河出書房新社
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日本文学
おじゃれ女八丈島
史実に残る吉原遊女・花鳥の島抜けの謎――粋な江戸の風俗、南の島の人情、そして八丈島流人の悲願に彩られた、超大型新人の奇想無類の長篇新時代ミステリー!
定価1,431円(本体1,301円)
×品切・重版未定
禁断叢書
暗い泉
著者匿名
ナイアードのように白く輝く肌をたどり、探りあてた、柔らかく放恣に開く禁じられた愛の泉。私の指を捉え緊めつける。いままた甦る、呪われた性の記檍。
定価2,296円(本体2,087円)
天山
阪田 寛夫 著
中央アジアに聳える天山、梶井基次郎が住んでいた家のあった大阪の吉野通り、イエス・キリストの墓がある東北の戸来など、土地土地にまつわる思い出を描く短篇小説集。
定価1,656円(本体1,505円)
優雅で感傷的な日本野球
高橋 源一郎 著
“1985年、阪神タイガースは本当に優勝したのだろうか?”パロディーさえも超え、言葉と意味の彼方に新しいリリシズムの世界を切りひらく、ポップス文学の旗手がおくる待望の長篇。
風葬の教室
山田 詠美 著
私は杏。人生に似合わない子です――ゆえなきいじめに苦しむ少女による哀切にして残酷な復讐のレッスンの結末は? 人間の心理の暗部を鮮やかに描くセンセーショナルな野心作。
定価1,079円(本体981円)
×品切
雷獣
立松 和平 著
苦心のトマトが完熟したその日、青年はなぜ子どもの首をしめたのか――土から離れぬものの苦悶と哀歓を通して生命の暗部を切り裂く、名作「遠雷」「春雷」に続く力作長篇。
定価1,324円(本体1,204円)
遊び時間
聾の少年との夏の日の性行為から、言葉とエロスの淵を狂いゆく、若い女の放胆にして繊細な記述。一人の作家に託されて甦る、あざやかな危機の性文学。
驚愕の曠野
筒井 康隆 著
ファンタジーの終りから始まる終りなき夢の鎖。書物から書物への転生をめぐる恐怖と憧れ。純文学へのコペルニクス的展開がひらいた時空に描き出す異色の傑作。
定価865円(本体786円)
四万十川 第1部 あつよしの夏
笹山 久三 著
大自然に生を学ぶ少年とその家族の貧しくも輝かしいひと夏――人間のきずなを力強く問い、みずみずしい感動を呼び続ける、感動の大河シリーズ。
定価1,313円(本体1,194円)
マネーゲーム
久間 十義 著
ようこそ、恐竜時代のユートピアへ――マネーの神をゆさぶり、マネーの洪水に箱舟を浮かべる衝撃のサイバーパンク。新しい小説世界に挑む大型新人のデビュー作。
定価1,388円(本体1,262円)
源氏物語(全一巻)
与謝野 晶子 訳
与謝野晶子の名現代語訳による全54帖を一巻に収めた夢の廉価普及版。巻末に綿密な注釈・解説を付す。高校・大学入学への座右の一冊として、原典への入門書として、贈物として最適!
定価2,649円(本体2,408円)
亜熱帯の涙
その島は人間の死に絶えた島であった。――ある南島の創生と滅亡、栄光と悲劇を豊饒な想像力と魔術的リアリズムで呼びさまし、神話的空間を現出させる、衝撃の長篇小説。
定価1,760円(本体1,600円)
こわれもの
川西 蘭
砂の降り続く近未来都市で、不感症の娼婦キキと少年シンキが、時代遅れの戦車の復元に情熱を傾ける――。叙情的文体で、不毛な愛を、美しく謳い上げる異色作!
定価1,320円(本体1,200円)
苦楽利氏どうやら御満悦
悪しき文明の苦界に背を向け、比叡山に自然回復のユートピア建設を夢見る、懲りない中年男の切ない冒険――京都・滋賀の景観を背景に、芥川賞作家が初めて試みた諷刺ユーモア傑作!
桃尻語訳 枕草子 上
橋本 治 著
「春って曙よ!」古典の代表的作品を現代女子高生の言葉に翻訳してしまった鬼才の革命的仕事。難しい古典がこんなにわかりやすく面白く読めるとは。学校のサブテキストにも最適。
定価1,430円(本体1,300円)
河出女性ロマンシリーズ
雪舞
渡辺 淳一 著
雪舞う北国の暗い風土を背景に、生きることの永遠の悲しみを通して、植物のように生きるしかない幼い身障児の“生命”の重さを問い続けて感動を呼ぶ、著者の代表的な長篇傑作。
捨て子ごっこ
永山 則夫 著
親に捨てられ、弟を捨てる――貧困におしつぶされつつも、力強く生きる北国の子どもたちの姿を、透明な抒情の中に刻みこみ、各紙誌で絶賛を浴びた表題作と「破流」を収めた作品集。
北都物語
冷たく透きとおった北の都・札幌を舞台に、自由奔放で哀しく燃えた絵梨子の短かった愛のときを、あふれる抒情と繊細な筆致でえがいた感動の長篇恋愛小説。
江戸戯作文庫
作者胎内十月図
流行作家の内幕ものが江戸時代にもあったという珍しい一冊。草双紙、滑稽本はどのように作られたのか。作者自身が登場し、執筆の手順、出版流通の実態が今でも同じで笑いを誘う。
定価3,300円(本体3,000円)
無縁塚
妻と二人の子供と20年ぶりに訪れた故郷。ようやく出会った昔の隣人たちと、言葉少なに語られる思い出。極北の原野に眠り生きる死者生者を、緊張した文体で描く、短篇作品集。