河出書房新社
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日本文学
地にかたちなく
松本 健一 著
昭和20年8月16日に自決した一人の男への、同じ日に生まれた青年の血脈的こだわりを通して、戦争が呪縛する戦後の日本社会・日本人の精神の真実を探求しつつ、青春を描破した長篇小説。
定価1,923円(本体1,748円)
×品切・重版未定
一九四五年、ぼくは中学生だった
昭和6年生まれ、昭和19年信州の中学校に入学、敗戦のとき中学2年生。授業のかわりに勤労動員にかりだされるあけくれのなかで敗戦の日を迎えた少年たちの日常生活を活写する。
骨肉の舞い
苦悩と焦躁にみちた青春の日々――。世界放浪の夢、「書く」ことへの希求、父親との確執。屹立する現実を前に、彷徨う孤魂を痛切に描きあげた渾身の三部作!
定価2,136円(本体1,942円)
少年たちの戦争
昭和20年、大空襲下の焦土の東京をさまよいながら、愛し合い、悩み、苦しみ、生死をわけた少年と少女。友情と恋愛を通して純なる魂の成長と希望を描き、歴史の意味を問う本格ロマン。
定価2,990円(本体2,718円)
逃げろ!! ウルトラマン
花形 みつる 著
ホームレスなハートをかかえた子供たちと、大学生ノビ太が、“遊びの塾”を始めるまでの日々をユーモラスに描いた、タテノリ・ボーイズの“遊べる共和国”宣言!
定価1,068円(本体971円)
小林一茶
“花の影寝まじ未来が恐しき”――。最愛の子供達の死、血縁との確執、あてどない旅の日々。表現者としての修羅を生きぬいた、漂白の人生詩人小林一茶の劇的な生涯を描く感動の大作。
野苺の首飾り
十六歳の恋と結婚は一生を貫ぬけるか。貧困、病い、不倫と二人の愛の行く手に立ちふさがる試練を乗りこえて生きさせた力は、無心に野苺と遊ぶ子どもたちの愛。天草を舞台にした感動小説。
一休宗純
土岐 信吉 著
貴種に生まれながら、時の権力者と対峙し、髑髏を手にあらゆる人々に平等を説いた一休宗純。動乱の中世を生きた“風狂”の傑僧の生涯を描き切った待望の書き下し長編歴史小説第二弾。
駆ける密書
信長の死を伝える光秀の密使は、なぜ毛利側ではなく秀吉の陣営に迷い込んだのか? 大胆な着想で、歴史の闇を駆け抜けた無名の庶民を照らし出し日本史の謎を推理検証する大型新鋭の意欲作。
定価1,602円(本体1,456円)
天体議会 プラネット・ブルー
長野 まゆみ 著
自動人形(オートマータ)と噂される謎の少年との出会いと別れ。彼方にきらめく南の光を求め旅立ってゆこうとする少年たちの孤独を描いた、人気作家のスペース・ファンタジー。
定価1,282円(本体1,165円)
マンガ日本の古典
マンガ平家物語 鎮魂篇
清盛が死去し、平家は木曽義仲に都を追われ、西国へ落ちていく。さらに義経により壇の浦に追いつめられる。盛者必滅の無常観に彩られた民族的叙事詩を雄大なスケールで描く。
定価1,388円(本体1,262円)
大きなハードルと小さなハードル
青春のおわりに立ちむかう若い男女の困難な日々──夏の彼方に生の輝きを夢見ながら、自ら逝った実力派作家、佐藤泰志。彼が遺した傷ついたものへの励ましと治癒の力にみちた珠玉の作品集。
友子
北に生きる坑夫達の共済組合「友子」。親分、子分の盃を交わし、身内となって助け合う組織。その発展と消滅の中に深い郷愁を漂わせつつ、人間の原質をうつしだした、会心のライフワーク。
定価1,815円(本体1,650円)
ゴジラの出そうな夕焼けだった
神奈川はM半島に住む、幼なじみの小学生集団が参加した「体験・夏合宿」の大騒ぎを、心暖まるユーモアで描き、家庭の事情をブッ飛ばす、ぼくらの冒険夏休み。
シオンの砦
第二次大戦末期、全滅したビルマ・シオン戦線から危うく生還した男が犯した罪とは? 戦中と戦後の二重の呵責に追いつめられた男が抱きとめた最後の夢を描く、著者渾身の文芸サスペンス。
奏迷宮
絵描きであり、作家でもある主人公「烏」の放蕩の日々――。無頼の中に潜む、真摯な芸術家魂を骨太でエネルギッシュな文体で描く連作小説集。無頼派の新しい復活!
楽園のイングランド パラダイスのパラダイム
失われたエデンの園か? 死者の楽土か? 庭と森が攻めぎ合う文明の力学の中に、生から死へ連なる楽園の系譜を鮮やかに描き出した英文学者の遺稿集。
定価2,563円(本体2,330円)
蜃気楼
佐川 一政 著
全世界を震撼させた悲惨な事件の当事者が、事件へと到る日々、事件そのものを再び捉え直したベストセラー「霧の中」の衝撃的完全完成版。
ケンチとすみれ
南国土佐の真っ白なけがれない心のハチキン娘と高知高校生の十年ごしの純愛物語。評判を呼んだNHK連続テレビドラマの小説化。あとがき=阪田寛夫。
流水桃花抄
橋本 治 著
夢が誘導する物語の始原。詩のような、対話篇のような小説のような多声で色彩の氾濫する宇宙。想像力の水源に浮ぶ鮮やかな花びらの数々。作家の誕生を記す初の掌篇小説集。