河出書房新社
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日本文学
ムーンチャイルド
真木 健一
同性愛、近親相姦、性転換……。様々な悪夢が子供達を襲い、大人になるための黒い恐怖が彼らを蔽う! 魔性の少年が天翔る季節を、ハードボイルドな筆致で描き出す新鋭の長篇連作!
定価1,602円(本体1,456円)
×品切・重版未定
この日 この時
森山 眞弓 著
亡夫との歳月、父母、子供達、友人知己、そして日本と世界の未来?女性政治家のトップランナーが、一人の人間としての日々の歩みをさりげない挿話で綴る、感動の最新エッセイ集!
武蔵野S町物語
町で一番高い建物が三階建の小学校だった昭和30年初めの頃……。少年達は飛行機から撤かれたビラを追い力道山の空手チョップに興奮していた。笑いとペーソスで綴る昭和30年代の風景。
定価1,923円(本体1,748円)
東京のラクダ
西江 雅之 著
光と闇、水の記憶、旅の断片……。さまざまな都市と触れ合う言葉たち。人類学者の眼に映った刻の結晶を集めた、珠玉の最新エッセイ集。
定価2,136円(本体1,942円)
白磁の人
江宮 隆之 著
日韓関係史上になお影をおとすあの時代に、朝鮮にこよなく愛され、かの地の土となった伝説の人・浅川巧。素朴な白いやきもののように人々を慰め育んだ、愛の生涯を描く待望の伝記小説。
定価1,708円(本体1,553円)
漱石論 鏡あるいは夢の書法
ニーチェ、マルクス、フロイトの同時代人として生き、夢につかれ、鏡と女の変容を描き尽くそうとした漱石。その作品の諸相を徹底的に読み解くことで拓ける、文学の新たな地平。
定価4,058円(本体3,689円)
同時代の女性歌集
綺羅
栗木 京子 短歌
〈出奔の夢すてきれず氷るほどつめたきトマト頬ばりながら〉巨大化した現代社会の只中で、“家族”はひとりひとりのどのような思いを内側に抱え込んでいるのか? 実力派歌人の待望の歌集。
世紀末のエロスとデーモン 芥川龍之介とその病い
芥川龍之介の作品世界を解く鍵は、その病魔=梅毒にあった!――ペストから梅毒まで、病が芸術におよぼした負の圧倒的な力を分析し、エイズの現代を解明する衝撃の世紀末文明論。
プレゼント
仕事はコールガール、恋は不倫――。傷つきながらも明るく生きる少女の“幸せさがし”を、ユーモラスに哀切に描く。少女が最後にみつけた“幸せ”とは? 新鋭作家による感動の長篇書下ろし。
定価1,282円(本体1,165円)
ママに捧げる殺人
和田 はつ子 著
美しい肢体への憧れ――女子大生の間に流行するダイエットに潜む拒食症の陥穽。猟奇連続殺人の謎が暴く家庭崩壊という現代の病巣。女流新人の衝撃のサイコミステリー! 新保博久氏推賞。
雨更紗
長野 まゆみ 著
夏越しの雨に濡れる児手山の屋敷。哉と伶という二人の人格を揺れ動く少年をめぐって明滅する百鬼夜行。徘徊するのは幽霊か、それとも狂者たちの妄想なのか?
定価1,175円(本体1,068円)
白鳥
丹羽 正 著
生きとし生けるものの本源である女のいのちへのいとおしみを謳う「白鳥」、座敷牢の女と少年との交流を描く「飛天抄」、磁味あふれる異色の名作2篇を収録。
柳田國男と短歌 続・森のふくろう
なぜ、柳田国男は“新派和歌”を終生否定し続けたのか? 評判の前著『森のふくろう』から十余年、新発掘資料が明かす民俗学の大家の短歌観。現代歌人に大きな示唆を与える好著!
定価2,990円(本体2,718円)
荒涼館に招かれた男
日本最大規模を誇る東京の福祉法人病院の立て直しに招かれた医師を待ち受ける驚くべき陰謀――現実の事件を基に福祉法人の腐敗とスキャンダルを暴く衝撃のノンフィクション・ノベル。
定価2,030円(本体1,845円)
森のふくろう 柳田国男の短歌
日本民俗学の出発点『遠野物語』に結実した柳田国男の詩心。“恋の詩人”と謳われた青春時代の短歌を掘り起し、初期柳田民俗学と詩歌との関連を初めて解明した注目の名著・新装版!
悲惨鑑賞団
山口 泉 著
真に恐ろしいのは滅びてゆくことではなく、この醜悪な世界に生き延びてしまうことかもしれない――豊饒な小説言語を駆使しつつリアリティの境界線を超えんとする俊英の、待望の連作集!
Green Bench
柳 美里 著
離婚した家族の母娘(おやこ)、息子、そして母の若い恋人。真夏のテニスコートを舞台に、少しずつ、確実に狂っていく人間関係。芥川賞作家、柳美里の原点でもある瞠目の戯曲。
定価1,606円(本体1,460円)
恋の手本 曾根崎心中論
なぜ近松門左衛門は五十にしてベストセラー戯曲が書けたのか。時代の中で「受ける」ことをテーマに、近代初頭に「恋」の解放を心中事件をきっかけに世に出た天才の手法に迫る。
夢や、むかしの
昭和の初期、忍び寄る軍国主義の影とも無縁に、優雅な日々を送る大阪船場の美しい姉妹たち――現役実業家が、実母の初恋と一族の浮沈を、愛惜こめて艶やかに描き出した純愛小説!
湾岸戦争論 詩と現代
1991年1月に開戦した湾岸戦争。日本の文学者による反対声明に呼応した著者は戦争を迴っての論争に巻込まれる。この戦争を誰もが忘れたかに見える今あえて論争の意味を問う。