読者の声 最新一覧

ご投稿いただいた最新の読者の声をご紹介しています。

投稿のしかた

日航123便 墜落の波紋

日航123便 墜落の波紋

 

青山 透子 著

★2019.07.15   youtubeのアシタノワダイの動画がきっかけで読みました。
関係者でなくとも、無関心でいる事が同罪になる様な気がして…
青山さんの活躍、応援します。

自由思考

自由思考

 

中村 文則 著

★2019.07.10   中村さんの小説に救われてきた。
そんな自分が、このエッセイ集を手に取らない訳がない。
小説以上に、救われ、笑わされ、癒され、
もっともっと中村さんを好きになった自分がそこにいる。

日航123便 墜落の波紋

日航123便 墜落の波紋

 

青山 透子 著

★2019.07.07   33回忌を機に、さらにパワーアップされ続々と発刊には有難うございます。
事件を世に問うていただいてからも、やはり私は矛盾を、ボイスレコーダーの中に聞いては
「おかしい!」
と、いう思いが、家事をしながらでも、度々おりて来るのです。

「何か爆発したぞ」と、あの時
機長さん発されたのが、正しい録音起こしならば

「爆発は何?」的な質問が、追加で、一度もキャビン内に対して、なされない。
確認を要請しない。
そんな不自然な事があるでしょうか。

通常、空の上で「爆発」を感じたなら人は平常心では居られません。
至極冷静な、会話のキャッチボールがその後も続いた事で、あのワンフレーズは
「爆発」という発音では99.9%無かった
と、断言したいです。

ご著書はもれなく購入し、青山先生を応援し続けます。。。
この度もお疲れ様でございます。。兵庫県T

日航123便 墜落の波紋

日航123便 墜落の波紋

 

青山 透子 著

★2019.06.24   目撃証言とフライトレコーダーの不一致。過去に事故現場にオレンジ色の部品と日航職員もいた写真掲載の本も既読。急減圧はなく、フラッター現象の証拠も弱い。ましてや火炎放射器使用の科学的証拠。
ボイスレコーダー編集、元テープの公開拒否となればフライトレコーダー改ざんは必至。
「オレンジエアー」はファイアービーかチャカⅡとなるでしょう。大勲位中曽根は墓場まで真相を持って行くでしょう。これでは1945年マニラ東方拠点で犬死した英霊我が伯父と同じです。

黒死館殺人事件

黒死館殺人事件

 

小栗 虫太郎 著

★2019.06.12   四大奇書の一角にある探偵小説。膨大な衒学趣味的文章により主客転倒の様相を見せている。ヴァン・ダイン「グリーン家殺人事件」や麻耶雄嵩「翼ある闇 メルカトル 鮎最後の事件」のネタ元探しとしても面白い。

葬送学者 鬼木場あまねの事件簿

葬送学者 鬼木場あまねの事件簿

 

吉川 英梨 著

★2019.05.24   自分は学校の図書室で見つけて読みました。私は怖い話やサスペンス、都市伝説、殺人などなど普通女の人が読まないような本が好きで1番最初の不慮の事故でも、病でもない青酸カリを盛られたことによる、毒殺であった。の部分を読んだ瞬間自分の血が騒ぎました。これは絶対に面白いと確信して読んでみると色々な展開があってすごく面白く何より鬼木場と母親とのやりとりや、鬼木場と福満とのやりとりも興味深い。 一つ一つにでてくる殺人の手口は巧妙かつ繊細で、読みがいがあると感じました。これからも何度か読もうと思います!!

日航123便 墜落の新事実

日航123便 墜落の新事実

 

青山 透子 著

★2019.05.23   わすれもしません、当時、山形県の親族の不幸に出向いて、その翌朝のテレビニュースでみた大惨事を。
二十歳ながらのわたしが、その時、どっちの不幸でここに来たのなのと・・・。

あれから、数十年経ち、ある人からの話を聞いて、真実が知りたいと・・・。

ただ、わたしは特別な知識もなく投稿をしてしまいました。

当機 御乗客様 又、職員様のご冥福を今もなおお祈りいたします。

失礼いたしました。


総特集 石ノ森章太郎

総特集 石ノ森章太郎

 

