河出書房新社
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日本文学
鏡花幻想譚【全5巻】
海異記の巻
泉 鏡花 著
女仙前記/きぬぎぬ川/薬草取/海異記 解説=鏡花と兎(泉名月)
定価1,815円(本体1,650円)
×品切・重版未定
日影丈吉選集【全5巻】
日影丈吉選集 セット
日影 丈吉 著 種村 季弘 編
乱歩に絶賛された唯一無比の幻想世界――優雅にして華麗、博大な教養に裏打ちされた作家の世界を味わう珠玉の作品を精選した短編集。
定価13,349円(本体12,135円)
崩壊
オウボエを吹く馬/変身/彼岸まいり/ダアリン/鬼/男の城/緋文/夜の演技他
定価2,670円(本体2,427円)
八月六日上々天氣
長野 まゆみ 著
昭和20年8月6日。広島の空は、雲ひとつない快晴だった――。暗い時代に運ばれゆく女学生珠貴とその従弟の史郎の運命と、生活を色どるささやかな幸福を描く中篇力作。
定価1,320円(本体1,200円)
天守物語の巻
天守物語/海神別荘/夜叉ケ池/湯島の境内 解説=舞台と鏡花とすず婦人(泉名月)
日の影絵
架空の邸宅、架空の書斎、架空の庭、そして密やかに展開するロマン。日常を逃れ、イマージュの回廊に遊ぶ、物語ることの喜びに満ちた短編集。
定価1,602円(本体1,456円)
わらべ唄夢譚
少女を育てた「お万」は、いつもわらべ唄を唄っていた。滑稽でいて、何処か物悲しいわらべ唄の数々――。懐かしく、哀切な世界が紡ぎだす、悠久なる人間の魂を感動的に描く連作小説。
一瞬の原っぱ
花形 みつる 著
野球犬トラをひきつれた恐るべきジイさんとその孫娘マキちゃん。彼らと野球チームを始めることになった少年たちの夏の終わりの日々と、すばらしい原っぱの夢を描く、心優しい冒険物語。
定価1,388円(本体1,262円)
停れる時の合間に
佐々木 基一 著
太平洋戦争中に構想され、敗戦と共に執筆が始まった著者畢生の長篇小説。死と隣り合った自由のもとで生きる人間を凝視する。埴谷雄高「死霊」と並んで戦後文学を象徴する記念碑的作品。
定価6,194円(本体5,631円)
猫の泉
天仙宮の審判日/月あかり/食人鬼/猫の泉/消えた家/虹/大統領の高級秘書/蟻の道他
マンガ日本の古典
マンガ源氏物語 2
西村 亨 岸田 恋 画
弘徽殿側の圧迫は日増しに募り、光源氏は都落ちを決意する。残された紫の君の悲しみ、須磨の浦でのわびしい暮らし、苦難の末に出会う高雅な姫君――。第二巻は賢本?薄雲を収録。
龍潭譚の巻
龍潭譚/さゝ蟹/幻往来/高野聖 解説=鏡太郎と家族(泉名月)
吉備津の釜
狐の鶏/東天紅/田舎医師/吉備津の釜/月夜蟹/女優/騒ぐ死体/饅頭軍団/人形つかい
たらちね日記
芦原 すなお 著
作家の夫と息子をのこして突如死んだ妻は、あの世とこの世の間にとどまって、二人を見まもる。ファンタジックな構成の中に家族の絆、親子の愛をユーモラスに描く名作。
四万十川 第5部 ふるさとを捨てても
笹山 久三 著
四万十川をあとにして都会の郵便局に就職し、組合運動に埋没するあつよしに襲いかかる様々な苦難。心の傷をいやしにふるさとへ帰るが……。青年期あつよしの苦悩を描く好評シリーズ。
蜜林レース
三浦 俊彦 著
〈諦めきれない恋とは、たいてい、早く諦めすぎた恋のことである〉恋の究極の難問に立ち向かう男たちの熱いバトルを描く、究極の恋愛小説。
マンガ源氏物語 1
父の妃藤壷へのやみがたい思慕、葵の上とのままならぬ結婚生活、そして紫の君との運命的な出会い――。多彩な愛にいろどられた光源氏の物語を、華麗な筆致でマンガ化。第一巻は桐壷から葵を収録。
首飾り
雨森 零 著
遠い日、はるかな森、ぼくら3人が、育てた悲劇。──2人の少年と1人の少女の美しく、残酷な三角関係の変容と悲劇を、牧歌的な自然の中に描きこんで選考委員の絶賛を浴びた佳篇。
ひこばえ
蝶のやどり/奇妙な隊商/爆発/ねずみ/眠り草は何を夢見る/単位の喪失他
天下の悪妻 越前藩主松平忠直夫人勝子
中島 道子 著
越前藩主・松平忠直との政略結婚、忠直ご乱行の果ての切支丹入信と改易。やがて離婚。武家社会の機構にあって、越前高田に女城主然と坐った勝子の生涯を精緻な時代考証で描く。
定価1,923円(本体1,748円)