河出書房新社
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日本文学
停れる時の合間に
佐々木 基一 著
太平洋戦争中に構想され、敗戦と共に執筆が始まった著者畢生の長篇小説。死と隣り合った自由のもとで生きる人間を凝視する。埴谷雄高「死霊」と並んで戦後文学を象徴する記念碑的作品。
定価6,194円(本体5,631円)
×品切・重版未定
日影丈吉選集【全5巻】
猫の泉
日影 丈吉 著 種村 季弘 編
天仙宮の審判日/月あかり/食人鬼/猫の泉/消えた家/虹/大統領の高級秘書/蟻の道他
定価2,670円(本体2,427円)
マンガ日本の古典
マンガ源氏物語 2
西村 亨 岸田 恋 画
弘徽殿側の圧迫は日増しに募り、光源氏は都落ちを決意する。残された紫の君の悲しみ、須磨の浦でのわびしい暮らし、苦難の末に出会う高雅な姫君――。第二巻は賢本?薄雲を収録。
定価1,388円(本体1,262円)
鏡花幻想譚【全5巻】
龍潭譚の巻
泉 鏡花 著
龍潭譚/さゝ蟹/幻往来/高野聖 解説=鏡太郎と家族(泉名月)
定価1,815円(本体1,650円)
吉備津の釜
狐の鶏/東天紅/田舎医師/吉備津の釜/月夜蟹/女優/騒ぐ死体/饅頭軍団/人形つかい
たらちね日記
芦原 すなお 著
作家の夫と息子をのこして突如死んだ妻は、あの世とこの世の間にとどまって、二人を見まもる。ファンタジックな構成の中に家族の絆、親子の愛をユーモラスに描く名作。
定価1,602円(本体1,456円)
四万十川 第5部 ふるさとを捨てても
笹山 久三 著
四万十川をあとにして都会の郵便局に就職し、組合運動に埋没するあつよしに襲いかかる様々な苦難。心の傷をいやしにふるさとへ帰るが……。青年期あつよしの苦悩を描く好評シリーズ。
蜜林レース
三浦 俊彦 著
〈諦めきれない恋とは、たいてい、早く諦めすぎた恋のことである〉恋の究極の難問に立ち向かう男たちの熱いバトルを描く、究極の恋愛小説。
マンガ源氏物語 1
父の妃藤壷へのやみがたい思慕、葵の上とのままならぬ結婚生活、そして紫の君との運命的な出会い――。多彩な愛にいろどられた光源氏の物語を、華麗な筆致でマンガ化。第一巻は桐壷から葵を収録。
首飾り
雨森 零 著
遠い日、はるかな森、ぼくら3人が、育てた悲劇。──2人の少年と1人の少女の美しく、残酷な三角関係の変容と悲劇を、牧歌的な自然の中に描きこんで選考委員の絶賛を浴びた佳篇。
ひこばえ
蝶のやどり/奇妙な隊商/爆発/ねずみ/眠り草は何を夢見る/単位の喪失他
天下の悪妻 越前藩主松平忠直夫人勝子
中島 道子 著
越前藩主・松平忠直との政略結婚、忠直ご乱行の果ての切支丹入信と改易。やがて離婚。武家社会の機構にあって、越前高田に女城主然と坐った勝子の生涯を精緻な時代考証で描く。
定価1,923円(本体1,748円)
夢の方位
辻 章 著
夢と現実との境界線“日暮し坂”。そこに佇む男の胸に去来する、少年期に出会った人々――。美しくも危うい人生の光景を透明な文体で描き、時空を超えた魂の永遠をうたう渾身の長篇力作!
風草
増田 みず子 著
誰よりも近くにいるはずなのに、心のなかについては何ひとつ知らない――わたしの家族。第二十回川端賞候補となった表題作ほか四篇。肉親への錯綜した思いをとらえる短篇集。
かむなぎうた
かむなぎうた/匂う女/飾燈/鵺の来歴/ねじれた輪/時代/異邦の人/ふかい穴他
鹿の王 菩薩本生譚(ぼさつほんしょうたん)
三田 誠広 著
生とは、死とは何か? 釈迦の悟りとは何か? 仏教創始以来二千五百年の歴史的な謎に深く分け入り、輪廻転生による釈迦の前世を探る、画期的な連作小説!
ワインの涙 男の物語
村松 友視 著
何気ないひとつのエピソードに、男はふと立ちどまり、人生を想う――。哀愁漂う都会を舞台に、男たちのダンディズムにあふれる生き方を描く10の物語。『桃のシャンパン』に続く第二弾。
定価1,708円(本体1,553円)
にぎにぎ
市井の人々の日常に見る哀歓を味わい深い筆致で描き出す八篇。女生徒に淡い想いをよせる校長、戦争未亡人との再会に大童の親戚一同等、ユーモアとペーソスに満ちた人間模様を浮彫りにする。
オペラ・オペラシオネル
蓮實 重彦 著
最後の任務についた老諜報員の前にあらわれたなぞの女・その時甦る大戦の記憶――冒頭の一行から読む者もめくるめく迷宮へさそい込む驚くべき小説の冒険。
定価1,282円(本体1,165円)
飼猫ボタ子の生活と意見
曾野 綾子 著
私は猫。小説家夫婦の家に飼われています。人間たちが織り成す素晴らしいドラマを皆様にお見せしましょう──。猫の目を通して見た、人生の哀歓を爽やかに描き出す感動の長篇小説。