河出書房新社
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2015.03.10更新
哲学・思想・宗教
死者のざわめき 被災地信仰論
磯前 順一 著
被災地の地蔵たちにこめられた祈りに信仰の根源を見つめ、そこから東北の闇、そして日本の深部における宗教を問いなおす旅をはじめる。新たな東北-信仰-被災地論。
定価2,750円(本体2,500円)
×品切・重版未定
文庫・新書
想像ラジオ
いとう せいこう 著
深夜二時四十六分「想像」という電波を使ってラジオのOAを始めたDJアーク。その理由は……。東日本大震災を背景に生者と死者の新たな関係を描きベストセラーとなった著者代表作。野間文芸新人賞受賞。
定価495円(本体450円)
○在庫あり
福島第一原発収束作業日記 3・11からの700日間
ハッピー 著
原発事故は終わらない。東日本大震災が起きた二〇一一年三月一一日からほぼ毎日ツイッター上で綴られた、福島第一原発の事故収束作業にあたる現役現場作業員の貴重な「生」の手記。
定価913円(本体830円)
ノンフィクション
救出 3.11気仙沼 公民館に取り残された446人
猪瀬 直樹 著
「火の海 ダメかも がんばる」。押し寄せる津波、燃える海。水没した公民館屋上の446人。絶対絶命の危機にさらされた彼らが、全員救出されるまでの緊迫と奇跡を、迫真の筆致で描くノンフィクション!
定価1,760円(本体1,600円)
馬喰
松林 要樹 著
原発事故に翻弄された南相馬で、馬喰一家に寄り添い、野馬追の裏側を追う。九州・福岡の屠場で馬肉産業を見つめ、一路ブラジルへ――。馬と人間のつながりを追うノンフィクション!
政治・経済・社会
つくられた放射線「安全」論 科学が道を踏みはずすとき
島薗 進 著
3.11直後から迷走した放射線の健康被害をめぐる情報。「専門家」とはどんな人たちで、何を根拠に語っていたのか? 東大教授が「安全神話」の淵源を探り、日本の科学技術の暗部を衝く。
定価3,080円(本体2,800円)
放射能を基本から知るためのキーワード84
ウェイン・ビドル 著 梶山 あゆみ 訳
福島第一原発の事故以来、放射能や原子力について、ネットの一過性の知識でなく、知る必要が生まれた。「安全な線量はない」という確固たる中立的な立場で簡潔・平易にまとめた必携本。
定価1,980円(本体1,800円)
金曜官邸前抗議 デモの声が政治を変える
野間 易通 著
原発再稼働反対を訴え一般市民20万人が集まり、総理との異例の面会にも至った毎週金曜の通称「官邸前デモ」。戦後市民運動の明確な分岐点になったこの運動の経緯と思想を明らかにする。
定価1,870円(本体1,700円)
自然科学・医学
地球 驚異の自然現象
ロバート・ディンウィディ/サイモン・ラム/ロス・レイノルズ 著
世界で頻発する自然災害の恐るべき姿! 大規模な噴火や地震、津波、台風、大寒波など、世界各地の驚くべき自然現象を紹介し、そのメカニズムを科学で読み解く! 島村英紀氏推薦!
定価10,450円(本体9,500円)
河出ブックス
エネルギーの科学史
小山 慶太 著
原子力の発見は人類のエネルギー観をどう変えたのか。19世紀から現代に至るエネルギー開発と活用の歴史をアインシュタイン、朝永振一郎、小柴昌俊ら歴代の科学者を軸に深く読み解く一冊。
定価1,430円(本体1,300円)
芸術・芸能
気仙川
畠山 直哉 著
陸前高田市気仙町出身の写真家による、津波におそわれる前と後のふるさとの写真80点と、あの日をめぐるエッセイで構成された迫真のドキュメント。2011年度芸術選奨文部科学大臣賞受賞。
定価3,520円(本体3,200円)
もんじゅ君とみる!よむ!わかる! みんなの未来のエネルギー
もんじゅ君 著 飯田 哲也 監修
これからのエネルギーって? これからの社会って? ツイッターで大人気のゆるキャラもんじゅ君が、再生可能エネルギーと持続可能な社会についてわかりやすく解説。こどもも大人も楽しめる!
定価1,540円(本体1,400円)
首都直下地震にいますぐ備える本
東京防災HOW TOネット 編 阿部 慶一 監修
「首都直下地震とは何か(何が起こるのか)」から、地震発生時のハウツー、防災・備えの知恵、被災者になったときの心得など、本当に知りたい情報が満載。あなたと大切な人の命を守る本!
