河出書房新社
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文庫・新書
コスモスの影にはいつも誰かが隠れている
藤原 新也 著
普通の人々の営むささやかな日常にも心打たれる物語が潜んでいる。それらを丁寧にすくい上げて紡いだ美しく切ない十五篇。妻殺し容疑で起訴された友人の話「尾瀬に死す」(ドラマ化)他。著者の最高傑作!
定価825円(本体750円)
×品切
15歳の選択 僕らはこうしてJリーガーになった
寺野 典子 著
プロサッカー選手たちには、十五歳という共通の転機がある。二十年近く選手たちを取材してきた著者が、十九人の選手を徹底取材。サッカーを通して「夢を持つことの大切さ」を問うノンフィクション。
定価726円(本体660円)
×品切・重版未定
小川洋子の偏愛短篇箱
小川 洋子 編著
この箱を開くことは、片手に顕微鏡、片手に望遠鏡を携え、短篇という名の王国を旅するのに等しい――十六作品に解説エッセイを付けて、小川洋子の偏愛する小説世界を楽しむ究極の短篇アンソロジー。
定価1,034円(本体940円)
○在庫あり
十蘭錬金術
久生 十蘭 著
東西、古今の「事件」に材を採った、十蘭の透徹した「常識人」の眼力が光る傑作群。「犂氏の友情」「勝負」「悪の花束」「南極記」「爆風」「不滅の花」など。
定価836円(本体760円)
空に唄う
白岩 玄 著
通夜の最中、新米の坊主の前に現れた、死んだはずの女子大生。自分の目にしか見えない彼女を放っておけない彼は、寺での同居を提案する。だがやがて、彼女に心惹かれて……若き僧侶の成長を描く感動作。
定価715円(本体650円)
△3週間~
ヘタな人生論より枕草子 美しい生き方ができる大人になるために――
荻野 文子 著
『枕草子』=「インテリ女性のお気楽エッセイ」だが、陰謀渦巻く宮廷で、主を守り自分の節を曲げずに生きぬくことは簡単ではなかった。厳しい現実の中、清少納言が残した「美意識」に生き方の極意を学ぶ。
大人のロンドン散歩 在英40年だから知っている魅力の街角
加藤 節雄 著
ロンドン在住四十年、フォトジャーナリストとして活躍する著者による街歩きエッセイ。ガイドブックにはない名所も紹介。七十点余の写真も交えながら、歴史豊かで大人の雰囲気を楽しめる。文庫書き下ろし。
定価935円(本体850円)
完本 酔郷譚
倉橋 由美子 著
孤高の文学者・倉橋由美子が遺した最後の連作短篇集『よもつひらさか往還』と『酔郷譚』が完本になって初登場。主人公の慧君があの世とこの世を往還し、夢幻の世界で歓を尽くす。
定価1,100円(本体1,000円)
私の少年時代
澁澤 龍彦 著
黄金時代――著者自身がそう呼ぶ「光りかがやく子ども時代」を飾らない筆致で回想する作品群。オリジナル編集のエッセイ集。飛行船、夢遊病、昆虫採集、替え歌遊びなど、エピソード満載の思い出箱。
定価1,045円(本体950円)
ブラザー・サン シスター・ムーン
恩田 陸 著
本と映画と音楽……それさえあれば幸せだった奇蹟のような時間。「大学」という特別な空間を初めて著者が描いた、青春小説決定版! 単行本未収録・本篇のスピンオフ「糾える縄のごとく」&特別対談収録。
定価748円(本体680円)
世紀の発見
磯崎 憲一郎 著
幼少の頃に見た対岸を走る「黒くて巨大な機関車」、「マグロのような大きさの鯉」、そしてある日を境に消えてしまった友人A――芥川賞&ドゥマゴ文学賞作家が小説に内在する無限の可能性を示した傑作!
「声」の資本主義 電話・ラジオ・蓄音機の社会史
吉見 俊哉 著
「声」を複製し消費する社会の中で、音響メディアはいかに形づくられ、また同時に、人々の身体感覚はいかに変容していったのか――草創期のメディア状況を活写し、聴覚文化研究の端緒を開いた先駆的名著。
定価1,320円(本体1,200円)
パリジェンヌ流 今を楽しむ!自分革命
ドラ・トーザン 著
明日のために今日を我慢しない。常に人生を楽しみ、自分らしくある自由を愛する……そんなフランス人の生き方エッセンスを生粋パリジェンヌがエピソード豊かに綴るエッセイ集。読むだけで勇気が湧く一冊!
埋れ木
吉田 健一 著
「最後の文士」吉田健一が遺した最後の長篇小説作品。自在にして豊穣な言葉の彼方に生と時代への冷徹な眼差しがさえわたる、比類なき魅力をたたえた吉田文学の到達点をはじめて文庫化。
定価990円(本体900円)
バンビーノ 新宿二丁目ウリセン物語
飛川 直也 著
ゲイタウン、新宿二丁目。親に棄てられ、借金にまみれ、ギャンブルで負け、女をはらませ……。様々な事情を抱く男の子達が、今夜もある決意をしてこの街に流れつく。あふれる哀歓に満ちた感動のドラマ!
定価693円(本体630円)
おとなの進路教室。
山田 ズーニー 著
特効薬ではありません。でも、自分の考えを引き出すのによく効きます! 自分らしい進路を切り拓くにはどうしたらいいか? 「ほぼ日」人気コラム「おとなの小論文教室。」から生まれたリアルなコラム集。
むかしの山旅
今福 龍太 編集
日本アルプス黎明期の初縦走・初登攀の記録など、懐かしの、久恋の山々への思い溢れる名随筆アンソロジー。芥川、夢二、小島烏水から小杉放庵までの二十四人の二十余座。
ヘタな人生論より仏教の救われるひと言 迷い悩む心が、ふっと軽くなる仏者からのメッセージ
植西 聰 著
悩んだとき、落ちこんだとき、苦しいとき……賢者たちが残した言葉との“対話”で心が楽になる。いつの時代も変わらない“仏教の真理”を今日、私たちが日常遭遇する出来事に置き換え、わかりやすく解説!
毎日新聞社会部
山本 祐司 著
『運命の人』のモデルとなった沖縄密約事件=「西山事件」をうんだ毎日新聞の運命とは。戦後、権力の闇に挑んできた毎日新聞の栄光と悲劇の歴史を事件記者たちの姿とともに描くノンフィクションの傑作。
ダウンタウン
小路 幸也 著
大人になるってことを、僕はこの喫茶店で学んだんだ……七〇年代後半、高校生の僕と年上の女性ばかりが集う小さな喫茶店「ぶろっく」で繰り広げられた、「未来」という言葉が素直に信じられた時代の物語。