読者の声 最新一覧

ご投稿いただいた最新の読者の声をご紹介しています。

投稿のしかた

くもをさがす

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西 加奈子 著

★2023.06.02   「まさか」や「どうして」って人生について回る。ハナから達観しているヒトは稀だ。存在しないかもしれない。それは病どころではなく、仕事や恋愛、友情、そもそも自分の生まれにも感じている人がいるだろう。西さんは日本とカナダ(大阪や東京、トロントやバンクーバーなど都市間の話も)で医療や地域社会の違いにも触れてくれた。自分のボスは自分でありながら、親しい仲間との触れ合いで自分の気持ちをどう維持して前向きになっていくか。という、大切な話が書かれていた。

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西 加奈子 著

★2023.06.02   4月10日に乳がんと診断されキャンセルが出たため急遽4月27日に右乳房全摘手術を受けました。本の紹介欄などで知っていましたので退院直後、購入し読みました。雲をさがすだと思っていたらspiderの方だった。私は蜘蛛が苦手だ。
どうしようかと思ったが読み進めていくうちに引き込まれていった。
「私のからだのボスは私だ
自分の事は自分が決める。」
私は判断を人に委ねたいと思ってばかりいた。
つらい事から目をそむけようとしたり、漠然と温泉に行けないんだ。とか、どこか自分を外から眺めているような夢の中にいるような1ヶ月だった。
読んでいくうちに夢から覚めた。
そうだ私のボスは私なんだ。
これからも迷う事はあると思うけれど自分を信じようと思っている。
「5月末、もう一度読みました。生きている。幸せだ。」
乳首いる?には笑ってしまった。
いらんか笑

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西 加奈子 著

★2023.06.01   78歳の老人です。人間の資質や感性は読書量によって決まると言っても過言ではないと常日頃思っています。孫が大学2年生になり、「本を読め」と言いましたら、「お爺ちゃんがよい本を紹介して」と逆に指示されてしまいました。そこで張り切って、しかし負担にならないように、そろりと1冊ずつlineで画像付きで送信しています。今回拝読した『くもをさがす』は、直接郵送することにしました。それはこの本が間違いなく、これからの孫の人生においてよきパートナーとなると確信したからです。御社の坂上陽子さんにもお礼を申し上げます。ヨーコ・コレクションもこれから読んでみます。ありがとうございました。

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西 加奈子 著

★2023.05.29   西さんと会ってお話しできたような感覚になりました。私も癌治療で素敵な看護師の方々、ドクターの方々に出会い、友人や家族から(私にとってのくもの存在の人からも)たくさん力を借りたので、共感する場面が多かったです。
体に大きな傷があっても、心の傷は最小限に、西さんみたいに世の中で起きている事からも目を逸らさず生きたいと思いました。ありがとうございます。

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西 加奈子 著

★2023.05.28   トリプルネガティブ、BRCA陽性。4年前に告知され、抗がん剤、手術、放射線フルコース治療にて経過観察中です。
術後クレープを食べた瞬間ががん治療のクライマックスというのにとても共感しました。
私の身体のどこにも癌細胞は無いもう何も怖くないと思えたあの日。時が経つにつれ再発の恐怖、朝の不安。何でだろう?ってずっと考えても出なかった答えが書いてあり驚きました。
「告知のトラウマ」と「取り戻した日常を手放したくない故の未知の恐怖」
キャンサーギフトを得たからこその恐怖なのだと気付きました。きっとこの恐怖が無くなる日は来ないけれどそっと隣に寄り添ってこの日常を淡々と楽しく生きていきたいなって思いました。

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西 加奈子 著

★2023.05.28   全く前情報がないままに手にとって、
衝撃と、恐怖と、そして、
この病を患う方への思いを新たにした。。

特に心を揺さぶられたのは、告知された日の夜の描写…
西さんの思い、バスタブに注がれる水の音、涙と叫び、
たった3行にどれだけの想いが詰められているか…

でも西さんは終始がんを恨むことはなかったという。
このがんの捉え方もこれまで自分が考えていたことと違う価値観を教えて頂いた。

死を感じたり、その恐怖に怯えたり…まだ私はそんな経験はないけれども、できることは少ないかもしれないけど、そういうことを経験した、している人にせめて寄り添いたいと、強く思った読書時間だった…

