読者の声 最新一覧

ご投稿いただいた最新の読者の声をご紹介しています。

投稿のしかた

マンガ哲学辞典

マンガ哲学辞典

 

橋本 治 著

★2020.01.08   第0回「意味と無意味の大戦争」だけは、『広告批評』初出時に読んでいました。今回、本書の発売を知り、矢も楯もたまらず書店に走ったのは、当時の記憶(1983年)が脳裏をよぎったからでした。永江朗さんが解説でお書きになっている通り、哲学を、橋本治さんがゼロから考えてマンガにしたのが本書だ、と言っていいでしょう。。一冊通して読み、その難解さに呆然としてしまいましたが、131ページの「なんで僕はいつでもひとりぼっちなの」という吹き出しのコトバは、私自身の思いそのままです。「考えるだけでなく、感じろ」、もしかしたら橋本さんは、本書を通じて私たちにそう言っているのかもしれません。

スガリさんの感想文はいつだって斜め上

スガリさんの感想文はいつだって斜め上

 

平田 駒 著

★2020.01.05   凄く面白かったです
続きも面白いので1320円払って買う本としてはいい本だと思います

銃

 

中村 文則 著

★2020.01.01   人を簡単に殺すことを可能にするこの機械は、なぜ、これほど手に持ちやすく、美しいのだろうか。圧倒的な力を手にした主人公の心情を覗いているうちに、作品の泥濘の世界にはまってしまう。
悪の内面を正確に描写する、中村さんの魅力の原点が詰まっている。さすが、芥川賞候補作。
読後はきっと、この主人公のように銃の魅力にとりつかれるでしょう。
(自分は、エアガンを買っていまいました。)

暗黒のスキャンダル国家

暗黒のスキャンダル国家

 

青木 理 著

★2019.12.30    著者の青木氏は、テレビの情報番組のコメンテーターとしてかねてから注目していました。その青木氏の著作が『毎日新聞』の書評で取り上げられていたので早速購入しました。
 一気に読了。溜飲がさがる痛快な本です。ここ何年かの社会状況やメディアの傾向に暗たんたる思いを抱いている私のうっ憤をはらしてくれる内容でした。現政権の非道を厳しくかつ鋭く批判するが、1つの問題に様々な角度から考察する抑制の効いた筆致が素晴らしい。
 また内容に加えて著者のスタンスに共感を覚えます。しばしば各項目の最後に「僕も」、「僕たちの問題でも」と、その批判や批評の射程内に自分自身も置かれているからです。そしてこうも思わされます。その「僕」には、読者である私も連なっているはずだ、と。


失われた地平線

失われた地平線

 

ジェイムズ・ヒルトン 著 池 央耿 訳

★2019.12.15   ヒルトンの失われた地平線が新訳で出るそうで今から楽しみです。冒険小説は流行らないのか最近なかなか出ませんね。
河出文庫さんはひところ探偵小説のシブいところを復刻してましたがそろそろ終わりですか?
小生にとって河出文庫といえばシムノンとトレヴェニアンですが今はどちらも消えてますね。良い作品たちなんで若い読者にも読んで欲しいですが…あとお願いですが、松下竜一その仕事30巻のいくつかを文庫にしてもらえませんかねぇ。旅先や移動中の読者は小生の楽しみのひとつなんですが、いくつか文庫になると嬉しいです。他社で文庫化されてる作品はともかく、松下作品は粒ぞろいですから全作は無理としても広く読んでもらいたいですし、携帯しやすくなると旅の楽しみが増えます。

掏摸(スリ)

掏摸(スリ)

 

中村 文則 著

★2019.12.14   人は誰かと、つながりを持ちたい生き物。
一人で生きていけるけれど、心には誰かを住まわせている。木崎も語られてはいないけど、そうであって欲しい。雨上がりの晴れた空が、眩しい、そんな読後感でした。

ギャシュリークラムのちびっ子たち

ギャシュリークラムのちびっ子たち

 

エドワード・ゴーリー 著 柴田 元幸 訳

★2019.10.28   すごく繊細なタッチで描かれた少年少女達が、不可解で切ない恐ろしい運命にあってしまう話です。
LINEスタンプにしてほしいような一枚絵で、人に教えてあげたくなるようなことが起こります。

星と空の日めくり

星と空の日めくり

 

KAGAYA 著

★2019.09.29   KAGAYAさんの日めくりカレンダーが欲しかったので、とても嬉しいです!一生使える!出版してくださりありがとうございます。美しい写真と心に響く言葉の数々がとても素敵でした。壁掛けができたり綺麗な特殊印刷だったりとのこだわりも嬉しいです。3冊購入しました。是非来年も出版してください、よろしくお願いいたします!

