読者の声 最新一覧

ご投稿いただいた最新の読者の声をご紹介しています。

投稿のしかた

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西 加奈子 著

★2023.05.20   未読の時には、「あなたに、これを読んでほしいと思った」という帯の文章が、「セールストーク」に思えました。読後、これは「本当に、私の(私たちの)ための本だ。」と涙が出て、帯の言葉が心に響きました。

今年2月に「がん」が見つかって、手術、抗がん剤治療、という嵐の真っ只中にいます。
必死にもがきながら、平常心を装って仕事を続けている自分に、しんどくなってきたところでした。

「分かるで!」
「せやんな!」
「怖いよな!」
西さんの言葉が、わたしの手を繋いでくれました。

がんを告知された日の、夜の暗闇を私も経験しました。
「キャンサーシスターフッドやな!」
この言葉に大きくうなづき、勇気をもらえました。この本を世に出してくださって、本当にありがとうございます。

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西 加奈子 著

★2023.05.19   芯も持ちつつも優しさとユーモアがあり、そっと心に近づいてくるような言葉選び。明らかにそこにはぬくもりがありました。
コロナ禍という激動時代の中、海を渡った遠い地で重みある時間を乗り越えて西さんがご健在であること、そして「今」こうしてこの本を手に取って苦しくも美しい瞬間を目の当たりにしていることを、噛み締めながら読み進める自分がいました。
西さんの「息」「生」を、直に感じました。そして、西さんが創り上げられた作品ひとつひとつを読み返す:西さんの歩みの軌跡に触れる旅にまた出たくなりました。
『サラバ!』での初めての出会いから時を経たこの本は間違いなく、私にとっての忘れられない作品、人生の岐路に立った時に何度でも手に取りたい言葉たち、何度もでも向き合いたい西さんの存在の証です。

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西 加奈子 著

★2023.05.17   私は先日、舌ガンを宣告されました。
今は怒涛の検査ウィークです。もうすぐ治療方針の説明があります。私は持病に慢性骨髄性白血病があります。この薬の副作用で肺高血圧症にもなりました。病気だらけなのにまたかと思ったときに、立ち寄った本屋でこの本を手にとりました。
がんは自分の細胞であるということ。だからやっつけるとは言わないというところはわたしも、そう思います。怖くても、怖さと一緒にゆっくり進んでいくという強さ。
わたしも、もう一度がんばってみます!

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西 加奈子 著

★2023.05.17   1ヶ月前、乳がんが見つかり、直後にこの本に出会いました。先週、手術が終わってから最後の30ページを読んでいる時に、病気がわかってから初めて涙が流れました。この本にずっと背中をさすってもらっていたような気がしています。
ありがとうございました。

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西 加奈子 著

★2023.05.17   「類は友を呼ぶ」とは良く言ったもので
この本はまさに、類友だった。
西さんが素敵だから西さんのように素敵な友人が集まってくる。
そして、その友人たちの思いやりは全て形が違っている。
人って 欲しい思いやり以外を、ありがた迷惑として受け取ったりするのに、西さんは、全てそれを行ってくれた人のそれぞれの形に想いを傾けて、心を動かす。
だから、すごくいろんな人の愛を受け取ることが出来るのだと思った。
カナダという国の、大きくて愛を持った人々に触れてみたいと思った。
異国の地で過ごす経験をしていない私は、「みんな」の範囲がとても狭いのではないかと思う。
もっと色んな人の視点に立って考えられる人間になりたい。

私は弱い。とても弱い。
それでも1人ではないのだ。

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西 加奈子 著

★2023.05.17   私の父は血液のがん(白血病)で亡くなりました。
どんなに健康に気をつけていても誰にでも起こりうる病の体験を
こんなに痛快!で心を揺さぶる文章で綴ってくださったことに深く感謝いたします。

これからも思う存分人生を楽しんで
書き続けて頂ければ
こんなに嬉しいことはありません。

西さんの言葉たちが大好きです!

