読者の声 最新一覧
ご投稿いただいた最新の読者の声をご紹介しています。
くもをさがす
西 加奈子 著
★2023.04.23 同病の経験があります。
赤裸々に正直に書いて下さったと感じます。
特に治療を終えられてからの「待って、まだ怖いねん」という言葉には本を前に激しく頷いてしまいました。「そやねん。怖いねん。分かるわー」と。
西さんの強さ、大らかさ、優しさ、繊細さ、深い洞察力、賢さ、色んなものが文章から溢れて、面白く読み進める事ができました。
私もBRCA2の変異を持っております。
時にデリケートすぎる扱いを受ける事に居心地の悪さを感じる事もしばしばです。
西さんがご公表下さった事はとても嬉しく、心強く思います。感謝申し上げます。
生きてこの本に巡り逢えた、それは本当に素晴らしい奇跡ですね。
くもをさがす
西 加奈子 著
★2023.04.22 西さんは 抜群に素敵だ。
テレビで よくぞ 言ってくれた!! と涙ながらに拍手をした。
わたしも、私であることに 自信をもちたい。
知らぬ人からの ジャッジを恐れず
「うるさい。知らんわ。じゃかぁしい!!」と
笑って ハツラツと歳を重ねよう。
まだまだ やりたい事は山ほどある。
再発があったら また治療すればいい。
この本があれば、前を向いていける。
西さん、本当に ありがとう。
くもをさがす
西 加奈子 著
★2023.04.22 2009年に左全摘、リンパ節も切除しました。抗がん剤と放射線治療ののち翌年、胸壁に再発、ふたたび抗がん剤治療。ぼろぼろになりましたが、14年たって再発は今のところなしです。『くもをさがす』関西弁が力強くて最高でした。西さんもきっと大丈夫!新しい西加奈子として存分に飛翔してください。
政治的良心に従います
江宮 隆之 著
★2023.04.21 2023年3月の北海道新聞「湛山に学べ」というコラムで、この人物を初めて知りました。このような内閣総理大臣がいたとは、まったく知りませんでした。北朝鮮のミサイル、ウクライナ侵攻、デフレや円安などに取り巻かれる現在は、湛山の生きた時代ととても似ていると気づきました。愛国政策に踊らされる前にぜひとも広く読まれて欲しい。評論家がこの人物について記述すると、どうしても難しくなってしまうが、この本はフィクション仕立で大変読みやすく、年代を問わずお勧めできます。
くもをさがす
西 加奈子 著
★2023.04.20 がんの怖さを知るだけでなく、カナダの人々の人間性にとても感動しました。特に、医療従事者の方々の接し方。日本では絶対にありえない接し方。けれど、素敵な接し方。
他にも、病気のことだけではなく、西加奈子さんの周りにいらっしゃる方々が印象的です。
「日本人は『情』を、カナダ人は『愛』を大切にする」という言葉から、日本の良い面もあるけれど、カナダの良い面もしっかりあって、「日本はいろんな意味で狭い」ということにとても共感しました。
また、「身体が健康なら、精神も安定する」という言葉に勇気をもらいました。
ブラザーズ・ブラジャー
佐原 ひかり 著
★2023.04.07 佐原さんに出逢えたのは、この作品のおかげです。他者を介在せずとも自分が幸せだ、と言えるものを持っている人の強さと優しさを知りました。自信を持って好きだ、と言えるものを持ちたいし、今ある私のそういうもの達を、もっともっと大切にしたいです。他人同士、分かり合えることの方が少ないけれど、それでも、相手を知ろうとする努力を惜しみたくない、と思えました。そして、そういう願いを読みながら感じながらも、自己満足の行為としてではなく、相手とちゃんと向き合うことや、向き合おうとしている自分と向き合うことって、どれだけ難しいんだろう、とも同時に考えることが出来ました。この本に出逢えてよかったです!
