河出文庫

編集者のことば

「読み継げば、どこへだって行ける」。
知的好奇心に満ちた電車に乗り、ジャンルを超えてどこまでも旅を続けられる――そんな河出文庫。
皆さんもぜひ河出文庫という切符を手に、新しい旅に出かけてみてください。

これから出る本

一覧

2026.02.27発売予定

百合小説コレクション wiz 2

阿部 登龍空木 春宵桜庭 一樹雛倉 さりえ文月 悠光麻耶 雄嵩宮田 愛萌宮田 眞砂

変わらない熱、変わりゆく在り方。幼なじみ、憧れの先輩。名探偵、吸血鬼。映画の記憶、忘れぬ想い出。愛以外に何がある? ……8人の名手が書き下ろし・オール読み切りでおくる、百合小説アンソロジー。

2026.03.06発売予定

おさご幻奇譚

梶尾 真治

肥後細川藩で起きた謎多き一揆「仏原騒動」。首謀者一族の娘・おさごの前に突如現れた「もののけ」の正体とは……約三五〇年の時を跳び「不思議なチカラ」に導かれて出逢った二人の運命は!?

2026.03.06発売予定

フッハッ!な純文

町田 康武田 百合子 著 福田 節郎 解説

純文学でも笑いたい、という要望に応えて編まれた日本近現代笑文学アンソロジー。芥川、太宰、捷平から、尾形亀之助、山之口貘の異色作も。町田康「本音街」、吉田棒一「ぴっころさん」など全21篇。

2026.03.06発売予定

ミステリーな北海道

渡辺 淳一五谷 翔船山 馨片岡 義男石川 喬司森村 誠一

北大医学部、札幌の雪まつり、北の大地の逃避行、原野を疾走するライダー、函館競馬場、石狩川の鮭……北海道ならではのモチーフを題材とした珠玉の短編ミステリー集。序文=渡辺淳一。

2026.03.06発売予定

神前酔狂宴

古谷田 奈月

「なんでみんな、結婚を披露するの?」軍神を奉る神社の結婚式場で働き始めたフリーターの浜野。「自分ひとりで婚礼をしたい」と話す女性がやってきて――。第41回野間文芸新人賞受賞作!

2026.03.06発売予定

囚人のジレンマ 上

リチャード・パワーズ 著 柴田 元幸前山 佳朱彦

ホブソン家の風変わりな父は、国家と家族の歴史を編み直しながら、「囚人のジレンマ」という人類最大のパラドクスに直面する。現代アメリカ文学最重要作家による、想像力と希望に満ちた傑作長篇。

2026.03.06発売予定

囚人のジレンマ 下

リチャード・パワーズ 著 柴田 元幸前山 佳朱彦

消えることのない歴史の傷跡、癒えることのない父の秘密、奇妙な謎を通して子どもたちに託されたひとつの願い。知的たくらみと愛に満ちた、巨匠による記念碑的長篇。◎解説=円城塔

2026.03.06発売予定

黄金仮面の王

マルセル・シュオッブ 著 大濱 甫多田 智満子垂野 創一郎西崎 憲

金の仮面を纏う病める古代の王、遥か未来の燃え盛る終末世界……ボルヘスや澁澤龍彦に影響を与えた〈象徴主義世代の中で最も優れた短篇作家〉待望の文庫オリジナル傑作選。新訳5編を含む全22編。

2026.04.07発売予定

サラダ記念日

俵 万智

「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日――口語を使った清新な表現で“与謝野晶子以来の革命的情熱歌人“とうたわれた第一歌集。大ベストセラーの新組・新装版。新解説/大森静佳。

2026.04.07発売予定

抒情的恐怖群

高原 英理

禍々しくも美しい、絶望的世界が凝縮された本格恐怖短篇集。土地の因縁、呪いの伝播、怪異との邂逅……現実が崩れ落ち昏い狂気が立ち上がる。残酷、耽美、暗黒の限りを尽くした現代ゴシックホラーの極致!

2026.04.07発売予定

短歌百物語

佐藤 弓生

不穏な魅力を放つ短歌から生まれた百物語。近現代歌人から柳田國男、夢野久作、中島敦、中原中也、山尾悠子まで、様々な短歌と掌編とが呼応する。そこはかとない、静かな恐怖の響きに包まれる。

2026.04.07発売予定

海暗

有吉 佐和子

御蔵島が米軍射爆場に内定した──それは平和な小島に住む島民に突然知らされた驚くべき通知だった。射爆場の建設計画によって島民の心が分裂する。防衛と離島問題に苦悩する人々を描く、社会派傑作長編。

2026.04.07発売予定

花の物語

牧野 富太郎澁澤 龍彦杉浦 日向子

人生の折々、だれしもその傍らには、何らかの花、その思い出がある。それら「私の花」にまつわる気持ちを綴った文章の花束。執筆は柳田、荷風、武田百合子、須賀敦子ら多士済々、花の名前もさまざまに。

2026.04.07発売予定

教育

遠野 遥

私の幸せは正しいのか? 規律と欲望が渦巻く世界を生きる少年少女たちの天国と地獄。無二の境地を切り開く芥川賞作家が未体験の読後感をもたらす危険な傑作。

2026.04.07発売予定

警視庁外事一課リエゾン班 亡命者

射場 健司

大使館との連絡役・リエゾン班に赴任した捜査官・佐倉サク。毒ガス兵器で女性が襲撃される事件が起き、ロシア、CIA、公安、捜査一課の四つ巴のバトルに発展して……。一気読み必至の長編警察小説!

2026.04.16発売予定

地の底の記憶

畠山 丑雄

選考委員激賞、新芥川賞作家による圧倒的筆力の鮮烈なデビュー作! 電波塔に見守られる架空の土地・宇津茂平を舞台に、100年を超えて紡がれる壮大な物語。

2026.04.23発売予定

くもをさがす

西 加奈子

カナダでの乳がん治療を綴った著者初ノンフィクション。異国の地で自分を愛し生きることの喜びを切実かつユーモラスに描く。第75回読売文学賞、書店員が選ぶノンフィクション大賞オールタイムベスト受賞