河出書房新社編集部 編

★2019.05.16   石ノ森作品の大ファンである私は、本書をとても楽しく読ませていただきました。各人各様の石ノ森像は想像以上に面白かったですが、中でも良かったのは上野顕太郎さんによるパロディ、「神々との闘い(番外編)」でした。仮面ライダーや星の子チョビン、さるとびエッチャン、ロボット刑事K、キカイダー、サイボーグ戦士たち等の、石ノ森作品のヒーローたち。「幻魔大戦」のラストシーンを再現した48・49ページも秀逸です。石ノ森漫画よ、どうか永遠に。

セミ

セミ

 

ショーン・タン 著 岸本 佐知子 訳

★2019.05.09   仕事でも、日常生活でも、つらいことがあるたびに「セミになりたい...人間やめたい...」と思ってきました。
そんな中で偶然出会ったこのお話。セミが送る日々と自分のそれを重ねて、同調していたかもしれません。だからこそラストシーンに胸を抉られ、ずるいと、羨ましいとさえ感じてしまいました。

何年も土の中で眠り続け、世界に飛び出してもわずか数日でその一生を終えるセミ。このお話は会社を土に例えていて、そこから出て得るものはとてつもない解放感と、確実にやって来る終わりで。
セミよりもたくさんの選択肢を持っているはずの人間ですが、それが果たして豊かなことなのか、わからなくなりました。セミも人間もほかの生き物も、みな同じなのかもしれない。

ディスタント

ディスタント

 

ミヤギ フトシ 著

★2019.05.06   沖縄出身のクリエーター。ある主題のコンセプトの一つとして、この作品は捉えてよいのだろうか?ミヤギ氏の初小説。同性愛については未だに理解できないが、性別を問わず居心地のいい人間と居る感覚は何となく理解できる。この小説で私が一番感じたのは距離感である。同性間の恋愛は異性間と違い微妙な距離感がある。磁石に例えるなら同極同士(N極とN極)が魅かれ合うのだから当然そういう距離感は生じるのだろう(あまり近付くと弾かれてしまう)。さすがにクリエーターだけあって風景の捉え方色合いの描き方が絶妙である。そのうえ、他の芸術家(写真家や、現代美術家)の作品が所々にちりばめられているので、それらをひとつずつ調べながら読むのも、すごく楽しかった。小説以外のミヤギ氏の作品も観てみたい。

黒薔薇

黒薔薇

 

吉屋 信子 著

★2019.04.18   現在のフェミニズムブームで、韓国やアメリカの書籍が注目されていますが、日本の女性たちが読むべき本はこの本だと思います。
上野千鶴子さんの東大での祝辞が話題になったように、まさに和子は、両親にも校長にも進学を反対され、事故か自害かわかりませんが、失意の中亡くなってしまいます。また章子が嘆くように、学校は少女たちを良き家庭人に育てる事に夢中で勉学を簡単に切り捨てようとします。これは過去の話ではありません。冒頭の、章子が良い生地でお布団をしつらえそうとしたら、「嫁入り道具か?」と周囲に言われてしまうシーンなんて、多くの女性が、誕生日に食洗機や洗濯機をもらってしまうようなことと、全部つながっているように思います。
私は「少女小説」という名前に騙されていました。今こそ!日本の女性たちは吉屋信子や石井桃子を読むべきだと思うのです。ぜひ復刊させていただきたいです。

夢も見ずに眠った。

夢も見ずに眠った。

 

絲山 秋子 著

★2019.04.15   とてもよかったです。私の読みたかった絲山秋子さん、という感じ。直近で「絲的ココロエ」を読んだので、うつに関する描写を特に真剣に読みました。
岡山県民としては、岡山が重要な場所として取り上げられていて、嬉しかったです。ただ、林源十郎商店は2010年9月にはなかったと思うので、そこは違和感が出ました。

増補新版 クイーン

増補新版 クイーン

 

★2019.01.20   2003年刊行のムックが2011年に増補新版として刊行。
ブライアン・メイとロジャー・テイラーへのインタビューは、1999年にイギリスの音楽雑誌に掲載されたもので、39ページに渡ってQUEEN結成からフレディの死後までを丁寧に語った非常に読み応えのある内容でした。
夭逝した本田美奈子さんへのインタビューでは制作現場でのブライアンの人柄が垣間見えて微笑ましい。
カラーグラビア写真は巻頭数ページと少ないながらも、オリジナルの全アルバム・ガイド、アルバム未収録曲、ソロ活動まで収録され、読み物としては十分なボリューム。
4人の人柄を追う個人的なエピソードというよりは、音楽的な系譜としてのバンド・クイーンを知りたい方にお勧めです。

