読者の声 最新一覧

ご投稿いただいた最新の読者の声をご紹介しています。

投稿のしかた

たんぽぽ娘

たんぽぽ娘

 

ロバート・F・ヤング 著 伊藤 典夫 編

★2025.12.11   SFは優しいものであっていい。それがストーリー的なものでも人物描写でも。
今の基準からすればレトロなロマンチックに過ぎる作品群だが、ラストに幸せな結末を期待するのは間違ってない。
人の心の温かさを感じさせるSF短編集。
ハードSFに疲れた頭によく効く。

彼の左手は蛇

彼の左手は蛇

 

中村 文則 著

★2025.12.08   あとがきに「御守りになってくれたら…」とあったとおり、確かに本の形をした御守りだなと思いました。
虐待の深い傷は消えることなくいつまでも人生に影響し続ける。だから「人って厄介で、その厄介な存在同士なんだから、…優しくあった方がいい」との言葉に頷きました。
たった一度の出会いでも、忘れられない温かい記憶となることもあるかもしれないから。

毒蛇を放して何かを起こす。
ブラックマンバを放つ代わりにネットで毒のある言葉を執拗に送り続けるのは同じことなのではと思いました。だとすると止めるのは難しそうですが、本からは中村さんの優しさが伝わりました。
プレ金リスナーです。ラジオ面白かったです。

京大生、出町にダイブ!

京大生、出町にダイブ!

 

青木 悠 著

★2025.12.02   自分自身の大学生活が始まった頃を思い出しながら、キラキラとした気持ちで読まさせていただきました。出町のディープな人間模様や人との関係性を美しく表現されていて、その中へ飛び込んだ青木さんの人柄がイキイキと描かれています。
現在大学生の方だけでなく、全ての方へおすすめできる書籍です。

変身ヒーロー誕生

変身ヒーロー誕生

 

石ノ森 章太郎 著

★2025.11.25   本書の内容がどれだけ素晴らしいかは、中身を見られない今でも分かります。『仮面ライダー』の第1話が載った『ぼくらマガジン』をリアル・タイムで買った私にとって、宝物のような本です。

戦下の歌舞伎巡業記

戦下の歌舞伎巡業記

 

岡﨑 成美 著

★2025.11.22   私自身も色々調べてみましたが、情報が細かく正確で驚きました。また、人と人との温かい繋がりを物語として楽しめました。何回か泣いてしまった…

星野之宣50周年珠玉SF選集 星芒

星野之宣50周年珠玉SF選集 星芒

 

星野 之宣 著

★2025.11.21   画業50周年記念選集の続巻刊行、嬉しい驚きです!『宇宙の孤児』で始まり『世界樹』で終わる構成は、一つの惑星から飛び立った生命が、宇宙空間を越えて別の惑星に向かう姿が目に焼き付きました。時間経過が凝縮して描かれる『愛に時間を』『遠い呼び声』では、人間の生の営みが”刹那”であることを実感させられます。星野先生の50周年記念描き下ろしマンガには心が熱くなりました。「星芒」は銀、今回の「刹那」は金と、装丁の色の組み合わせも素敵です。”生涯現役”の星野先生を、これからも応援します。

14歳のヒロシマ

14歳のヒロシマ

 

梶本 淑子 著

★2025.11.20   原爆の恐ろしさが改めて分かった

京大生、出町にダイブ!

京大生、出町にダイブ!

 

青木 悠 著

★2025.11.10   まるでそこにいるかのような、情景が浮かび上がる文章に魅了されました。
一読すると誰でもが感じられそうなエピソードに思えますが、よく読んでみると著者のすごく深い感性があって初めて書ける内容だと感じました。
読んでみて気持ちのいい本でした。

アロハで猟師、はじめました

アロハで猟師、はじめました

 

近藤 康太郎 著

★2025.11.10   ぜひとも、重版か文庫化してください。著者近藤さんの新聞連載をいつも楽しみにしています。今更ながら書籍で読みたくなり、書店に注文しようとしたのですが在庫なしとのことで、ひとまず図書館で借りて読みました。
連載から想像していたのを超えて、衝撃の読書時間になりました。自分は何を食べ、我が子に何を食べさせ、どう働き、どう生きることができるのか。実際には聞いたことのない「キョーン」が、ひよこたちの叫びが、耳の奥に迫ってきます。今の私にはその声は想像でしかありませんが、本書を読んだ以上、少なくとも耳を塞ぐことはできません。
手元に置いて何度も何度も読み返したいし、お世話になっている友人知人にも贈りたい本です。
Last but not least, お礼を伝えたいです。著者の近藤さん、編集担当者さんはじめ出版に携わられた方々。この本を世に出してくださったことに心から感謝いたします。

くもをさがす

くもをさがす

 

西 加奈子 著

★2025.11.07   現在乳がんの治療中です。
読む前は現実の私の状況と照らし合わせすぎてしんどくならないかな?と思っていました。
読んでる間に同様な感覚をたくさん覚えました。
こんな事思ってていいのだろうか?という思いも素直に書いてくださり、私も自分の体に対してどんな感想を抱いても良いんだな。もっと素直に感じて良いんだなと心が軽くなりました。
西さんが病院で長い間隣のソファーで一緒に待ってて、先に診察室に呼ばれた人の様な感覚になりました。いつの間にか隣にいた私を見つめていました。
みんな関西弁で喋るから身近に感じたのもあります。
この先私も色んな治療を受けることになりそうです。その度にちょっと自分から切り離された視点で見ることになるのかもしれません。
完治まで長い道のりですが、治療が終わったらどんな自分になるのだろうかと考えたりしています。

