河出書房新社
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1511件中 1361~1380件を表示 | 表示件数 20 30 50 件
日本文学
禁止空間
増田 みず子 著
マンションの壁の内に映し出された現代人の聖域――求める愛は外部との隔絶にしか存在しないのか? 現代女流文学の最先端をいく著者による長篇小説。
定価1,324円(本体1,204円)
×品切・重版未定
妻たちの輪舞
セックスに潔癖すぎる妻と、妻を愛しながら充足を得られず浮気に走る夫――この夫婦が愛と性の全き充実を得るのはいかにして可能か。現代の夫婦のあり方を問う長篇小説。
定価1,760円(本体1,600円)
河出女性ロマンシリーズ
花埋み
渡辺 淳一 著
自分の肉体にやけつく痛みに耐え、おなじ苦しみから女性を救おうと医学の道を志した日本初の女医・荻野吟子の苦難と哀切の生涯を描く著者初めての書き下ろし長篇。
禁断叢書
密猟者
著者匿名
満員電車の片隅で、スポーツ・クラブの控室で、しのび寄る影の触手。ついに未踏の禁断の森に分け入り、陰花の情動をつぶさに描ききった衝撃のロマン。
定価2,296円(本体2,087円)
マンガ日本の古典
マンガ古事記 神話篇
遠い昔、宇宙のはじめ、数多くの神々が生まれ、日本の国が形づくられる――。古代人の限りなく豊穰な想像力が生み出した不滅の大古典を生き生きとマンガで再現する。
定価1,046円(本体951円)
暗い人 第1部
人間の自由な在りかたを求めて変転する魂の行方は――戦後文学の最前衛・井上光晴が文学的想像力の一切をかけて、「天皇の世紀」へ挑む渾身のライフワーク。
定価1,549円(本体1,408円)
善知鳥
山本 昌代 著
古典を素材にして、語りのたくらみによって物語の妖しい戯れを紡ぎ出し、幽かな崩壊の予感にみちた未明の世界を現出させて新たな境地をきりひらいた傑作短篇集。
定価1,430円(本体1,300円)
近衛文麿
杉森 久英 著
五摂家筆頭華族の家に生まれた幼少年期からの人間形成と、太平洋戦争前夜の難局のなかで首相をつとめ、戦後、戦犯容疑での収監を拒んで自決した文人宰相の悲劇の生涯を描く伝記小説。
定価2,008円(本体1,825円)
おじゃれ女八丈島
史実に残る吉原遊女・花鳥の島抜けの謎――粋な江戸の風俗、南の島の人情、そして八丈島流人の悲願に彩られた、超大型新人の奇想無類の長篇新時代ミステリー!
定価1,431円(本体1,301円)
暗い泉
ナイアードのように白く輝く肌をたどり、探りあてた、柔らかく放恣に開く禁じられた愛の泉。私の指を捉え緊めつける。いままた甦る、呪われた性の記檍。
天山
阪田 寛夫 著
中央アジアに聳える天山、梶井基次郎が住んでいた家のあった大阪の吉野通り、イエス・キリストの墓がある東北の戸来など、土地土地にまつわる思い出を描く短篇小説集。
定価1,656円(本体1,505円)
優雅で感傷的な日本野球
高橋 源一郎 著
“1985年、阪神タイガースは本当に優勝したのだろうか?”パロディーさえも超え、言葉と意味の彼方に新しいリリシズムの世界を切りひらく、ポップス文学の旗手がおくる待望の長篇。
風葬の教室
山田 詠美 著
私は杏。人生に似合わない子です――ゆえなきいじめに苦しむ少女による哀切にして残酷な復讐のレッスンの結末は? 人間の心理の暗部を鮮やかに描くセンセーショナルな野心作。
定価1,079円(本体981円)
×品切
雷獣
立松 和平 著
苦心のトマトが完熟したその日、青年はなぜ子どもの首をしめたのか――土から離れぬものの苦悶と哀歓を通して生命の暗部を切り裂く、名作「遠雷」「春雷」に続く力作長篇。
遊び時間
聾の少年との夏の日の性行為から、言葉とエロスの淵を狂いゆく、若い女の放胆にして繊細な記述。一人の作家に託されて甦る、あざやかな危機の性文学。
驚愕の曠野
筒井 康隆 著
ファンタジーの終りから始まる終りなき夢の鎖。書物から書物への転生をめぐる恐怖と憧れ。純文学へのコペルニクス的展開がひらいた時空に描き出す異色の傑作。
定価865円(本体786円)
四万十川 第1部 あつよしの夏
笹山 久三 著
大自然に生を学ぶ少年とその家族の貧しくも輝かしいひと夏――人間のきずなを力強く問い、みずみずしい感動を呼び続ける、感動の大河シリーズ。
定価1,313円(本体1,194円)
マネーゲーム
久間 十義 著
ようこそ、恐竜時代のユートピアへ――マネーの神をゆさぶり、マネーの洪水に箱舟を浮かべる衝撃のサイバーパンク。新しい小説世界に挑む大型新人のデビュー作。
定価1,388円(本体1,262円)
源氏物語(全一巻)
与謝野 晶子 訳
与謝野晶子の名現代語訳による全54帖を一巻に収めた夢の廉価普及版。巻末に綿密な注釈・解説を付す。高校・大学入学への座右の一冊として、原典への入門書として、贈物として最適!
定価2,649円(本体2,408円)
亜熱帯の涙
その島は人間の死に絶えた島であった。――ある南島の創生と滅亡、栄光と悲劇を豊饒な想像力と魔術的リアリズムで呼びさまし、神話的空間を現出させる、衝撃の長篇小説。