河出書房新社
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1524件中 1301~1320件を表示 | 表示件数 20 30 50 件
日本文学
琥珀の町
稲葉 真弓 著
琥珀色に染まり行く都会の落日――。増殖しつつ変容する生きたオブジェ=東京を舞台に、その余白を生きる孤独な魂の交わりを透明な寂寥感で描いた、五つのウォーターフロント物語。
定価1,602円(本体1,456円)
×品切・重版未定
THIRSTY
田中 康夫 著
充たされているのに、どこか哀しい。恋愛も、仕事も、結婚も。そんなサースティな心を描き、若者たちの共感を呼んだ「Hanako」連載の人気短篇連作集。
定価1,388円(本体1,262円)
危ない橋
恋とは、分かり合えるものを探しながら、いつのまにか分からないものに惹かれていくもの――。プロポーズを待ちながら、不安心理から自虐へとはしる女性を描いた異色作。
四万十川 第3部 青の芽吹くころは
笹山 久三 著
少年あつよしの淡い恋の芽ばえと性の目ざめを、山に生きる男の恋と夢の挫折に重ねつつ、少年たちの成長と村の変貌を鮮烈に描くなかから、現代に喪われたものを問う、待望の第3部。
青春デンデケデケデケ
芦原 すなお 著
ビートルズにのって走った、踊った! エレキギターに魅せられたあの日――。誰もが通過する青春の輝かしい季節を描いた文藝賞・直木賞受賞の大ベストセラー。
定価1,282円(本体1,165円)
マンガ日本の古典
マンガ太平記 上
後醍醐天皇は幕府討滅に思いをめぐらせ、楠正成・新田義貞・足利尊氏らが死力を尽くす! 鎌倉幕府の崩壊から建武中興を描き、壮大な変革期を彩る英雄たちの真の姿に、マンガで迫る。
カンザスの毛玉ネコ
カンザスの町で出会った皮ジャンにハーレーダビドソンを駆走させるおばあさんは、元ドイツの女優ミス・リーフェンシュタールだった?。
東京妖かし
あの街角、この店先、あの男女――見慣れた光景が突然変貌する魔のとき。地霊に魅入られて分け入る東京ワンダーランドで見た真実とは? 迷宮に行った男を描く私小説作家の超私小説。
定価1,708円(本体1,553円)
大いなる坂 聖と俗の巨人 蓮如
大谷 晃一 著
淀川流域の名もない寒村に“大阪”を築きあげた蓮如。応仁の乱に幕開く戦国乱世に、聖と俗の境界を超え、近世への大いなる坂を歩んだ蓮如。新しい蓮如像が躍動する歴史快作。
定価1,815円(本体1,650円)
太平記(全一巻)
山崎 正和 訳 司馬 遼太郎 解説
戦争と平和、野望と忠誠、世情の混乱――現代に重なる転換期のなまなましい全体像を壮大なスケールで描く不朽のロマン! NHK大河ドラマの原典の名現代語訳、愛蔵版全一巻本。
定価2,136円(本体1,942円)
HAPPY BIRTHDAY
比留間 久夫 著
いつかは女の子に生まれ変わりたい――少しずつ男性をすてていく少年の、ふしぎで新しい愛と性のかたちをかつてないスタイルで描き出す90年代のための恋愛小説。
螺鈿の懐剣
ロンドン、アムステルダム、ワルシャワ――人種のるつぼヨーロッパ三都の奇怪な死をつなぐ糸とは? 日本的美とエロスのはかり知れない謎に憑かれて辿る、ミステリアスな遍歴物語。
メイド・イン・オキュパイド・ジャパン
進駐軍に占領されていた戦後のあの時代が最高だった。アメリカに憧れ、なにもないのに夢だけがいっぱいあった少年の、やがて歌手になるまでを爽やかな筆致で描く、青春記の佳作。
氷河が来るまでに
薬物に身とこころをおかされ、「壊れかけた器」となって苦悩の淵をさまよう魂の畏れと祈り――苦しみの果てに救いの可能性を問いながら、文学の極北をめざした名篇。
定価2,670円(本体2,427円)
うつくしい木乃伊
あなた、私、隣りの人――ごく普通の暮らしのなかの小さな謎が映し出す、意外な人間模様。深い心理洞察とあたたかなユーモアにみちた文芸ミステリーの巨匠の傑作短篇集。
アリスの国 Vol.1
長野まゆみ、坂田靖子、めるへんめーかー、堀田あけみ、江國香織、川村真澄、きたのじゅんこ、小林麻美――17人の作家による、コッミック・イラスト・ポエム・ノベルの書下ろし作品集。
マンガ雨月物語
木越 治 岸田 恋 画
命よりも大切な信義、夢の世界での無上の体験、押さえきれない狂気など、怪異をとおして人間の真実を探究した、鬼才・上田秋成による近世短篇小説の最高峰を、魅惑的なタッチで描く。
定価1,068円(本体971円)
スタイリッシュ・キッズ
鷺沢 萠 著
何でも叶えてくれるはずのひとが色あせてみえた――。宝石箱のように輝かしくちりばめられた日々の終わりに、最高の恋人たちの別れを痛切に描いた80’s青春グラフィティ。
新選組傑作コレクション 2 烈士の巻
縄田 一男 編 池波 正太郎 他著
近藤勇、土方歳三、沖田総司、芹沢鴨、あるいは山南敬助、永倉新八、原田左之助、斎藤一など、新選組を率い、担い、争いながら修羅場を駆け抜けた男たちの壮絶多恨の人間絵巻!
異水
永山 則夫 著
香港、宇都宮、大阪――ただ、希望を喪うためだけかのように、少年の孤独な彷徨は続く。密航の失敗、そして兄の許での苦い日々を描く「陸の眼」、大阪への逃避行を綴る「異水」を収録。
定価1,760円(本体1,600円)