河出書房新社
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文庫・新書
眠りなき狙撃者
ジャン=パトリック・マンシェット 著 中条 省平 訳
引退を決意した殺し屋に襲いかかる組織の罠、そしてかつての敵――「一行たりとも読み飛ばせない」ほどのストイックなまでに簡潔な文体による、静かなる感情の崩壊速度。マンシェットの最高傑作。
定価770円(本体700円)
×品切・重版未定
ドキュマン
ジョルジュ・バタイユ 著 江澤 健一郎 訳
バタイユが主宰した異様な雑誌「ドキュマン」掲載のテクストを集成、バタイユの可能性を凝縮した書『ドキュマン』を気鋭が四十年ぶりに新訳。差異と分裂、不定形の思想家としての新たなバタイユが蘇る。
定価1,320円(本体1,200円)
○在庫あり
最後のトリック
深水 黎一郎 著
ラストに驚愕! 犯人はこの本の《読者全員》! アイディア料は二億円。スランプ中の作家に、謎の男が「命と引き換えにしても惜しくない」と切実に訴えた、ミステリー界究極のトリックとは!?
定価803円(本体730円)
塩一トンの読書
須賀 敦子 著
「一トンの塩」をいっしょに舐めるうちにかけがえのない友人となった書物たち。本を読むことは生きることと同じという須賀は、また当代無比の書評家だった。好きな本と作家をめぐる極上の読書日記。
吉田松陰
古川 薫 著
二〇一五NHK大河ドラマ「花燃ゆ」。その主人公・文の兄が、維新の革命家・吉田松陰。彼女が慕った実践の人、「至誠の詩人」の魂を描き尽くす傑作小説。
定価726円(本体660円)
現代の民話 あなたも語り手、わたしも語り手
松谷 みよ子 著
夢の知らせ、生まれ変わり、学校の怪談……今も民話はたえず新たに生まれ続けている。自らも採訪し続けた「現代民話」の第一人者が、奥深い「語り」の世界を豊かに伝える、待望の民話入門。
NOVA+ バベル 書き下ろし日本SFコレクション
大森 望 責任編集
日本SF大賞特別賞を受賞した画期的アンソロジー、復活。完全新作・オール読切。参加者は、円城塔、月村了衛、酉島伝法、野崎まど、長谷敏司、藤井太洋、宮内悠介、宮部みゆきの豪華八人。
定価1,012円(本体920円)
最後の敵
山田 正紀 著
悩める青年、与夫は、精神分析医の麻子と出会う。そして鬱屈した現実がいま変貌する。「あなたの戦うべき相手は、進化よ」……壮大な構想、炸裂する想像力。日本SF大賞受賞の名作、復活。
ブエノスアイレス午前零時
藤沢 周 著
雪深き地方のホテル。古いダンスホール。孤独な青年カザマは盲目の老嬢ミツコをタンゴに誘い……リリカル・ハードボイルドな芥川賞受賞の名作。森田剛主演、行定勲演出で舞台化!
定価550円(本体500円)
△3週間~
シャーロック・ホームズ全集【全9巻】
シャーロック・ホームズの事件簿
アーサー・コナン・ドイル 著 小林 司/東山 あかね 訳 W・W・ロブスン 注・解説 高田 寛 解説訳
「高名な依頼人」、「這う男」など数々の難事件を鮮やかに解決するホームズともついにお別れ。四十年間の「ホームズ物語が幕を閉じる、最後の短篇集。決定版「シャーロック・ホームズ全集」の最終巻。
定価1,540円(本体1,400円)
霧のむこうに住みたい
愛するイタリアのなつかしい家族、友人たち、思い出の風景。静かにつづられるかけがえのない記憶の数かず。須賀敦子の希有な人生が凝縮され、その文体の魅力が遺憾なく発揮された、美しい作品集。
定価792円(本体720円)
寿フォーエバー
山本 幸久 著
時代遅れの結婚式場・寿々殿で、他人の幸せのために働く靖子の毎日は、カップルの破局の危機や近隣のライバル店のことなど難題続きで……結婚式の舞台裏を描く、笑いあり涙ありのハッピーお仕事小説!
定価814円(本体740円)
解剖学個人授業
養老 孟司/南 伸坊 著
「目玉にも筋肉がある?」「大腸と小腸、実は同じ!!」「脳にとって冗談とは?」「人はなぜ解剖するの?」……人体の不思議に始まり解剖学の基礎、最先端までをオモシロわかりやすく学べる名・講義録!
定価704円(本体640円)
×品切
ロッパ食談 完全版
古川 緑波 著
一九五一年創刊の伝説の食べもの冊子「あまカラ」に連載された「ロッパ食談」をはじめて完全収録。ただおもしろいだけじゃない、「うまいもの」「食べること」への執念を感じさせるロッパエッセイの真髄。
文、花の生涯 幕末長州のある家族の肖像
楠戸 義昭 著
二〇一五年NHK大河ドラマの主人公・文。兄吉田松陰、夫久坂玄瑞、後添え楫取素彦を中心に、維新回天の激動期をひとりの女がどう生き抜いたかを忠実に描く文庫オリジナル。
ツクヨミ 秘された神
戸矢 学 著
アマテラス、スサノヲと並ぶ三貴神のひとり月読尊。だが記紀の記述は極端に少ない。その理由は何か。古代史上の謎の神の秘密に、三種の神器、天武、桓武、陰陽道の観点から初めて迫る。
定価825円(本体750円)
べにはこべ
B・オルツィ 著 村岡 花子 訳
シャーロック・ホームズ最後の挨拶
アーサー・コナン・ドイル 著 小林 司/東山 あかね 訳 O・D・エドワーズ 注・解説 高田 寛 解説訳
ホームズ最大の危機を描く「瀕死の探偵」、探偵業引退後を描いた「最後の挨拶」ほか、死の影と怪奇、そしてなにより奇想と冒険に満ちあふれた第四短篇集。コナン・ドイル晩年の円熟期の傑作群。
定価990円(本体900円)
計画と無計画のあいだ 「自由が丘のほがらかな出版社」の話
三島 邦弘 著
一冊入魂、原点回帰の出版社として各界から熱い注目を集めるミシマ社。たった一人の起業から五年目の「発見」までをつづった愉快・痛快・爽快エッセイ。各界から絶賛を浴びた名著に「番外編」書き下ろし。
生物学個人授業
岡田 節人/南 伸坊 著
「体細胞と生殖細胞の違いは?」「DNAって?」「プラナリアの寿命は千年?」……生物学の大家・岡田先生と生徒のシンボーさんが、奔放かつ自由に謎に迫る。なにかと話題の生物学はやっぱりスリリング!