ウホッホ探険隊
干刈 あがた 著
★2023.03.31 自分の感情を抑えて、母、妻の立場を優先する主人公に泣かずにはいられません。別れた旦那から経済的援助がある故、離婚後も劣等感を引きずっている。こんなに身勝手に浮気した旦那を子供の前でキレイに立てなくても良いのに、もっと自分の気持ちに素直に自然に生きて欲しい。あなたはしっかり子育ての責任を果たして日々頑張っているのだから、と勇気つけたい気持ちです。干刈あがたさんの人生と重ねてしまいます。気苦労から病魔に押し潰されてしまった人生だったのでしょう。人として、いつでも1人で生きて行ける覚悟を持って自分の人生を大事にしたいです。命には限りがあり、いつか別れが必ず来る。だから今生きている自分の気持ちをもっと労るべきです。笑顔で素直に楽しく生きたい。
干刈あがたさんの作品をこれからも愛読して行きたいです。
田村セツコ
田村 セツコ 著 内田 静枝 編
★2023.03.24 再販をぜひ、世代的に絶対欲しい本です
定年になって時間が出来、もうドストライクな少女時代のおしゃれマニュアルのワクワクで読み込んでた、あのかわいい田村先生のこんな素敵な本が出版されてて、だけど手に入らない、悲しすぎです私達世代なら多くの元少女が同じ思いをしてます。どうか懐かしいときめく、田村セツコワールドに行きたいです
再販をお願い申し上げます
リサとガスパール オペラざへいく
アン・グットマン 著 ゲオルグ・ハレンスレーベン 絵 石津 ちひろ 訳
★2023.03.15 リサとガスパールの新作グッズは豊富なのに、肝心の絵本が絶版状態で心配していたので今回の出版はとてもうれしいです。しかも新作が出るなんて!
これからもシリーズの未翻訳の作品の出版も期待しています。
私が特に読みたいのはGaspard et Lisa au Centre Pomipdouです。
くもをさがす
西 加奈子 著
★2023.03.14 日々、自分の肉体、精神と向き合う西さんは
孤独や痛み、弱さ、恐れと同じか、それ以上の喜び、ときめき、そして周囲の人の力、言葉を抱いている。まっすぐに自分と、自分を取り巻く世界を見つめて、自分の人生を、そして世界を祝福する西さんの文章に私は何度も胸が熱くなりました。
ままならなさや弱さも全部抱きしめて、
生きることを肯定してくれる西さんのこの本が
沢山の人に届きますように。
くもをさがす
西 加奈子 著
★2023.03.14 私も同じように癌の疑いを医師に告げられたこと、渡米中にまた別の病気を患ってしまった経験があり(現在も治療中)、西さんの書くことへの想いと本から漲る愛とパワーにただただ圧倒されています。
自分がもらった愛情のバトンを、自分にとどめることなくすぐに誰かへと繋げる強さがすごい。
この本は誰かの生きる希望にもなるし、挫けそうな気持ちに共感し、励ましてくれる力があると思う。
書店員として、このバトン(くもをさがす)を誰かに繋げる役割を担えるのが誇らしいです。
他人に自分を委ねる決定も、自分の生き方を自分で切り拓くという選択も、結局ひとは自分で自分のことを選択するしかないという大切なことを再認識。
自分らしく生きて良いんだと強く思えました。
くもをさがす
西 加奈子 著
★2023.03.12 「私はキャンサーフリーだ!」という言葉に心から祝福したいと思いました。書籍の販売に携わる者として、この本を多くの人に読んで欲しい。病を患っている人、その家族や友人たち、そしてもちろん健康な人達にも。読んだ全ての人が勇気と優しさをもらえる一冊です。
しつこい坐骨神経痛 腰痛は足首テーピングでよくなる
萩原 祐介 著
★2023.03.12 医者が書いているのに、すごく見やすくてわかり易かったです。
そして、大半参考になりました。
いつかすべてが君の力になる
梶 裕貴 著