宇宙探偵ノーグレイ

宇宙探偵ノーグレイ

 

田中 啓文 著

★2019.01.19   田中啓文さんの大ファンです。
この本は図書館で知り、いつもどおり、たいへん面白かったので、紀伊国屋書店さんに取り寄せていただきました。
すべての短編がおもしろかったけれど、白眉と言えるのは、冒頭をかざる「怪獣惑星キンゴジ」だと思います。「ハウダニット」の本格ミステリーとしての完成度の高さは感動ものでした。きちんと手掛かりも明示されているし、文句なしの傑作です。このネタは、今後パクることができないものですね。
今後も、さまざまな尖鋭SF作家さんの作品を文庫化していただきたいです。
ただ、ふたつだけ不満な点をあげれば、出版物の広告活動が地味な点。もっと、大々的に新刊広告をしていただければ、と思います。
もうひとつは、取り扱いのない書店が多いという点。応援してるので、すべての書店で新刊平積み状態を実現させていただきたいです。

イルカは笑う

イルカは笑う

 

田中 啓文 著

★2019.01.19   田中啓文さんの大ファンです。
田中さんの短編は傑作バカSFの宝庫だと思っています。
本作は「おバカ」度低めの短編集で、筒井康隆さんの系譜を継ぐ田中啓文さんのSF世界を堪能できました。
特に表題作「イルカは笑う」。田中さんにしては凡庸な展開だと思っていたら、ああいう真相だったとは!
あと、一読、忘れがたい「歌姫のくちびる」。すごい哀切感。バカSF作家の田中さんだからこそ、出せた味わいだと思います。
今後も、田中さんはもちろん、他社が見逃している国内外のSF名作を刊行していただきたいです。
「NOVA」シリーズも楽しく読ませていただいております。

父 吉田健一

父 吉田健一

 

吉田 暁子 著

★2019.01.19   ひっそりとして目立たない湧水の如き文章である。ひっそりとして目立たないからたくさんの人は飲まないが、口に含むと、透明な澄み渡って舌の上でほころぶ旨味。名文、かくの如し。実は僕だけがわかると思い、名作発見の喜びを実感していたら、松浦寿輝氏ご推薦とあり、わかる人にはわかるのだろうが、一般的には目立たない。しかし、目立たない湧水に一度口をつけてみることを勧めたい。騒がしいものがもてはやされる昨今、名作かくの如しを一般に実感してほしい。そのお手本のような一冊である。

恋と愛の進化論

恋と愛の進化論

 

子宮委員長はる 著

★2019.01.12   はるちゃんの考え方がだいぶわかりました。私も自分自身を大切に扱っていきます。

恋と愛の進化論

恋と愛の進化論

 

子宮委員長はる 著

★2019.01.11   はるちゃんが大好きで尊敬しています。
御守りの本です!

恋と愛の進化論

恋と愛の進化論

 

子宮委員長はる 著

★2019.01.10   本やブログを通して温かいメッセージありがとうございます。
次のステージも応援しています。

この世界が消えたあとの 科学文明のつくりかた

この世界が消えたあとの 科学文明のつくりかた

 

ルイス・ダートネル 著 東郷 えりか 訳

★2019.01.09   参考文献にも挙げられている、ジョン・ウィンダム『トリフィド時代』を読んだ直後だったので、なおさら興味深く読ませていただきました。大破局後に文明を再起動する方法を知ることは、今我々の生活を支えている当たり前の技術の背景と価値を知ることにつながります。ライトノベルで最近流行のいわゆる「異世界もの」を、もうちょっと真剣で現実的にするとこの本になる、と感じました。

二三気になった点を。
文庫版のp.279「次亜鉛素酸カルシウム」と「次亜鉛素酸ナトリウム」はそれぞれ「次亜塩素酸~」の誤り、p.325「水を加水分解」は「水を電気分解」の誤りだと思われます。
また、原注と訳注がはっきり区別されていたら、より良かったと思います。[]内は訳注らしいのですが、何箇所かそうとも思えないところがあり…