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西 加奈子 著

★2023.05.16   「お名前と生年月日をおっしゃってください」
そうね、入院中は何度も聞かれ、そのたびに、貴女同様私も、べつの「私」の存在ように感じていたわ。

私の場合は、四人に一人は即死するといわれるくも膜下出血。
たいした後遺症障害もなく、これからは自分の体を楽しもうなんて考えていた。

最近、抗核抗体検査の結果、治療方法も確立していない自己免疫疾患だと判明した。
徳を積めば良いことがあるなんて嘘…なのか、どれだけ徳を積めと言うのだよ…、と思っている。

しかし、未だ息をしているし、はたから見れば健康そうに見えるようだし、森山直太朗の歌詞にあるように「くたばる喜びとっておけ」なのかも。

本の出会いは偶然なのか必然なのか。
とにかく、私はあなたの本に出会えてよかった。

ありがとう。

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西 加奈子 著

★2023.05.15   乳がんの告知、全摘手術からちょうど5年が経ったこのタイミングで、出会えて本当に良かったと思える一冊でした。術後、初めて傷痕を見たときに、格好いい!と思ったことを思い出しました。
今、5年前の自分を強くハグしたい気持ちです。

バンクーバーの関西弁の仲間たちも最高でした。
本にしてくださり、本当ありがとうございます。

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西 加奈子 著

★2023.05.15   母はわたしが10歳のときに、子宮ガンで亡くなりました。正直読むのを躊躇っていたのですが、西さんのファンなのでこれは今読むしかないと思い購入しました。あの日の母にこの本をプレゼントしてあげられたらなぁと思う程、命への言葉が溢れていました。わたしの中にいる母も一緒に抱きしめてもらった気持ちで読了しました。西さん、作品にしてくれてありがとうございます。これからも作品楽しみに待ってます。

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西 加奈子 著

★2023.05.15   子育ての合間に少しずつ少しずつ読みました。西さんの作品は、いつも早く先に進みたいのに、終わってしまうのが寂しくて。今回の作品では西さんの周りに溢れている愛を真っ直ぐに感じました。すぐ手に取れるところに置いておきたい大切な本になりました。

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西 加奈子 著

★2023.05.14   新聞の書籍広告を見て私と同じ右胸に癌が見つかったと書いてあったのですぐに書店で購入し読みました。
こちらのサイトで昨年とあったので、またも私と一緒だったのか、、と。昨年1年闘ったのね。と。日本医療とカナダ医療がこんなにも違うのかとビックリしました。日本もコロナ禍で入院時色々制限がありましたが、カナダは日帰りとは!!嘘でしょ、、ってまたもやビックリ!
今は3ヶ月起きの通院で薬の副作用と更年期も重なり体重増加に悩んでおり食事と運動はかかせません!
同じような体験を書いていただき私だけじゃないんだって心強く感じました!

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西 加奈子 著

★2023.05.14   私も去年、右の乳房で乳癌(ステージゼロの非浸潤癌)と診断され、全摘手術と自家組織を使って同時再建手術を受けました。
西さんのカナダでのオペは日本では考えられない環境で、(日帰りオペなんて考えられない!ドレーンも自分で?と白目になりました)日本で治療を出来た私は恵まれているなぁと思ったけど、カナダ人たちの明るさやリラックスしている姿はどこか羨ましく感じました。
最初は治療前に読みたかったなぁって思いましたが、治療完了と言われて5ヶ月。
最近感じていた、喪失感だったり、不安、悲しみ、そんな気持ちを包み込んでくれた
【まって、まだ怖いねん!】からの一文。
私の心の中に寄り添って言語化してもらえた気持ちです。
最後は西さんに暖かくハグされた気持ちになれて、涙が止まりませんでした。
"わたしへ向けての本"ありがとうございます。

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西 加奈子 著

★2023.05.13   2月に亡くなった友達に読ませてあげたかった
と思いました。
山本文緒さんの本を読んでもっと心理状態とかを知りたかったと話していたので。
西さんは治って良かったです!