西さんがツラい中で、こんなリアルな感情表現を残して頂いたことは、きっといろいろな方の心に届くんだろうな…

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西 加奈子 著

★2023.05.28   あなたに、これを読んでほしいと思った。

これは私だと思いました。入院する直前に見つけ購入し、手術翌日から読み始め、自分の身体が検査や手術によってつらい状態になり、少しずつ回復しているこの時に寄り添ってくれている本です。誰もが感じる絶望感や検査や治療の痛みはもちろんの事、もう1人の自分が離れて冷静に見ている感じとか、生きているだけで素晴らしく感謝の気持ちが湧いてくるなど共感するところが沢山ありました。
カナダの生活の中で、先生が気付かれた、日本ではこうあるべきが多いというのは目から鱗です。私の抗がん剤治療はこれからなので自分の生き方を見直す良い機会になりました。

かっかどるどるどぅ

かっかどるどるどぅ

 

若竹 千佐子 著

★2023.05.27   前作『おらおらでひとりいぐも』で、自己の内面への旅を究めた作者は、本作において、外の世界に目を向け、今の社会が抱えている最大の問題と戦い行く決意をされたようです。競争によって人の尊厳を踏みにじり、人を孤立させ、分断してしまったこの世界。切り離された私たちに、何ができるのでしょうか、世界を破滅から救うために。ラストの4行から、私はその答えのヒントを受け取ったように思います。若竹千佐子さま、ありがとうございました。

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西 加奈子 著

★2023.05.27   乳癌全摘手術を2週間後に控えた今、この本と出会ったラッキーな読者です。

SNSやブログ等で有益な情報は簡単に手に入りますが、不安な気持ちに拍車がかかることもありました。
この本を読んだ後は、心強い味方に「大丈夫やで」とただ優しく、力強く抱きしめてもらったような感覚でした。

・ステージⅡbの右乳癌
・BRCA2保持者で両側全摘
・術前抗がん剤治療(パクリとAC)
自身と重なるところも多かったので、何度も頷きながら読み進めましたが、
共感だけでなく、自分では言語化できなかった気持ちも西さんの言葉に掬い上げてもらったように思います。本当にありがとうございます。

どうか多くの方にこの本が届きますように!

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西 加奈子 著

★2023.05.26   コロナ禍に外国で乳ガン。西さんとは同世代という共通点しかないにもかかわらず、共感、うらやましさ、応援の気持ちが入り乱れ、先を急いで読んだ。周りの女性だけでなく、男性にもすすめたい。そして登場人物全員に会いたい。

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西 加奈子 著

★2023.05.24   アメリカに住んでいます。渡米まもなく乳がんが見つかりました。西さんと共通点が多く共感しながら読みました。日帰り手術をし、今は抗がん剤治療中です。言葉の壁はもちろん、何ごとも医者任せではなく、自分で動かなければならない事が多いです。何度も日本に帰りたくもなりました。でもアメリカの良さも沢山あります。今読むべき本に出会えてとても嬉しいです。大切な一冊になりました。ありがとうございました!

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西 加奈子 著

★2023.05.23   私が乳がんの告知され手術を控えているその時にテレビでこの本を知りました。テレビに映るお元気そうな西さんからは想像もできない出来事が著書には書かれていました。手術を控えていたのでまず手術の内容の所から読み勇気をもらいました。入院中にじっくり読ませてもらいさらに勇気をもらいました。右乳房全切除手術後の私はこれからホルモン療法を内服で5年は行う予定です。離れて暮らす一人暮らしの85歳母の介護も控えているので仕事は手術前に辞めました。4年前に3か月の闘病の末亡くなった父の時は仕事も家庭も忙しく会いに行くこともままならず悔いが残っているので、自分の病気も含め悔いなく今後すごしたい、と著者を読んだからこそより思いました。ありがとうございました。

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西 加奈子 著

★2023.05.23   私も乳がんサバイバーです。幸い、4年前の手術から今のところ転移はなく、ホルモン治療を続けながら元気で生活できております。でも、毎年一回の検査の度に言い様のない不安と恐怖が襲ってきます。
そんなときにこの本に出会い、西さん、周りの方の前向きな考え方に勇気をもらい、近くで寄り添ってくれる安心感を感じました。
片方になってしまった乳房、バランス悪く時々あーあと思ってたけど、この本を読んでこれも自分、自分の体悪くないなと思えました。
健康な人よりは少し身近に死を感じている私はこの先の人生も大事にできると思ってます。
ありがとうございます。