はじめてフィンランド

はじめてフィンランド

 

トナカイ フサコ 著 ヨキネン タル 監修

★2019.09.29   娘と二人、初めてフィンランドに行きました。
何冊かのガイドブックを買いましたが、一番役に立ったのが、トナカイさんの本でした。
読みやすいのと、旅行者目線で書いてあるのが、とても良かったですし、テキトーに描いてあるような絵ですが(失礼!)、意外に正確でビックリです。
カウニステ、行きました〜。店内も、イメージ通りでした。
カウニステの隣に、フィンランド人作家のお店があり、ネックレスとピアス、買いました。
大聖堂の中も、あの絵の通りでした。
スオメンリンナ島も行きました。
私と娘は、タンペレのムーミンミュージアムにも行きました。
帰ったら、トナカイさんにお礼を言おうと思っていたのですが、帰国日に台風で成田が孤島化し、大変な思いをしたので、旅の思い出が、全て成田のトラブルに上書きされてしまったのでした。

あなたが生まれてくるまでの話 胎児の科学

あなたが生まれてくるまでの話 胎児の科学

 

カタリーナ・ヴェストレ 著 安田 容子 訳

★2019.09.20   小学生のお子さんから、初めて妊娠をご経験されている女性、これからママになる人、皆さんに読んでいただきたいと思う本でした。でも、そのためには、ちょっとハードルが高いように感じました。こういう事をきちんと分かりやすく教えていただければ、今いるお腹の中の子供を愛おしく思い、喫煙や飲酒、薬や食品添加物などの化学物質に対し、とても気を使われるようになるのではないか。自殺を考える幼いお子さんにとっては、自分の命の大切さが伝わるのではないか。など色々考えました。大人の子供に対する虐待が騒がれている昨今、もう一度命の大切さを伝える本であると思いました。

どうして君は友だちがいないのか

どうして君は友だちがいないのか

 

橋下 徹 著

★2019.09.20   青少年向けに友達に関する本はたくさん出ているが、そのほととにどに書かれているメッセージは(理想論的な)友達・友情はとても大切なものだということだ。その達成困難な理想の友達像を築かなければならないと思い・苦しんでいる子供のなんと多いことでしょうか。しかしこの本は友達関係の実状をきちっりと書いている。本の内容で一部賛成できないところもあるが、友達・学校の現実・実態を冷静に捉え、問題が起こった時、現実的にどう対応してよいかを具体的に書いているところが素晴らしい。このようなタイプの本は他には見たことがありません。学校の友達関係で悩んでいる子供たちに救いになる本です。(大人の私が読んでも参考になる事が沢山ありました)今、10年以上前に発行された「友達幻想」という本が売れていますが、それよりもずっといい本です。ぜひ再販を希望します。

夢のつかみ方、挑戦し続ける力

夢のつかみ方、挑戦し続ける力

 

早霧 せいな 著

★2019.09.18   14歳の子たちに向けてピッタリの本ではありますが、ちょうど就職活動を控えている私と同じ年代の人にも読んで欲しい一冊でした!学生だけでなく、夢を持った全ての人に相応しい本だと思います。
また、早霧さんのファンとしても「あの時ちぎさんはこう思っていたんだな」と思え、新たな発見もでき、懐かしい気持ちにもなれるような、とっても素敵な本だと思いました。
こんなに素晴らしい本を出版して下さりありがとうございました!"早霧さんの"本を読む目的だけでなく、これからも将来に迷うことがあれば、これを読んでじっくり考えて人生を歩みたいと思います。

クネレルのサマーキャンプ

クネレルのサマーキャンプ

 

エトガル・ケレット 著 母袋 夏生 訳

★2019.09.09   さらりと読める軽めの作品群かと思いきや、ひとつひとつの作品が持つ世界の広がりがすごいのです。例えるならば、数年前のチクチクした痛みを思い出し、ぶわっと映画の中に連れて行かれるよう。著者が映画やドラマも手がける作家と知り、納得です。

