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  1. Modern&Classic

全集・シリーズ

クチヒゲヲソルオトコ

口ひげを剃る男

エマニュエル・カレール

田中 千春

単行本 46 ● 172ページ
ISBN:978-4-309-20460-4 ● Cコード:0097
発売日:2006.06.22

定価1,650円(本体1,500円)

×品切・重版未定

  • ある日いたずら心で口ひげを剃り落としたことから、妻も仕事もすべて失って、破局への道をすべり落ちていく男の物語。ヒッチコックの戦慄を想起させる、フェミナ賞作家の異色作。映画原作。

著者

エマニュエル・カレール (カレール,E)

1957年生まれ。大学卒業後、映画評論やテレビドラマのシナリオ、実験的小説などを書いていたが、1986年に発表した『口ひげを剃る男』で注目を浴び、作家としての地位を確立した。『ベーリング海峡』(87年度SF大賞)、フィリップ・K・ ディックの伝記『俺は生きているがお前たちは死んだ』に続いて発表した『冬の少年』(1995年度フェミナ賞)および『嘘をついた男』がともにフランスでベストセラーになり、数か国語に翻訳される。その後、テレビ・ドキュメンタリー制作を契機に、母方の祖父がロシア人という自分のルーツに目覚め、ドキュメンタリー映画『コテルニッチへの帰還』を発表。2005年には自ら監督して『口ひげを剃る男』を映画化した。

田中 千春 (タナカ チハル)

早稲田大学仏文科卒、パリ大学で比較文学・言語学を専攻。ギリシャ、ハンガリー、香港、マレーシアなどに長期滞在。訳書にアンドレ・ボナール著『ギリシャ文明史』、ピエール神父著『遺言…』(ともに人文書院)、エマニュエル・カレール著『冬の少年』、『嘘をついた男』(ともに河出書房新社)など。

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