河出書房新社
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日本文学
こわれもの
川西 蘭
砂の降り続く近未来都市で、不感症の娼婦キキと少年シンキが、時代遅れの戦車の復元に情熱を傾ける――。叙情的文体で、不毛な愛を、美しく謳い上げる異色作!
定価1,320円(本体1,200円)
×品切・重版未定
苦楽利氏どうやら御満悦
悪しき文明の苦界に背を向け、比叡山に自然回復のユートピア建設を夢見る、懲りない中年男の切ない冒険――京都・滋賀の景観を背景に、芥川賞作家が初めて試みた諷刺ユーモア傑作!
定価1,431円(本体1,301円)
桃尻語訳 枕草子 上
橋本 治 著
「春って曙よ!」古典の代表的作品を現代女子高生の言葉に翻訳してしまった鬼才の革命的仕事。難しい古典がこんなにわかりやすく面白く読めるとは。学校のサブテキストにも最適。
定価1,430円(本体1,300円)
河出女性ロマンシリーズ
雪舞
渡辺 淳一 著
雪舞う北国の暗い風土を背景に、生きることの永遠の悲しみを通して、植物のように生きるしかない幼い身障児の“生命”の重さを問い続けて感動を呼ぶ、著者の代表的な長篇傑作。
定価1,079円(本体981円)
捨て子ごっこ
永山 則夫 著
親に捨てられ、弟を捨てる――貧困におしつぶされつつも、力強く生きる北国の子どもたちの姿を、透明な抒情の中に刻みこみ、各紙誌で絶賛を浴びた表題作と「破流」を収めた作品集。
定価1,760円(本体1,600円)
北都物語
冷たく透きとおった北の都・札幌を舞台に、自由奔放で哀しく燃えた絵梨子の短かった愛のときを、あふれる抒情と繊細な筆致でえがいた感動の長篇恋愛小説。
江戸戯作文庫
作者胎内十月図
流行作家の内幕ものが江戸時代にもあったという珍しい一冊。草双紙、滑稽本はどのように作られたのか。作者自身が登場し、執筆の手順、出版流通の実態が今でも同じで笑いを誘う。
定価3,300円(本体3,000円)
無縁塚
妻と二人の子供と20年ぶりに訪れた故郷。ようやく出会った昔の隣人たちと、言葉少なに語られる思い出。極北の原野に眠り生きる死者生者を、緊張した文体で描く、短篇作品集。
リラ冷えの街
札幌の四季の移ろいに彩られて育ち、サロベツ川北原野の泥炭地に埋められた愛の形見――うす紫色のリラの花さく北国に、現代の愛のはげしさとむなしさを描く長篇。
聖なる夜 聖なる穴
今、さまよえる謝花昇の魂がよみがえり、青年を反逆の闇へといざなう――沖縄の近現代を貫く悲劇と、それに抗うものの運命をポリフォニックに描き出して、深い感動を呼ぶ秀作。
埴谷雄高作品集【全15巻・別巻1】
埴谷雄高作品集 セット
埴谷 雄高 著
戦後日本を根底から見据えた稀有の文学・思想家、埴谷雄高の自選作品集。
定価86,570円(本体78,700円)
ドストエフスキイ論集
定価5,280円(本体4,800円)
パリ行最終便
かつて別れた男との異国の街での再会。揺れ動く女の心のなかをアムスの白い霧が通りすぎる。寂寞とした「性」の風景の中に「女」を描く、「背を見せた女」ほか5篇を併録。
ある中国残留孤児の場合
中野 孝次 著
訪日団に加わりはじめて祖国の土を踏んだ残留孤児が、戦後四十年を経てようやく発見した真実の祖国とは、親とは。――残留孤児の肉親探しにまつわる表題作を含む最新の小説集。
蝶々の纏足
山田 詠美 著
少女から女へと変態をとげる悪意ある蝶たちの青春。好奇心ではなく欲望を、少年ではなく男を愛することで、美しい女友達の枷から逃がれ、性のぬめりに研ぎ澄まされた感覚を描く異色作。
×品切
勝利投手
高校球界に突如登場した天才投手は少女、それも名監督国政の娘だった。やがて彼女は星野監督率いる中日に入団して父と対決へ――痛快無比の野球小説。
ふたつの太陽
立松 和平 著
江戸末期、下野国宇都宮を舞台に、戦さに巻き込まれた農民、猟師、宿場女郎たちの、集団陶酔のエネルギーと狂気を描く短篇連作歴史小説。
フェアリーガール
堀田 あけみ 著
片想い? それとも両想い? 恋する少女のひと夏の経験。少女から大人へ飛躍しようとする青春の一ページを描く、「アイコ十六歳」「さくら日記」につづく青春小説Part3。
定価1,078円(本体980円)
Early Autumn
平中 悠一 著
あわい秋の気配にゆれる僕とレイコ、16歳の出会いを描いた“She's Rain”のプレ・ストーリー。新感覚世代の旗手による、お洒落で真剣なラヴ・ストーリー。
印度の誘惑
印度古来の性戯に熟達した妙齢の美女を間に、中年の新聞記者と老ヒッピーが織りなす性と聖をめぐるめくるめく絢爛の物語。死生の神秘に迫る久々の本格小説。