表示件数 20 30 50 件
日本文学
応為坦坦録
山本 昌代 著
棟割り長屋で三食店屋物、絵以外は一切お構いなしで奔放自在に生きる北斎父娘。父の代筆もする娘応為の飄々とした生きっぷりを、江戸戯作者風才筆で活写する。
定価968円(本体880円)
×品切・重版未定
新文芸読本
百人一首
丸谷 才一 編
歌留多あそびとして親しまれている百人一首の明治以来のすぐれた評釈のなかから一首につき一篇を収録。ほかエッセイ、論争などを併せて収録した百首鑑賞のための最上の手引書。
定価939円(本体854円)
ねむり姫
澁澤 龍彦 著
時間と空間を自在にたわめる漆黒の闇を舞台に、姫と童子が綾なす、妖しくも飄然とした夢幻譚。「唐草物語」につづき、明澄な語りの魔術でエロスを封じこめた6つの珠玉の物語。
定価1,760円(本体1,600円)
わが小林一三
阪田 寛夫 著
阪急電鉄・宝塚歌劇団の生みの親小林一三の、峻烈な実業家の貌の内にひそむナイーブな心情を探って、この個性的な巨人の実像をみごとに造形した長篇評伝小説。
定価2,008円(本体1,825円)
春雷
立松 和平 著
川が涸れ、森が消え、土が死臭を放ちはじめた村を、ハウス栽培にかける和田満夫が、若い妻あや子が、女と流れている父松造が、あの『遠雷』の人々が再び歩きはじめた。
定価1,324円(本体1,204円)
夏目漱石論 増補版
桶谷 秀昭 著
時代に拮抗して最も激烈な存在者であった漱石?日本近代の栄光と悲惨を象徴するその切実な生の軌跡を抉り、今日の思想的荒地を撃つ著者の代表作。新稿三百枚を加えた待望の決定版。
定価2,750円(本体2,500円)
いつもと同じ春
辻井 喬
百貨店主にして詩人の〈私〉。その秘めやかな生い立ちから、理想に燃え父に抗う青年期を経て数十年。引き裂かれゆく現代の生を、かつてないスケールと真率さで物語る書き下ろし長篇。
定価1,078円(本体980円)
〈定本〉横光利一全集【全16巻・別巻1・補巻1】
(定本)横光利一全集 15 講演・対談・座談・詩歌
横光 利一 著
詩/短歌/俳句/講演/対談/座談
定価6,600円(本体6,000円)
聖家族
奔放で無垢な北国の若い娘の出生の謎に魅せられて、魂の闇をさまよう男が、甘美でしかも苛酷な遍歴の果てに抱きとめた衝撃の光景――女性の時代の到来を予兆する、異色の長編ロマン!
定価1,430円(本体1,300円)
古井由吉作品
親・椋鳥
古井 由吉 著
道/葛/宿/雨/声/親/椋鳥/親坂/子安/咳花/牛男/痩女/あなたのし他
定価3,354円(本体3,049円)
佐川君からの手紙
唐十郎 著
ある日、サンテ刑務所から一通の手紙が舞い込んだ。面会を求めて渡ったパリで、奇怪な出来事に翻弄されつつ、劇的想像力がパリ人肉事件の謎の実相に迫る。
定価1,079円(本体981円)
聖・栖
肌/湯/背/首/子/哀原/雫石/仁摩/人形/櫟馬/赤牛/安堵/女人/池沼
定価3,898円(本体3,544円)
女たちの家
街道の際/畑の声/駆ける女/夜の香り
モダニスト横光利一
デニス・キーン 著 伊藤 悟/井上 謙 訳
昭和文学の光源、横光利一の衝撃的な影響力をもった初期作品を中心に、西欧のモダニズム受容と展開を、世界文学の視野の裡に大胆に位置づけ、昭和文学史の再編を促す野心的長篇評論。
櫛の火
影/水/狐/衣/弟/谷
杳子・妻隠
行隠れ/嫁入り/旅立ち/落合い/夢語り
評伝 武田麟太郎
大谷 晃一 著
タケリン――昭和前期を代表する作家。右傾化の波打際で「人民文庫」に據り闘い傷つき斃れた、その生涯を、精細な資料と二百三十余人にのぼる、聞書によって浮彫る初の本格評伝大作。
定価3,876円(本体3,524円)
先導獣の話
木曜日に/円陣を組む女たち/不眠の祭/菫色の空に/雪の下の蟹/子供たちの道他
千年の愉楽
中上 健次 著
熊野の山々がせまる紀州南端の地を舞台に、高貴で不吉な血の宿命を分かちあう若者たちの生と死を、神話的伝承の世界を通して過去・現在・未来に自在に映し出す新たな物語文学の誕生。
武蔵野インディアン
戦時中に学生生活を送った武蔵野出身の男たち。昭和の流れをそのままに生きた男たちの久々の再会を通して、武蔵野と近代日本の変貌を静かに描く、みずみずしい青春回顧小説。
定価1,335円(本体1,214円)