日本文学
なみだふるはな
石牟礼 道子/藤原 新也 著
1950年代水俣、そして2011年福島。企業と国家によって危機に陥れられたこの2つの土地の悲劇をそれぞれに目撃した2人が、絶望と希望の間を揺れ動きながら語り合う、渾身の対話集。
定価2,090円(本体1,900円)
さようなら、もんじゅ君 高速増殖炉がかたる原発のホントのおはなし
もんじゅ君 著 小林 圭二 監修
ツイッターで大人気の非公式ゆるキャラもんじゅ君が、高速増殖炉もんじゅおよび原発のしくみや問題点について、徹底的にやさしくていねいに教えてくれる。原発問題の最高の入門書。
定価1,320円(本体1,200円)
14歳の世渡り術
特別授業3.11 君たちはどう生きるか
あさの あつこ/池澤 夏樹/鎌田 浩毅 著
3.11で何が問われ、何を学び、どう生きるのか。これからを担う10代から20代に向けて、[国語]あさのあつこ、[歴史]池澤夏樹など、全9教科、紙上特別授業。資料データ入り。
「あの日」からぼくが考えている「正しさ」について
高橋 源一郎 著
タカハシさんと考える、「あの日」からの294日――3月11日以降、高橋源一郎は何を考えて来たのか。震災、仕事、子育……Twitterや各媒体で発表したものを一冊に!
定価935円(本体850円)
歴史としての3.11
河出書房新社編集部 編
3.11から一年、いま何を考えるべきか、何をなすべきか。『思想としての3.11』の続編。石牟礼道子、藤原新也、中井久夫、色川大吉、関曠野、合田正人、酒井隆史、渋谷望他。
Back 2 Back
いとう せいこう/佐々木 中 著
「立ち上がろう、立ち上がることができるなら。続けよう。続けることができるなら」――震災下の列島においてチャリティとして打ち合わせなしの即興で創作された共作小説。印税全額寄付。
低線量被曝のモラル
一ノ瀬 正樹/伊東 乾/影浦 峡/児玉 龍彦/島薗 進/中川 恵一 編著
東京大学の「緊急討論会」を発端とし、低線量被曝という現実をどう考えるか、放射線、医学専門の中川恵一・児玉龍彦から、哲学・情報学・宗教・芸術までの気鋭の学者たちが論じる。
KAWADEルネサンス
原子力問題の歴史
吉羽 和夫 著
戦前から戦後の原子力問題の推移を跡づけることのできる科学史の古典を復刊。この問題の核心をつき、今日の課題を展望した名著をいま読み返す。解説・山崎正勝(東京工業大学名誉教授)。
定価4,180円(本体3,800円)
趣味・実用・芸術
やさしい大人の塗り絵
やさしい大人の塗り絵 心のふるさと東北の風景編 大きな文字、塗りやすい絵ではじめての人にも最適
門馬 朝久 著
福島、宮城、岩手を中心に東北6県の四季折々の美しい風景を11枚収録。海岸や山など豊かな自然をはじめ、民家や寺院など魅力ある建築も掲載。やさしい絵柄で、はじめての人にも最適。
定価1,045円(本体950円)
デモいこ! 声をあげれば世界が変わる 街を歩けば社会が見える
TwitNoNukes 編著
これまでデモや政治活動とは無縁だった人たちのためのデモ実践ガイドブック。「気軽に楽しく真剣に」をモットーにした、デモに行きたい人&デモをやりたい人必携の書。
定価770円(本体700円)
いちばんやさしい地球変動の話
巽 好幸 著
地震や火山、地球変動は「なぜ」「どのようにして」起こるのか? それは「地球の中心温度は5000度」に由来する。海洋研究開発機構プログラムディレクター、マグマ学者の著者が読み解く。
定価1,650円(本体1,500円)
世界史の中のフクシマ ナガサキから世界へ
陣野 俊史 著
3.11以降、われらに残された希望はあるのか。ヒロシマ・ナガサキの体験を問い返しながら、アラブからロンドンまでの世界史的スケールの中に2011年の苦悩を刻印する渾身の力編。
大人の塗り絵 POSTCARD BOOK
大人の塗り絵 POSTCARD BOOK 心に残る東北の風景編
