河出書房新社
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文庫・新書
〔世界の歴史〕
東南アジア
河部 利夫 著
複雑な国際政治にもてあそばれる東南アジア諸国の問題点。その解放と独立の苦闘を古代王朝から歴史的に解きおこす。ヴァスコ・ダ=ガマ、マルコ・ポーロから、経済援助問題と日本の役割まで言及する。
定価935円(本体850円)
×品切・重版未定
暗野
橋本 治 著
夢のキャンバスに色あざやかに描き出す、橋本治はじめてのロマンス。少年が深い闇の中で受けとめた《残留思念》、時空を越えたエロスの侵入が、地上の夜を血で塗りかえた。闇から豊熟へ、再生の叙事詩。
定価619円(本体563円)
性的黙示録
立松 和平 著
襲いかかる都市化の波に全てを奪われ、農業を捨てた青年がひき起こした殺人事件! 名作『遠雷』『春雷』の主人公たちが織りなす悲喜劇を重層的に描き、現代の“運命”を告知する。
定価880円(本体800円)
明と清
三田村 泰助 著
中華を唱える明朝と満州から起こった清朝。巨大な世界帝国のうねりから五族共存体制までの五百年を概観し、中国社会の本質を探る。政治・経済史のほかにも幾多の学者・芸術家の生涯を並行して描く。
定価1,045円(本体950円)
ヨーロッパの栄光
岩間 徹 著
ルネサンス
会田 雄次/中村 賢二郎 著
絶対君主の時代
今井 宏 著
近代市民社会へのつかの間の栄華をきそう王権と、その陰に成長する市民精神を「遠心」と「求心」の力学で捉える。「朕は国家なり」の過激な時代を描いた本書は、バロック芸術の時代背景を知る本でもある。
暮しの中の神さん仏さん
岩井 宏實 著
身近な神さま、仏さまへの信仰は、どのように始まり、いかにまつられてきたのか、また神仏にちなむ興味深い民話・伝説を渉猟し、各地の年中行事を紹介しながら、日本の民間信仰の特色をさぐる。
定価534円(本体485円)
西域
羽田 明/山田 信夫 著
砂漠と「さまよえる湖」の中央アジアで、東西交流の道シルクロードをめぐりながら、砂漠に消えたオアシス国家をさぐり、その抗争・興亡の歴史に迫る。世界史の空白を初めて埋めた西域の画期的通史。
アジアの征服王朝
愛宕 松男 著
ユーラシア大陸を怒濤のごとき騎兵で席捲し、モンゴルの嵐をまき起こしたチンギス・ハーンの、史上最大の世界帝国形成にいたる雄大な歴史絵巻。東西文化の融合ぶりをみごとなタッチで描ききる。
サラダ記念日
俵 万智 短歌
定価528円(本体480円)
○在庫あり
イコノソフィア
中沢 新一 著
聖なる絵画に秘められた叡智を、表面にはりめぐらされた物語的、記号論的な殻を破って探求する、美術史とも宗教学とも人類学ともちがう方法によるイコンの解読。聖像破壊の現代に甦る愛と叡智のスタイル。
英語対訳版 サラダ記念日
俵 万智 短歌 J・スタム 訳
大ベストセラー『サラダ記念日』より、英語で味わえるエッセンス、約二八○首をセレクト。コピーライターのJ・スタム氏がポップな英語に仕上げた話題の本。対訳版だから、サラダが二倍楽しめる!
定価513円(本体466円)
イスラム世界
前嶋 信次 著
マホメットの教えを奉ずるイスラムの民は、東へ西へとジハード(聖戦)の旅をつづけ、大サラセン文化圏の成立をみる。世界史の重要な鍵をにぎるイスラム文明圏の苦闘と栄光を描いた第一級の概説書。
ヨーロッパ中世
鯖田 豊之 著
華やかな食物誌
澁澤 龍彦 著
食物誌は数々あれど、美食に凝りすぎて、妄想にとりつかれ奇行に走る奇人たちを物語るエッセイにはなかなかお目にかかれない。その奇人たちを扱って興趣つきない表題作他十八篇のエッセイを収録。
古代インド
佐藤 圭四郎 著
謎につつまれた古代インドの未知の歴史! 現代インドの矛盾の根を求め、アショーカ碑文などを比較史的に考察し、バラモンの支配した謎の国インドを、世界史のなかに位置づける画期的試み。
大唐帝国
宮崎 市定 著
中世中国をめぐる三国の英雄策士の死闘胡馬を駆る異民族――大唐帝国統一までの七百年を、歴史全体の観点から捉え、数量史観で平明に描いた名著。波瀾万丈の中国中世史をダイナミックに概観する。
ギリシア
村田 数之亮/衣笠 茂 著
建築材料としての石材以外に恵まれた自然のなかったこの地で、オリーブとブドーから油と酒を造る才を得たエーゲ文明。都市国家を確立し、政治と人間主義の間に揺れ動く古代ギリシア人の理想と現実!
ローマ帝国とキリスト教
弓削 達 著
ローマ帝国はなぜ滅びたのか? 神の国の実現をめぐる帝国とキリスト教。その抗争と共存の中に、それぞれの本質形成を捉えたローマ帝国興亡の叙事詩。かつてない壮大なスケールで描いた歴史叙述の傑作。