★2023.02.21 高3になる私ですが、未だに夢が決まっていません。そんな中、梶さんの本に出会いとても心動かされました。夢が決まっていなくても、毎日を全力で生きて楽しんで生きていこうと前向きな気持ちにさせられました。是非一度は読んでもらいたい一冊です。
セリーヌ――私の愛した男
リュセット・デトゥーシュ/ヴェロニック・ロベール 著 高坂 和彦 訳
★2023.01.29 30年以上前にフランス文学を学び、セリーヌの世界に衝撃を受けました。その俗悪さに顔を背けない態度、弱者への視線に感動すると同時に、この独自の文体を、何らの違和感なく流暢に日本語にされた高坂先生の翻訳の素晴らしさに目を見張った記憶があります。時が流れてもはやフランス語とはほぼ無縁の生活になった私ですが、このたび、ふとしたことからセリーヌ作品を改めて読み、この本に巡り会いました。稀代の作家セリーヌの生の声を伝えてくれる、貴重な叙述です。まるでリュセットさんがそこにいるかのような、ライブ感にあふれています。あらためて、高坂和彦先生は、反骨心の文学者だったと同時に、不世出のフランス文学翻訳者だったと思わずにいられません。このような「文学的に貴重で重要な」著書を世に出してくださったことに感謝申しあげます。
虹いろ図書館のへびおとこ
櫻井 とりお 著
★2023.01.26 文体は小学生の語り口ゆえ、小学生の方でも読める作品です。
メッセージ性があり、表紙も素晴らしいので、ぜひ誰かにお勧めしたくなる本だと思います。
僕のお気に入りの部分は、主人公の女の子がきちんと自分の感情を出して怒るところです。
この本には語るべき魅力がたくさんあります。どうぞ読んでみて下さい!
脳科学者の母が、認知症になる
恩蔵 絢子 著
★2023.01.25 義母と実母2人の認知症と診断された母の介護を経験しました。医学的に病院でする検査、診断とは別なことがあるとよく思っていました。
恩藏先生のこの本を読んでそうそうとうなづいたり、心がキュンとしたり。泣き笑いしました。もっとはやく出会いたかったご本でした。
母はい今、施設にいるけどまだできることはある!そう思えました。認知症と言われているご家族の方にぜひ読んで頂きたいです。きっと心がホッとすることがあると思います。
浮遊
遠野 遥 著
★2023.01.24 遠野遥先生の新刊を読みました。
遠野先生の文章は、障害物や隔たりを感じることなく、自分の中にシンプルにすとんとおちてくる。
読んでいると、自己の片隅にあるロックを聴く時のような、
または物理的に淡々と道を歩いている時のあの感覚を覚えます。
事象にふれた際など、時折ひとの内側に現れる「行き場の無い不安感」がひとの中で広がり彷徨う経緯の細やかな描写は、読み進めてゆくことがふしぎと心地よいと感じられるものでした。
いま出会うことができて良かったと感じられる作品でした。
そもそも植物とは何か
フロランス・ビュルガ 著 田中 裕子 訳
★2023.01.23 植物という対象を軸に、科学と哲学、そして心象、それぞれの解釈の違いを説明していて、まさに本来意義の哲学書だと思いました。
植物系の書籍だと、生物学・生命工学系や、詩・エッセイといったジャンルの方が、売上はよいのかなと邪推いたします。よって、本書のような、やや専門的な知識と感覚を強いる書籍はニッチかもしれませんが、非常に面白いのでぜひ長く展開されてほしいです。訳もとても素晴らしかったと思います。ユーモアと専門的な話のバランスがよくするする読めました。河出さんの書籍は、カジュアルに読めるものから、しっかり深く踏み込む専門書まで幅広くいつも楽しく拝読しております。
著者ビュルガ氏の未翻訳書籍は多数あると伺っています。ぜひ、他書籍の日本語版も出していただけるよう期待しております!
スピン/spin
★2022.12.21 本屋さんで見かけた時この価格でこんないい文芸誌があっていいものか驚きました。電車ですっと読めるサイズ、また使用している紙にもこだわっていて大好きな一冊になりました。