河出書房新社
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1524件中 1421~1440件を表示 | 表示件数 20 30 50 件
日本文学
命
三田 誠広 著
ここはどこだろう。私は何をしているのか――遠くて近い人生の風景が私の目の前を通り過ぎて行く――この世に生きて在ることの意味を問いかける純文学の新たな輝き。感動の連作小説。
定価1,442円(本体1,311円)
×品切・重版未定
家の匂い
増田 みず子 著
十八歳で家をとび出し、いま中年にさしかかった女が、自分の生れた古い宿場町を訪ね、父祖の墓を探し、憑かれたように先祖調べに熱中する――自己のルーツを求める会心の小説集。
定価1,430円(本体1,300円)
江戸戯作文庫
朧月猫の草紙
猫が美しいキモノを着て恋をする。奇想天外なこの本は、江戸にネコブームを引き起こしたが、天保の改革によって禁書となった。150年ぶりの、お目みえ!
定価2,776円(本体2,524円)
さくら日記
大学受験を目指す高校三年生文子の一年間の生活を、名古屋弁を駆使し、ユーモアと苦味を織りまぜて生き生きと描く、「1980アイコ十六歳」につづく書き下ろし青春小説。
定価968円(本体880円)
座敷芸忠臣蔵
ものまねブームにわく江戸。「忠臣蔵」のパロディが続々出版された。全篇を馬づくしで描く「仮多綱忠臣鞍」、謎絵解きの「御慰忠臣蔵の攷」を復刻。
定価3,300円(本体3,000円)
She’s Rain
平中 悠一 著
1983年、僕とレイコと“ストリート・キッズ”達のもどかしくもキラキラした17歳の夏――80年代ティーン・エイジのピュアな感性に新世代を予感させる。映画化。
定価1,079円(本体981円)
方言修行 金草鞋 2
(東海道篇) 新趣向の道中記、東海道名所めぐり三十丁。一九自筆の下絵を添付して、狂歌と駄洒落はいよいよ冴えわたる。膝栗毛につづく江戸のベストセラー登場!
定価2,200円(本体2,000円)
腹筋逢夢石
江戸人の遊び心に大喝采の一冊。鳥獣魚虫の身振りやものまねをしながら人間批評をしてみせる趣向。声色ものまねを「おうむせき」という。この本のおかげで江戸もものまねブームがおこった。
静かな午後
辻井 喬 著
敗戦直後に青春期を迎え、今それぞれに会社の管理者の地位にいる世代が、ふと振り返るあの懐かしくも煌めいていた叛逆の日々。平林賞受賞作家が痛切な思いをこめて描く作品集。
傾城水滸伝 1
(初篇) 売れに売れて板木がつぶれてしまったという江戸時代空前の超ベストセラー。古典の「水滸伝」を下敷にヒーローを女に置きかえた奇想天外な物語。江戸にオテンバ娘が増えたという。
暗殺の壁画
マニラ空港で白昼射殺されたアキノ氏と、家族ぐるみの長い親交をもつ著者が、友としての怒りと哀しみをこめて暗殺事件の全貌と政治世界の怖るべき実相を描く、ノンフィクション・ノベルス。
定価1,078円(本体980円)
方言修行 金草鞋 1
(江戸篇) 名所ガイド・ブックは江戸時代でもベストセラーであった。名作「東海道膝栗毛」の著者が純粋にガイドものとして書いた26編の初回配本。現存する唯一の初摺本を底本にして復刻。
八重霞かしくの仇討
黄表紙時代が終り、草双紙の長編化が定着した時代の傑作。読み切り伝奇小説の巧みなストーリーと斬新な絵組みが評判をよんだ。一家の不幸にほんろうされる娘の運命を描いた敵討物である。
漂雲
八木 義徳 著
漂う雲のような茫々七十年の歳月に、出会い愛し別れて行った女たち、友人知己――剛直な魂を底に潜め、人生の起伏と哀歓を巧まざるユーモアの裡に切々と謳う、八木文学の円熟の成果。
定価1,980円(本体1,800円)
夏行冬暦
夏の由良と雪の佐渡――人生の結節点に立った壮年の医師をめぐって二つの土地でくりひろげられる静かなドラマを端正な余情ふかい文体で描いた二双屏風ふう連作中篇集。
定価2,090円(本体1,900円)
パイレーツによろしく
川西 蘭 著
優雅な煩悶的不能者にしてコンピューターのシステム・エンジニアの青年、駆け出しの少女漫画家、ウッ屈する全共闘世代の中年、妖精のような謎の美女等が80年代を並走する。
漂流記1972
“連合赤軍事件”って何? まるで判ってないキミ達に、あの1972年の銃撃戦をよりスラプティックに残忍にお伝えしよう。主演は、あのマッチにセイコちゃんなのだ?
定価-円(本体-円)
中上健次全短篇小説
中上 健次 著
破壊と創造をつらぬき、現代文学に巨大な可能性を拓いた新世代の旗手の、15年にわたる画期的な歩みを1巻に集大成。解説=川村二郎 付録=収録作の時評・書評集。
定価10,893円(本体9,903円)
海に夜を重ねて
若一 光司 著
性を晒して生きるドサ廻りのストリッパーと知恵遅れの青年。ネオンの街をあてもなく漂う涸れはてた女と無垢の魂をこころやさしく海の闇に溶き結ばせる注目作。
応為坦坦録
山本 昌代 著
棟割り長屋で三食店屋物、絵以外は一切お構いなしで奔放自在に生きる北斎父娘。父の代筆もする娘応為の飄々とした生きっぷりを、江戸戯作者風才筆で活写する。