河出書房新社
河出の本を探す
424件中 401~420件を表示 | 表示件数 20 30 50 件
日本文学
成熟と喪失 “母”の崩壊
江藤 淳 著
「抱擁家族」「海辺の光景」「沈黙」など、時代を画した問題作を〈母の崩壊〉という座標軸で分析し、文芸批評から文明論的展開にいった、画期的な長篇評論。文学史に聳える名著!
定価1,656円(本体1,505円)
×品切・重版未定
闘争のエチカ
現在、《世界》はどう変わりつつあるのか。《歴史》と《生》を語りうる根拠とは。現代日本の代表的な二人の評論家が、現代世界の歴史と状況をラディカルに問いかける問題の書。
定価1,880円(本体1,709円)
実朝考 ホモ・レリギオーズスの文学
中野 孝次 著
帰属の場を何処に持つこともなく、動乱流転の中世を“中有的”に生きた孤高の詩心の軌跡を、現代に生きる人間の怨念の視点から浮彫りにする著者の思想の原点をなす記念碑的な長篇評論。
定価1,442円(本体1,311円)
世界という背理
超越への欲望とその不可能。この困難な背理を自ら生きようとする気鋭の評論家が、小林と吉本の思想の道すじに、近代的思考を解体するための手がかりを見いだそうと試る評論集。
定価1,760円(本体1,600円)
オイディプス燕返し!! 蓮と刀 青年編Ⅰ
橋本 治 著
同一人物の分裂にまつわる犯行の恐怖――父を殺し母と交わった青年の犯罪の真相やいかに。エディプス・コンプレックスの故郷ギリシャに深く分け入る奇才の神話解体論、その第一部。
定価1,650円(本体1,500円)
釋迢空短歌綜集
迢空の短歌は、日本人の生活意識の底から汲み上げられた感情の霊泉である。たぐい稀な迢空短歌六千余首を集大成した初の決定版歌集! 山本健吉跋。初句索引付き。
定価13,883円(本体12,621円)
日本迴国記 一宮巡歴
川村 二郎 著
北は陸奥から南は薩摩まで、六十六ヵ国二島の由緒深く、篤い信仰を集める第一位の神社である一宮(いちのみや)をひとつひとつ訪ね歩き、はるかな古代へ思いをはせる書き下ろし一宮めぐり。
定価1,987円(本体1,806円)
和魂洋才の系譜
平川 祐弘 著
日本と西欧の文明が微妙に交錯する過渡期・明治を背景に、その生涯と密接に絡んで発展した森鴎外の精神の軌跡――該博な知識と豊富な資料で考察する鴎外とその周辺の文化論。
定価2,990円(本体2,718円)
日本文芸史【全8巻】
日本文芸史 第二巻 古代 2
第一部・古代文学の革新/第二部・源氏物語の時代/第三部・源氏物語以後/第四部・乱世にむかう貴族と民衆
定価7,700円(本体7,000円)
明月記抄
中世の歴史記録として、また文学作品として高い価値を持つ定家の漢文日記「明月記」の厖大な記事の中から重要部分を選び、訓読して、懇切な頭注を付した読みやすいエッセンス。
定価6,600円(本体6,000円)
格闘する理性
長谷川 宏 著
ヘーゲルの理性、ニーチェの懐疑、キルケゴールの孤独──流行の言説に対する違和ないし疑念をもって、この3人の思想家のうちに、近代とはなにかを問い直す、画期的評論集。
日本文芸史 第一巻 古代 1
第一部・文芸の発生/第二部・歌の定立と周辺/第三部・神話・伝承の世界と歴史/第四部・オキナワとアイヌの文芸
定価7,480円(本体6,800円)
陽水の快楽
「井上陽水論」井上陽水の音楽を独立した作品世界として読み、「本当の世界」への欲望が実存的な世界の中でどう変質するかを、在日二世としての自らの体験とともに描く画期的長篇評論。
定価1,431円(本体1,301円)
月山抄
森 敦 著
これはわたしの遍歴である(森敦)――宇宙空間への深い思念を通して、現在・過去・未来、死と生の境界を自在に経巡り、月山に到る比類ない遍歴の碑。名作「月山」解読の書。
幻想の未来
岸田 秀 著
日本近代における「近代的自我」の確立は不可能な企てであった。その幻想を追究してきた日本の病いを鋭利に分析した待望の力作。近代日本とは何かを問うた岸田心理学代の代表的エッセイ。
定価1,324円(本体1,204円)
現代口語狂室
渡部 直己 著
スタジオ・ボイス誌上に大好評連載! ポスト・ニューアカデミズムはこれだ。古館伊知郎、田中角栄、三浦和義――ポップヒーローたちの言説を笑いをもって批評するポップ記号論。
定価1,320円(本体1,200円)
自由と禁忌
現代文学を呪縛する戦後日本の精神的禁忌を、最新の問題作への大胆な追究を通して明らかにし、文芸の未来に賭ける渾身の大作。名著「成熟と喪失」以来17年、待望久しい本格長篇評論。
新文芸読本
百人一首
丸谷 才一 編
歌留多あそびとして親しまれている百人一首の明治以来のすぐれた評釈のなかから一首につき一篇を収録。ほかエッセイ、論争などを併せて収録した百首鑑賞のための最上の手引書。
定価939円(本体854円)
評伝 武田麟太郎
大谷 晃一 著
タケリン――昭和前期を代表する作家。右傾化の波打際で「人民文庫」に據り闘い傷つき斃れた、その生涯を、精細な資料と二百三十余人にのぼる、聞書によって浮彫る初の本格評伝大作。
定価3,876円(本体3,524円)
故事物語シリーズ
日本故事物語
池田 弥三郎 著
〈一富士二鷹三茄子〉〈岡目八目〉〈桃栗三年柿八年〉などの金言・名句・故事・諺のいわく因縁・故事来歴をユニークに語る。800余の内容項目をもつ「言葉の小型百科事典」。