福島、宮城、岩手を中心とした東北6県の四季折々の美しい風景を16点収録。山、海、古民家などを題材とした魅力の一冊です。お手本・塗り絵ともポストカードとしても使用できます。
あなたが最期の最期まで生きようと、むき出しで立ち向かったから
須藤 洋平 著
トゥレット症候群という難病を抱えた中也賞の詩人は三陸で被災した。死者たちを言葉に刻印することで受難を超えようとした言葉が、いま一冊の本となって魂をつきさす。衝撃の詩集。
まさか!の地震に強い住まい選び 土地と物件の見わけ方から耐震リフォームまで
NPO法人日本耐震防災事業団 監修 sumica 編著
安全な地形・地盤の見分けかた、今の住まいの危険度診断と耐震リフォーム、新築の一戸建て/マンションの耐震強度、中古物件の耐震強度、地震保険のしくみまで、いま必須の情報を徹底解説。
14歳からの原発問題
雨宮 処凛 著
「3.11」で原発の恐ろしさに気付いた著者が、小熊英二・鎌仲ひとみ・西尾漠・原発労働者ら6名の専門家を訪ね、原発についてイチから学ぶ。これからを生き抜くための「原発問題」入門。
小出裕章が答える原発と放射能
小出 裕章 著
今、もっとも信頼される原子力の専門家が、福島第一原発で何が起きているか、放射能汚染の現実とどう闘うか、具体的な質問に平易な言葉で答えていく。いちばん聞きたい答えがここにある!
定価1,100円(本体1,000円)
らんぷの本
東北のアルバム ふるさとの記憶
小野 幹 写真
被災以前の東北各地の風景とそこに生きる人びとの姿。いまはもう見られなくなった景色がよみがえる。かつての東北らしい暮らしが再び築き上げられるようにとの祈りを込めた写真集。
原発と原爆 「核」の戦後精神史
川村 湊 著
ゴジラと放射能恐怖映画から、アトム、ナウシカ、「原発文学」の数々まで、様々な文化現象を世相に重ね合わせながら読み解き、原発と原爆(=「核」)をめぐる時代精神を浮き彫りにする。
桜
蜷川 実花 著
2011年4月、いつもの春と変わることなく、桜は美しく咲いていた。この年この春に命を燃やした日本の桜を、全ページ撮り下ろし! 蜷川実花が献げる、写真によるあでやかな花束。
定価2,530円(本体2,300円)
宮城県気仙沼発! ファイト新聞
ファイト新聞社 編
2011年3月11日の東北大震災の後、宮城県気仙沼市の避難所で小中学生によって始まった「ファイト新聞」を収録。各メディアが取り上げた被災地からのもう一つの報告書。子どもから大人まで。
定価1,362円(本体1,238円)
思想としての3.11
震災/津波/フクシマは何をわれわれに問うているのか、なにを考えるべきなのか。吉本隆明、鶴見俊輔、山折哲雄、中井久夫、木田元、加藤典洋らから立岩真也、高祖岩三郎まで。
歴史・地理・民俗
哀史 三陸大津波 歴史の教訓に学ぶ
山下 文男 著
歴史的名著の緊急再刊。3.11の体験を含めた新しい「まえがき」を収録。明治、戦前の三陸大津波の実態と、その教訓を学ぶ。推薦文・佐野眞一。
元素のことがよくわかる本 原子番号「1~118」のすべてを、やさしく解説!
ライフ・サイエンス研究班 編
福島第一原発事故で検出されたセシウム一三七が体内被曝を起こすメカニズムとは? 興味深い元素の知識をやさしく紹介!
定価597円(本体543円)
放射能汚染の現実を超えて
1986年チェルノブイリ原発の大事故後、旧ソ、ヨーロッパだけでなく日本でも汚染は拡がっていた。原発の現場から食品など具体的な放射能汚染の実態を綴り、原発への警告を鳴らす。
不思議可愛いダンゴウオ
佐藤 長明 著
宮城県志津川湾に多く生息するダンゴウオは、ポニョのような愛くるしい顔立ちでダイバーに大人気。ダンゴウオに魅せられたダイバーカメラマンがその魅力と謎を紹介する不思議可愛い写真集。
アライバル
ショーン・タン 著
世界各国多数の賞を受賞、世界中に衝撃を与えたグラフィック・ノヴェル、ついに刊行! 漫画でもコミックでもない、素晴らしいセンス・オブ・ワンダーに満ちた「文字のない本」。
×品切