河出書房新社
河出の本を探す
1511件中 1341~1360件を表示 | 表示件数 20 30 50 件
日本文学
四万十川 第2部 とおいわかれの日々に
笹山 久三 著
姉が、親友が、谷から去る日が近付いてくる。なにが彼らに別れをしいるのか――わかれの苦しみをのりこえる少年あつよしと家族たち。名作“あつよしの夏”の続篇。
定価1,388円(本体1,262円)
×品切・重版未定
都市叙景断章
記憶を失った青年の脳裡にうかぶ三つの風景――夜明けの街に連合赤軍事件を鮮烈に甦えらせながら、時代と死者へのレクイエムを奏でる異才の衝撃的中篇。
定価1,495円(本体1,359円)
河出女性ロマンシリーズ
貝紫幻想
幻の染料「貝紫」の神秘に魅せられた男と女が、血の繋りの根の深さに苦しみつつたどる禁忌の愛――京都と鎌倉を舞台に、深い陰翳と妖しい香気をたたえて繰り展げられるロマンの世界。
定価1,708円(本体1,553円)
惑星の午後に吹く風
三木 卓 著
「過去の世界から復活した奇跡の女」を軸に、未来世界に織り成される哀憐の人間模様。著者初のSF的手法を駆使して永劫に回帰する輪廻の生を描く会心の力作。
天のある人 二十三の物語
見なれた、なにげない風景のなかから、人間の奥深い世界がほのみえてくる――。さまざまなジャンルで活躍する“ことばの錬金術師”池内紀がはじめて世に問う小説集。
慶応ボーイ
ふるき良き三田の丘の青春が戦争の暗雲に覆われて行く頃――人間の意外性と日常生活の陥穽を描き続ける文芸ミステリーの巨匠が、自伝的光景を交えて編んだ魅力の短篇集!
禁断叢書
逆光の部屋
著者匿名
身の毛もよだつ醜怪な男にとじこめられた部屋でありとあらゆる辱しめを受けた少女は、逆光のなか、さんさんと降り注ぐ黄金の雨に打たれて裸身を震わす。
定価2,296円(本体2,087円)
デンデラ野
山本 昌代 著
団地の次男一家に寄生する老婆の奇行を通して明るい世紀末の空虚を謳う「デンデラ野」の他、芥川賞候補作「豚神祀り」「春のたより」を収録して、著者の新しい世界をしめした秀作集。
定価1,431円(本体1,301円)
そこのみにて光輝く
北の港街、全てを失った青年が出会った廃屋の女――苛立ちと誇りにゆれる青春の陰画を季節の頽廃に映し出す、ハードなリリシズムにみちた、天折した伝説の作家がのこした代表作。
定価1,773円(本体1,612円)
雨が降る靴
人はこれほどまでに孤独になれるのか。理想の女性レイさんの心の奥をかいま見た時私は思った。同時代感覚あふれる言葉で描かれ多くの読者の支持を得た注目の青春小説。
定価1,324円(本体1,204円)
蘆火野
日本の夜明けを告げる明治維新と革命の歌声響くパリ・コミューン。コック修業にはげむ若い日本人男女が潜り抜ける二つの動乱、世界史を結ぶロマン!
アメン父
牧師でありながら宗派や教義を否定し、十字架の上に自己の意識を引き上げることで、神の臨在を感じた父。その生涯を、ひそやかな敬愛をこめながら飄々と綴りゆく――。
石狩平野 上
明治・大正・昭和・そして戦争‥‥近代日本百年の怒濤に耐え、北海道の大地の娘・鶴代がつらぬく一筋の愛と苦難の生涯を描く感動の大河ロマン!
石狩平野 下
少年アリス
長野 まゆみ 著
夜の学校に現れた迷いの園。季節の交代を象徴する銀の実をめぐり、鳥と人とが不可思議な幻想劇を繰り広げる。メルヘンの時代の到来を予感させるロングセラー。
定価1,320円(本体1,200円)
×品切
汝ふたたび故郷へ帰れず
飯嶋 和一 著
リングの向こうからあの島の波音がきこえる――青年ボクサーの絶望、そして再生のプロセスを、ハードな文体で叩きこむように描き出し、鮮烈な感動を呼ぶ秀作。
フェノロサ 「日本美術の恩人」の影の部分
保坂 清 著
近隣進出を目指す明治日本にとって、フェノロサの説く弱肉強食を是とする社会進化論は絶好の理論であった――。日本美術の売買で巨万の利益を得た彼が、いまなお顕彰される謎を追う。
定価1,783円(本体1,621円)
桃尻語訳 枕草子 中
橋本 治 著
「春って曙よ!」古典の代表的作品を現代女子高生の言葉に翻訳してしまった鬼才の革命的仕事。難しい古典がこんなにわかりやすく面白く読めるとは。学校のサブテキストにも最適。
或る過程
小川 国夫 著
大井川の陽光の下に育まれた幼年時代、文学に志しフランスに遊学した青春、そして「青銅時代」まで、清冽にして孤独な詩心がたどる魂の遍歴を昭和という時代を背景に描く。
定価1,430円(本体1,300円)
アーモ
心の奥に優しく響くファンタジーから、さわやかな香りをはこぶエッセイまで、感性のキラメキをみせる注目のデビュー作品集。アーモはイタリア語で愛するの意味。