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西 加奈子 著

★2023.05.22   よくぞ書いてくださった!という気持ちでいっぱいです。まさかは誰にでも起こり得るし、病気でなくても人生は平坦な道ばかりではなく。色んな意味で、この本は私にとって必要な本でした。自分の周りで起きてることでモヤモヤとしていたことの整理も出来たし、これから生きる上での指針にもなりました。愛と情の考察の部分は繰り返し読みました。また時間をおいて再読したいです。

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西 加奈子 著

★2023.05.22   病気は、それそのものが怖い存在であるのと同時に、今まで見えていなかったものを顕在化させてしまうという怖さがあります。ですが、顕れてきたものをどう受け止めるかは「本人次第」で、西加奈子さんはその辺をとても上手に描いているなと感じました。
医療システムの違いなどのテクニカルな側面だけでなく、人間の内面や其々の社会が内包する価値観といった普段は見えにくい物事までも、的確に切り取り、改めて私たちに提示してくれています。

どの作品を読んでも感じる事ですが、西さんは正直で、本当に優しい作家さんだと思います。共感するだけでなく、苦しみや痛みを掬い上げ、(時には)笑い飛ばして、力強く励ましてくれます。
とても暖かい人なんだろうなと想像し、いつまでも元気でいてほしいと願いながら、読み終えました。本当に沢山の人に読んでもらいたい一冊です。

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西 加奈子 著

★2023.05.21   子宮頸がんの告知をされた帰り道、この本を手に取りました。
私と夫の間には子どもがおらず、授かるといいなと思っていましたが、子宮も卵巣も摘出、リンパ節郭清と放射線治療もすることとなり、なんとも表現し難い気持ちでした。
そんな時、西さんのこの本に出会ったこと。
「私の体の中で私が作ったがんだ」闘病ではなく治療であり、たまたま生まれて、生きようとしているがんがある。それが事実で、それだけ。というフレーズに、もやもやしたものがストンと腑に落ちました。
また、西さんの周りにたくさんの愛が溢れていること、そして西さんがみなさんを愛していることもとても素敵だなと感じました。
少しの緊張とユーモアをもって、治療に望みたいと思います。今作品に出会えたことは、私にとても大きな意味がありました。
西さん、ありがとうございます。
ご家族さま、エキさんのご健康を願い、これからも応援しています。

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西 加奈子 著

★2023.05.21   私はがんサバイバーではありませんが、肩に骨折の金属プレートを入れてあったり(抜かない選択をしました)、歯をインプラントにしたりしたことに、人工的なもので支えられていて、どんどん本来の自分ではなくなっていくようなマイナスイメージをひそかに抱いていました
それゆえ「何かを切除したり、何かを足したりしても、その体が自分のものである限り、それは間違いなく本物なのだ。」という言葉に、驚き、気付かされ、励まされました。
前から好きだったけど、あらためて、西さん最高です!
ありがとうございました

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西 加奈子 著

★2023.05.21   闘病の話でありながら、小説を読むようにあっという間に読み終えてしまいました
一方、読み進めるうちに、これを書き上げた西さんの精神力に感嘆してしまう場面もありました
書くことが救いであったと仰っていますが、同時にやはり作家の胆力を感じました
それもあって、最後にあった「これを“あなた”に読んでほしい」という言葉が響いて思わず涙ぐみました
前から好きだったけど、更に好きになりました。
西さんありがとう。

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西 加奈子 著

★2023.05.20   西加奈子という人のことが、もっと好きになった。
実直な人だ。

体に限らず、私のボスは私であること。
余計な雑音に囲まれて生活してること。
知らぬ間に、他人にどう見られるかを意識して生活していること。
「じゃかましいわ!それいらん!」
町中で叫びたいのは私もだ。

そんな色々なことに気づかされた本でした。

もう一度読み返したいと、いま思っています。

内表紙がステキなので、カバーを外して電車の中で読みました。
「見て見て!かわいやろ!」という感じ(笑)。

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西 加奈子 著

★2023.05.20   読みました!!本当に読んで良かった!
noteに掲載しています。
良かったら読んでください!
この本を世に出していただき、感謝です。ありがとうございます

https://note.com/naonakano/n/n8d55c62b9793