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西 加奈子 著

★2023.05.13   美しい瞬間をたくさん感じて少しだけお裾分け。
西さんのそんな気持ちに共感しますし、
それだけで充分伝わってきました。
辛いこと、しんどいこと、逃げたいことの中で
見つけた宝物は自分の生きる力に私もしたいです。

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西 加奈子 著

★2023.05.12   西さんがこれを読んでほしいと思ったという、その「あなた」になれて私はうれしくて幸せです。この文章を書き綴ってくださった西さんも、それを受け取った私も、「最高や!!」そんなふうに思えて、今太陽に照らされるまぶしい緑を見ながらこの事実を噛み締めています。こんな瞬間を積み重ねてそれらを大切にできるよう生きていきたいと思いました。西加奈子さん、本当にありがとうございます。

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西 加奈子 著

★2023.05.11   読ませていただいて思ったのは、西さんはとても人に恵まれてると思います。とても治療は辛く、私の想像を遥かに超えるものだと思いますが、読んでて、こんなにいい人ばかりいるんだなと感じました。これも西さんの人徳のなせる技なのだろうなと思います。逆にこういった方々がいない中で、頑張っている方もいると思います。そういう方々にも届くメッセージとして、これからも書き続けて下さい。

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西 加奈子 著

★2023.05.11   書評に心動かされ読み終えた。
昨年、私は夫を白血病で亡くした。花も緑も美しいこの季節に。
異国の地で病に倒れ心優しい友人、家族のささえのもと
つらい治療も
のりこえふたたび元気に、
なにもできなくてもよい、
祈りのきもちがほしい のことばになみだが流れた。

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西 加奈子 著

★2023.05.11   2022年10月、乳がん告知されました。ステージも高く、腋窩リンパ節に複数転移もありました。その3日後からバンクーバーに留学中の娘のところへ遊びに行きました。あの時行ったバンクーバーでの景色や街の雰囲気、人々の振る舞い、ウィスラーのこと、UBCのこと、病院のこと、そして乳がん治療のこと、全てあまりにも身近に感じられてとても不思議な感覚のまま最後まで読み進めました。
今、私は術前化学療法8クールを経て、右胸全摘、腋窩リンパ節レベルⅢまで郭清、再建なし(自分の意思です)の手術後3日目の病室でこれを書いています。
このあと、放射線治療とホルモン治療が10年続きます。
再発・転移の確率が高い乳がん、いつまで経っても不安ですが、起こってもいないことに怯えながら生きるのはバカらしい。私は今を生きるのだ。仕事も趣味も楽しんで続けるのだとぐっと後押ししてもらえました。

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西 加奈子 著

★2023.05.10    私は今、乳がん治療のため2週に1回の抗がん剤治療を受けています。NHKの番組で西さんが乳がんサバイバーだと知り、衝撃を受けました。この作品は、「今」の私が読んでも大丈夫なのかどうか、下調べをしてから恐る恐る購入しました。何とか平常心を保とうとしている私の感情を大きく揺さぶられるのは嫌だったからです。
 結論から言うと読んでよかったです。西さんの小説を愛読してきましたが、「小説の方がよっぽど泣けるやん」と。この作品は、ただそばにいてくれて、くすりと笑わせてくれて、痛みを分かち合ってくれる存在でした。
 蛇足ですが、抗がん剤を点滴しながら本作を読んでいる最中、口腔内の不快を和らげようと「梅ガム味ラムネ」を食べていた私は、計らずもカナコが泣きながら噛んだガムの味が口いっぱいに広がり、「こんなこと、ある?」とひとりごちた次第です。

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西 加奈子 著

★2023.05.09   あさイチで西加奈子さんを知ったすぐ後 友人の乳がんステージ2の罹患を知りました…
彼女が私に乳がんを告白したのは カフェめぐり(私達の趣味)の移動中の車の中でした 私は驚いて不覚にも悲鳴のような声をあげてしまったようです きっと 悲しまれたくもなかったし ましてや同情もされたくなかったのだろうと思います だから明るい笑い話のようにして 向き合わない車の中で告白してくれたんだろうと思います そんな気遣いのできる素敵な友人です そしてふと 西加奈子さんを思い出したのです 神様がこれから必要になるから前もって知らせてくれたかのように…
こころを言葉にすることが苦手な私から この本を彼女にプレゼント(彼女が望めば)したいと思います この本が彼女の不安や恐怖を少しでも和らげてくれるよう 願っています  西加奈子さんありがとうございました そしてますますのご活躍お祈りしています ぴたごら