河出書房新社
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日本文学
そこのみにて光輝く
北の港街、全てを失った青年が出会った廃屋の女――苛立ちと誇りにゆれる青春の陰画を季節の頽廃に映し出す、ハードなリリシズムにみちた、天折した伝説の作家がのこした代表作。
定価1,773円(本体1,612円)
×品切・重版未定
雨が降る靴
人はこれほどまでに孤独になれるのか。理想の女性レイさんの心の奥をかいま見た時私は思った。同時代感覚あふれる言葉で描かれ多くの読者の支持を得た注目の青春小説。
定価1,324円(本体1,204円)
河出女性ロマンシリーズ
蘆火野
日本の夜明けを告げる明治維新と革命の歌声響くパリ・コミューン。コック修業にはげむ若い日本人男女が潜り抜ける二つの動乱、世界史を結ぶロマン!
定価1,431円(本体1,301円)
アメン父
牧師でありながら宗派や教義を否定し、十字架の上に自己の意識を引き上げることで、神の臨在を感じた父。その生涯を、ひそやかな敬愛をこめながら飄々と綴りゆく――。
石狩平野 上
明治・大正・昭和・そして戦争‥‥近代日本百年の怒濤に耐え、北海道の大地の娘・鶴代がつらぬく一筋の愛と苦難の生涯を描く感動の大河ロマン!
石狩平野 下
少年アリス
長野 まゆみ 著
夜の学校に現れた迷いの園。季節の交代を象徴する銀の実をめぐり、鳥と人とが不可思議な幻想劇を繰り広げる。メルヘンの時代の到来を予感させるロングセラー。
定価1,320円(本体1,200円)
×品切
汝ふたたび故郷へ帰れず
飯嶋 和一 著
リングの向こうからあの島の波音がきこえる――青年ボクサーの絶望、そして再生のプロセスを、ハードな文体で叩きこむように描き出し、鮮烈な感動を呼ぶ秀作。
フェノロサ 「日本美術の恩人」の影の部分
保坂 清 著
近隣進出を目指す明治日本にとって、フェノロサの説く弱肉強食を是とする社会進化論は絶好の理論であった――。日本美術の売買で巨万の利益を得た彼が、いまなお顕彰される謎を追う。
定価1,783円(本体1,621円)
桃尻語訳 枕草子 中
橋本 治 著
「春って曙よ!」古典の代表的作品を現代女子高生の言葉に翻訳してしまった鬼才の革命的仕事。難しい古典がこんなにわかりやすく面白く読めるとは。学校のサブテキストにも最適。
定価1,388円(本体1,262円)
或る過程
小川 国夫 著
大井川の陽光の下に育まれた幼年時代、文学に志しフランスに遊学した青春、そして「青銅時代」まで、清冽にして孤独な詩心がたどる魂の遍歴を昭和という時代を背景に描く。
定価1,430円(本体1,300円)
アーモ
心の奥に優しく響くファンタジーから、さわやかな香りをはこぶエッセイまで、感性のキラメキをみせる注目のデビュー作品集。アーモはイタリア語で愛するの意味。
禁止空間
増田 みず子 著
マンションの壁の内に映し出された現代人の聖域――求める愛は外部との隔絶にしか存在しないのか? 現代女流文学の最先端をいく著者による長篇小説。
妻たちの輪舞
セックスに潔癖すぎる妻と、妻を愛しながら充足を得られず浮気に走る夫――この夫婦が愛と性の全き充実を得るのはいかにして可能か。現代の夫婦のあり方を問う長篇小説。
定価1,760円(本体1,600円)
花埋み
渡辺 淳一 著
自分の肉体にやけつく痛みに耐え、おなじ苦しみから女性を救おうと医学の道を志した日本初の女医・荻野吟子の苦難と哀切の生涯を描く著者初めての書き下ろし長篇。
禁断叢書
密猟者
著者匿名
満員電車の片隅で、スポーツ・クラブの控室で、しのび寄る影の触手。ついに未踏の禁断の森に分け入り、陰花の情動をつぶさに描ききった衝撃のロマン。
定価2,296円(本体2,087円)
マンガ日本の古典
マンガ古事記 神話篇
遠い昔、宇宙のはじめ、数多くの神々が生まれ、日本の国が形づくられる――。古代人の限りなく豊穰な想像力が生み出した不滅の大古典を生き生きとマンガで再現する。
定価1,046円(本体951円)
暗い人 第1部
人間の自由な在りかたを求めて変転する魂の行方は――戦後文学の最前衛・井上光晴が文学的想像力の一切をかけて、「天皇の世紀」へ挑む渾身のライフワーク。
定価1,549円(本体1,408円)
善知鳥
山本 昌代 著
古典を素材にして、語りのたくらみによって物語の妖しい戯れを紡ぎ出し、幽かな崩壊の予感にみちた未明の世界を現出させて新たな境地をきりひらいた傑作短篇集。
近衛文麿
杉森 久英 著
五摂家筆頭華族の家に生まれた幼少年期からの人間形成と、太平洋戦争前夜の難局のなかで首相をつとめ、戦後、戦犯容疑での収監を拒んで自決した文人宰相の悲劇の生涯を描く伝記小説。
定価2,008円(本体1,825円)