河出書房新社
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日本文学
江戸戯作文庫
八重霞かしくの仇討
黄表紙時代が終り、草双紙の長編化が定着した時代の傑作。読み切り伝奇小説の巧みなストーリーと斬新な絵組みが評判をよんだ。一家の不幸にほんろうされる娘の運命を描いた敵討物である。
定価2,200円(本体2,000円)
×品切・重版未定
漂雲
八木 義徳 著
漂う雲のような茫々七十年の歳月に、出会い愛し別れて行った女たち、友人知己――剛直な魂を底に潜め、人生の起伏と哀歓を巧まざるユーモアの裡に切々と謳う、八木文学の円熟の成果。
定価1,980円(本体1,800円)
夏行冬暦
夏の由良と雪の佐渡――人生の結節点に立った壮年の医師をめぐって二つの土地でくりひろげられる静かなドラマを端正な余情ふかい文体で描いた二双屏風ふう連作中篇集。
定価2,090円(本体1,900円)
パイレーツによろしく
川西 蘭 著
優雅な煩悶的不能者にしてコンピューターのシステム・エンジニアの青年、駆け出しの少女漫画家、ウッ屈する全共闘世代の中年、妖精のような謎の美女等が80年代を並走する。
定価1,430円(本体1,300円)
漂流記1972
三田 誠広 著
“連合赤軍事件”って何? まるで判ってないキミ達に、あの1972年の銃撃戦をよりスラプティックに残忍にお伝えしよう。主演は、あのマッチにセイコちゃんなのだ?
定価-円(本体-円)
中上健次全短篇小説
中上 健次 著
破壊と創造をつらぬき、現代文学に巨大な可能性を拓いた新世代の旗手の、15年にわたる画期的な歩みを1巻に集大成。解説=川村二郎 付録=収録作の時評・書評集。
定価10,893円(本体9,903円)
海に夜を重ねて
若一 光司 著
性を晒して生きるドサ廻りのストリッパーと知恵遅れの青年。ネオンの街をあてもなく漂う涸れはてた女と無垢の魂をこころやさしく海の闇に溶き結ばせる注目作。
定価968円(本体880円)
応為坦坦録
山本 昌代 著
棟割り長屋で三食店屋物、絵以外は一切お構いなしで奔放自在に生きる北斎父娘。父の代筆もする娘応為の飄々とした生きっぷりを、江戸戯作者風才筆で活写する。
ねむり姫
澁澤 龍彦 著
時間と空間を自在にたわめる漆黒の闇を舞台に、姫と童子が綾なす、妖しくも飄然とした夢幻譚。「唐草物語」につづき、明澄な語りの魔術でエロスを封じこめた6つの珠玉の物語。
定価1,760円(本体1,600円)
わが小林一三
阪田 寛夫 著
阪急電鉄・宝塚歌劇団の生みの親小林一三の、峻烈な実業家の貌の内にひそむナイーブな心情を探って、この個性的な巨人の実像をみごとに造形した長篇評伝小説。
定価2,008円(本体1,825円)
春雷
立松 和平 著
川が涸れ、森が消え、土が死臭を放ちはじめた村を、ハウス栽培にかける和田満夫が、若い妻あや子が、女と流れている父松造が、あの『遠雷』の人々が再び歩きはじめた。
定価1,324円(本体1,204円)
いつもと同じ春
辻井 喬
百貨店主にして詩人の〈私〉。その秘めやかな生い立ちから、理想に燃え父に抗う青年期を経て数十年。引き裂かれゆく現代の生を、かつてないスケールと真率さで物語る書き下ろし長篇。
定価1,078円(本体980円)
聖家族
奔放で無垢な北国の若い娘の出生の謎に魅せられて、魂の闇をさまよう男が、甘美でしかも苛酷な遍歴の果てに抱きとめた衝撃の光景――女性の時代の到来を予兆する、異色の長編ロマン!
古井由吉作品
親・椋鳥
古井 由吉 著
道/葛/宿/雨/声/親/椋鳥/親坂/子安/咳花/牛男/痩女/あなたのし他
定価3,354円(本体3,049円)
佐川君からの手紙
唐十郎 著
ある日、サンテ刑務所から一通の手紙が舞い込んだ。面会を求めて渡ったパリで、奇怪な出来事に翻弄されつつ、劇的想像力がパリ人肉事件の謎の実相に迫る。
定価1,079円(本体981円)
聖・栖
肌/湯/背/首/子/哀原/雫石/仁摩/人形/櫟馬/赤牛/安堵/女人/池沼
定価3,898円(本体3,544円)
女たちの家
街道の際/畑の声/駆ける女/夜の香り
櫛の火
影/水/狐/衣/弟/谷
杳子・妻隠
行隠れ/嫁入り/旅立ち/落合い/夢語り
先導獣の話
木曜日に/円陣を組む女たち/不眠の祭/菫色の空に/雪の下の蟹/子供たちの道他