上品かつ柔軟な翻訳も素晴らしく、貴重な文学体験が得られたことに感謝します。

日航123便 墜落の波紋

日航123便 墜落の波紋

 

青山 透子 著

★2019.08.28   あの晩のことは、少し覚えていました。生後三ヶ月の息子に、夜中 ミルクを与えながら、テレビを付けて、心配していました。飛行機が、墜落したってこと?何処に、救助活動は?なぜ、燃えているはずなのに、場所が、特定できないのか?不思議でした。やっと、情報操作されていたのだと、確信が持てました。もっと事実が、知りたい、そして、生きている私達が、当たり前のことを追求して、対応していかなければ、ならないと、私に、できることが、ないかと、読み終えた後、痛感しています。出版社の皆様、青山様、勇気ある行動を有難うございます。今後の出版を、また、願っております。

愛国という名の亡国

愛国という名の亡国

 

安田 浩一 著

★2019.08.25   右翼から見る日本社会の偏見や無知に誤解がここまで酷いのかと驚きました
沖縄の問題、外国労働者の問題、デマにヘイトスピーチ問題、生活保護問題は他人事でなく自分の事として本を読むなどして深く思考していくことが大切だと学べました。

夢のつかみ方、挑戦し続ける力

夢のつかみ方、挑戦し続ける力

 

早霧 せいな 著

★2019.08.16   宝塚 トップ時代から 大好き? ちぎさんです!? 生き方・考え方 大好きです。
関西で 本のお渡し会があると聞き これは是非とも行かねばならぬ と 仕事も休み取りました!
まほろば もステキで・・ たまりませんな!?
早く 読みたい気持ちを抑えています!
ちぎさんに会いたいです
宜しくお願いしまーす

日航123便 墜落の新事実

日航123便 墜落の新事実

 

青山 透子 著

★2019.08.15   衝撃の一言です。

私は最近まで機体の故障が原因で起きた不幸な事故と、何の疑問も持ってませんでした。
初めて日航機墜落について興味を持ったのはYouTubeです。
そして今月、青山さんのことを書店で知り今に至ります。
もし家族があの飛行機に乗っていたら。
以前の私のような考えの人ばかりだと、亡くなられた方や遺族があまりにも無念だと思います。

この本を拝読していた時にたまたま、
日航の副パイロットが水と酒を間違え飲酒していたとニュースになっていました。
8月12日の翌日です。
青山さんの本にあった123便の乗務員からは怖いくらいのプロ意識を感じました。
残念な気持ちになったニュースでした。

この本からは青山さんの強い信念が伝わります。
著者の思いがつまった本は、読み終えたとき「何か自分にもできることはないか」と駆り立てられます。

日航123便 墜落の新事実

日航123便 墜落の新事実

 

青山 透子 著

★2019.08.13   事故の当時私は人事異動で事故の犠牲者の上司になりました。仮にT氏とします。私はむせ萎える死体安置場に10日ほどいました。人間の皮だけの死体を医師が検体している姿を見ながら毎日T氏の入っているであろうと推測される棺桶を数限りなく手を入れて試みました、しかしどれもドロドロしたタールと炭の塊でした。弊社は3人犠牲に会いましたがT氏を最後に私が発見しました。判別できるのは顔のみで真っ黒い泥と炭に覆われた塊でした。歯形で本人の確認しました。

遠い町から来た話

遠い町から来た話

 

ショーン・タン 著 岸本 佐知子 訳

★2019.08.08   ショーン・タン展でこの本を見て大変感動し、購入しようと思ったところ品薄だったので、重版をかけられたようで大変うれしいです。
担当者様には感謝の至りです。
地元の書店で取り寄せをかけて楽しみにしております!

スガリさんの感想文はいつだって斜め上

スガリさんの感想文はいつだって斜め上

 

平田 駒 著

★2019.08.02   正直な感想、とても面白かったです!
スガリさんという個性的なキャラクターにページをめくる度に魅了されていきました。また、名作文学を取り上げている事で知っている作品、知らなかった作品に出会い、またその作品が読みたくなりました!
すごく続きが気になりました。あれば是非とも読ませて頂きたいです。