戦下の歌舞伎巡業記

戦下の歌舞伎巡業記

 

岡﨑 成美 著

★2025.11.04   大変興味深く読まさせて頂きました。昭和7年から24年という混乱の時代によく歌舞伎の地方巡業ができたなと感心しました。地図で行き先を追ってみると、知らない町も多く出てきました。よくこのような町に劇場や芝居小屋があったものだと驚きました。現代の地方の町や村より活気が
あるように思えます。地方の人達が元気に芝居見物に出かけてくる様子がうかがえます。それに応えて旅する歌舞伎一座はたいしたものですね。

女二人のニューギニア

女二人のニューギニア

 

有吉 佐和子 著

★2025.10.31   半世紀も前の頃ニューギニアの未開の地、今の時代のように「地球の歩き方」なんて本もあるわけでもない所に、良い所よ「こない?」と言われて興味本位で出かけてしまった有吉さんの前向きな姿勢と、出かけた後で後悔しながらの様子、どんなことになったんだろうと、先を読み進めるのが楽しみな本でした。
でも、私なら誘われても行かないな。

三頭の蝶の道

三頭の蝶の道

 

山田 詠美 著

★2025.10.30   魑魅魍魎が妖怪が出てきて不思議!?
蝶の数え方が一頭二頭と数えることがわかった
女流作家の葛藤がわかって面白い

京大生、出町にダイブ!

京大生、出町にダイブ!

 

青木 悠 著

★2025.10.30   知り合いのススメで手に取り、あっという間に読了でした。一瞬にして過ぎ去っていく10代の日常を、好奇心の赴くまま立ち止まり、素直で丁寧に紡いだ商店街の人たちとのやり取りに目が離せませんでした。デビュー作とのこと、彼女がこれから見聞きすることを、その瑞々しい感性でどう言葉にしていくか楽しみです。
遥か彼方に過ぎ去った学生時代の空気に触れることができた時間でした。

あの夏が飽和する。

あの夏が飽和する。

 

カンザキ イオリ 著

★2025.10.29   「君は何も悪くないよ」の歌詞と千尋さんが言っていたところがもう、同じでヤバい!!その言葉に込められた意味が詳しく書かれていて、こういうことを言いたかったんだ~と思いました。歌の中では過去の千尋さんと流花さんの物語しかわからなかったので、新しい登場人物である武命くんの話がもう泣けた。今自分は中学1年なので、千尋さんと流花さんの気持ちがちょっとわかるな~とも思いました。ちょっと中学生の自分にはわからない言葉があったけど、面白かったです。

京大生、出町にダイブ!

京大生、出町にダイブ!

 

青木 悠 著

★2025.10.27   歴史ある京都出町で暮らす人々の気配を鮮やかに伝える一冊。みずみずしい表現、特徴ある擬音語に擬態語がユニークで面白かったです。
私が大学生活を送ったのは別のまちで、はるか昔のことですが、10代の終わりから20代の最初にかけてしか、見えない何か、触れることができない空気があるのかもしれないと思いました。
阿弥陀寺の門から伝わる気配は、妖精との出会いのようで、京都というまちは、一定の年齢、あるいは感性の持ち主に対してのみ、時々開く扉があるように思います。作者に対して、その扉が開いた気がしました。
ロンドンに留学されていたとのこと、ぜひロンドン編も読んでみたいなと思わせる一冊です。

戦下の歌舞伎巡業記

戦下の歌舞伎巡業記

 

岡﨑 成美 著

★2025.10.25   戦前、戦中の交通事情は現代とは違うであろう中、歌舞伎が全国を巡っていた様子がわかりました。まるで忍者のようで、読み応えがありました。

くもをさがす

くもをさがす

 

西 加奈子 著

★2025.10.24   私も乳がんに罹患し治療中です。
気持ちの揺らぎや変化について、共感できるところがたくさんあって、理解してもらえたと思いました。
手術でかけてしまったと思ってましたが、これはこれで私なんだと認めることができました。
ありがとうございます。

ドクトル・ガーリン

ドクトル・ガーリン

 

ウラジーミル・ソローキン 著 松下 隆志 訳

★2025.10.21   ソローキンによる真っ当な(?)冒険小説として大いに楽しめました。『青い脂』にある異形のものたちが成すSF風味はもちろんのこと、『テルリア』などにあるロシアを基にした皮肉のコラージュめいた構造や、氷三部作にあるスピード感それらすべてが詰められていたと思いました。
確かに集大成的傑作と謳うべき作品でありました。

戦下の歌舞伎巡業記

戦下の歌舞伎巡業記

 

岡﨑 成美 著

★2025.10.15   すごい本。3回読みました。辞書のよう。
万年筆の筆跡がうっとり。
忍者のような瞬間移動。丈夫な身体。
なんといっても中表紙に使われた6代目の目。素襖落に凝縮されている。みんなついていこうと思う。ピンポイントで時代の大きな波に巻き込まれ役割を果たしましたね。
ナルコさんのくだりはクライマックス。辛かった。