河出書房新社
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1524件中 1201~1220件を表示 | 表示件数 20 30 50 件
日本文学
アルファベットの傷口
多和田 葉子 著
南の風、熱い空気、散らばる言葉――現代版ゲオルク伝説を翻訳する〈私〉に訪れる様々な事件とは?〈例外の文学〉、多和田葉子の核心を示す待望の芥川賞受賞第一作。
定価1,282円(本体1,165円)
×品切・重版未定
雪舟漂泊
美は悪鬼の業(わざ)なのか。真景を求めて諸国を旅する画僧雪舟は奥伊那の里で遣明船の正使天与禅師と出会う。応仁の乱に荒れた時代を背景に日本美の心と本質を問う画期的長篇小説。
定価1,923円(本体1,748円)
わたしは忘れない
明菜をめざすアイドル歌手路子とカメラマンのアシ・満男。スタ誕、ピンクレディーに熱狂したアイドル世代の性を、平成言文一致体で描く新文学。上野千鶴子氏絶賛!
定価1,495円(本体1,359円)
日本が見えたらおこしてくれ
オランダ領インドシナで敗戦を迎え、独立義勇軍に加わった日本軍人が辿る波瀾の生涯――歴史に翻弄された無名兵士たちへの熱い鎮魂の想いをこめた、注目の冒険サスペンス・ロマン!
定価2,350円(本体2,136円)
風月
立松 和平 著
生きながら少しずつ幽霊になっていく――叫ぶことも走ることもなく、単調な日常の繰り返しのなかでふと居場所を見失う男たち。その孤独と、再生へのはかない希望を描く短篇小説集。
定価1,708円(本体1,553円)
石山本願寺の興亡
大谷 晃一 著
信長の天下布武の最大の敵は石山本願寺だった!戦国乱世の激動と変遷をかつてない視点で捉え、門徒衆の戦いの全貌を初めて明らかにする異色の歴史傑作。名著『大いなる坂』姉妹篇。
不死鳥
塩川 治子
みずから信じるままに赴き、明治・大正・昭和を短歌とともに一心に走りつづけた異端の女性歌人、杉浦翠子。茂吉に愛され、白秋に「覇気縦横の才女」と称賛された、波瀾の生涯を描く。
硝子生命論
笙野 頼子 著
失踪した異端の人形作家ヒヌマ・ユウヒを偲ぶ会が彼女の顧客たちの手で催された――死体人形との恋愛生活、そして人形愛者たちの幻視建国を描く実力派作家の超前衛カルト小説。
椿坂
明治期、天草の漁村では遭難で夫を失った妻は春をひさがねばならなかった。たくましくも明るい性の現場に生きる数奇な女の一生を描く感動譚。
定価1,602円(本体1,456円)
夏至南風
長野 まゆみ 著
海から吹いてくる夏至南風は、少年の死体を運んでくるのか? 《海岸ホテル》に、岷浮の街にうごめくみだらな少年たちのネットワーク。孤独な夏の終わりまでを官能的に描く。
四万十川 第4部 さよならを言えずに
笹山 久三 著
高校卒業の日が近づくなか、田舎へのこるか、それとも都会へ出るか悩むあつよし──様々な出会いと別れのなかで、ついに旅立ちにいたるまでを鮮やかに描く好評シリーズの第4部。
定価1,388円(本体1,262円)
マリールー、夏
黒い瞳がキラキラした映画好きな19歳。麻里瑠、アメリカではマリールーと呼ばれている。彼女と出合った最後の夏、僕は揺らめいた──。ある時代からの旅立ちを描く書下し長篇小説。
絵本 徒然草 上
橋本 治 著 田中 靖夫 絵
古典は面白い!「退屈で退屈でショーがない」と語りはじめる橋本・兼好にかかると、いまできたてのエッセイを読むように鎌倉中世世界が立ち上がってくる。『桃尻語訳枕草子』に続く名著。
定価1,430円(本体1,300円)
タヒチ幻想曲
宮 林太郎 著
輝く太陽、紺碧の海が誘う南の島で、放浪のフランス女性と抱きとめた悪夢の光景とは? 自然と文明、男と女、死と生、そして人の心の変容を、世界を舞台に凝視する珠玉の作品集。
イノセントデイズ
年上の冴子さんをとても好きだし、同い年の彼女も女として好きだ、どんどん好きになっていく?。学校嫌いで高校へ進学せず、小さなプロダクションに就職した15歳の男の子の恋心。
烏丸ものがたり
村松 友視 著
光悦、宗達らと華麗な交流を持ち、奔放な独自の書風を築いた異端の書家、烏丸光廣。彼が追究した“かぶき”の精神とは?徳川家康との関係とは?光廣の謎を現代から照射する長篇力作!
良寛異聞
“いにしへを思へば夢かうつつかも”“あづさ弓春も春とはおもほえず”超俗的な詩僧・歌僧として知られる良寛の清貧に満ちた生涯を劇的に描く感動の大作! 姉妹篇・戯曲「弥々」を収録。
抱かれる
稲葉 真弓 著
“渇いている。だから満ちたい――”少女たちの危うくも哀切な生と性を、透明な旋律で奏でる珠玉の連作小説集。表題作ほか、「うさぎ」「時間」「儀式」「木」「万国旗」「ガラスの魚」を収録。
この世で一番好きなこと
おいしい料理を味わうように、芳しいメイク・ラヴをいつも楽しんでいたい――。食と性の歓びを、めくるめく官能を、クリーミィな文体で綴る、グルメ&エロティック小説集!
煙猫と赤い花 妖精村の花通信
永田 萌 著
沼の底に青く咲くアジサイの秘密、不幸な連想を重ねていく考えすぎのリンドウの話など、妖精たちの不思議な世界を夢見がちな少女にたくして描いた、著者初のファンタジー短篇物語集。