河出書房新社
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文庫・新書
33年後のなんとなく、クリスタル
田中 康夫 著 大澤 真幸/なかにし 礼 解説
一九八〇年に大学生だった彼女たちは、いま五〇代になった。あの名作『なんクリ』の主人公のモデル女性に再会したヤスオは、恋に落ちる……四百三十八の“註”+書き下ろし「ひとつの新たな長い註」。
定価814円(本体740円)
○在庫あり
グレースの履歴
源 孝志 著
美奈子が夫の希久夫に遺した国産名車。カーナビの履歴を巡る旅で美奈子の想いが見えてくる。藤沢、松本、尾道、モナコ……往年の名女優、伝説のエンジニアの人生と交錯する愛と絆の物語。
定価1,012円(本体920円)
消滅世界
村田 沙耶香 著
人工授精で、子供を産むことが常識となった世界。夫婦間の性行為は「近親相姦」とタブー視され、やがて世界から「セックス」も「家族」も消えていく……日本の未来を予言する芥川賞作家の圧倒的衝撃作。
定価693円(本体630円)
でもいいの
佐野 洋子 著
どんなときも口紅を欠かさなかった母、デパートの宣伝部時代に出会った篠山紀信など、著者ならではの鋭い観察眼で人々との思い出を綴った、初期傑作エッセイ集。『ラブ・イズ・ザ・ベスト』を改題。
定価726円(本体660円)
薄情
絲山 秋子 著
他人への深入りを避けて日々を過ごしてきた宇田川に、後輩の女性蜂須賀や木工職人の鹿谷さんとの交流の先に訪れた、ある出来事……。土地が持つ優しさと厳しさに寄り添う傑作長篇。谷崎賞受賞作。
定価792円(本体720円)
きょうのできごと 増補新版
柴崎 友香 著 保坂 和志 解説
京都で開かれた引っ越し飲み会。そこに集まり、出会いすれ違う、男女のせつない一夜。芥川賞作家の名作・増補新版。行定勲監督で映画化された本篇に、番外篇を加えた魅惑の一冊!
定価682円(本体620円)
ギケイキ 千年の流転
町田 康 著
はは、生まれた瞬間からの逃亡、流浪――千年の時を超え、現代に生きる源義経が、自らの物語を語り出す。古典『義経記』が超絶文体で甦る、激烈に滑稽で悲痛な超娯楽大作小説、ここに開幕。
キスできる餃子
秦 建日子/松本 明美 著
人生をイケメンに振り回されてきた陽子は、夫の浮気が原因で宇都宮で餃子店を営む実家に出戻る。店と子育てに奮闘中、新たなイケメンが現れて……監督&脚本・秦建日子の同名映画、小説版!
定価748円(本体680円)
×品切・重版未定
太宰よ! 45人の追悼文集 さよならの言葉にかえて
河出書房新社編集部 編
井伏鱒二の弔辞をはじめ、坂口安吾、檀一雄、石川淳、田中英光ら同時代の作家や評論家、編集者、友人、家族など四十五人の追悼文を厳選収録。太宰の死を悼み、人となりに想いを馳せる一冊。
定価913円(本体830円)
暗がりの弁当
山本 周五郎 著
食べ物、飲み物(アルコール)の話、またそこから導き出される話、世相に関する低い目線の真摯なエッセイなど。曲軒山周の面目躍如、はらわたに語りかけるような、素晴らしい文章。
太宰治の手紙 返事は必ず必ず要りません
太宰 治 著 小山清 編
太宰治が、戦前に師、友人、縁者などに送った百通の手紙。井伏鱒二、亀井勝一郎、木山捷平らへの書簡を収録。赤裸々な、本音と優しさとダメさかげんが如実に伝わる、心温まる一級資料。
定価836円(本体760円)
寝ても覚めても 増補新版
柴崎 友香 著 豊﨑 由美 解説
消えた恋人に生き写しの男に出会い恋に落ちた朝子だが……運命の恋を描く野間文芸新人賞受賞作。芥川賞作家の代表長篇が濱口竜介監督・東出昌大主演で映画化。書き下ろし番外篇を増補。
辺境を歩いた人々
宮本 常一 著
江戸後期から戦前まで、辺境を民俗調査した、民俗学の先駆者とも言える四人の先達の仕事と生涯。千島、蝦夷地から沖縄、先島諸島まで。近藤富蔵、菅江真澄、松浦武四郎、笹森儀助。
定価968円(本体880円)
夏目漱石、読んじゃえば?
奥泉 光 著
『吾輩は猫である』は全部読まなくていい! 『坊っちゃん』は中二病主人公!? 『それから』に仕掛けられた謎を解こう! 漱石を愛してやまない作家・奥泉光が、名作を面白く読む方法、伝授します。
現古辞典 いまのことばから古語を知る
古橋 信孝/鈴木 泰/石井 久雄 著
あの言葉を古語で言ったらどうなるか? 現代語と古語のつながりを知るための「読む辞典」。日常のことばに、古語を取り入れれば、新たな表現が手に入る。もっと豊かな日本語の世界へ。
定価1,540円(本体1,400円)
小林カツ代のきょうも食べたいおかず
小林 カツ代 著
塩をパラパラッとして酒をチャラチャラッとかけて、フフフフフッて五回くらいニコニコして……。まかないめしから酒の肴まで、秘伝のカツ代流レシピとコツが満載! 読むだけで美味しい、料理の実況中継。
定価704円(本体640円)
山手線をゆく、大人の町歩き 鉄道、建築、歴史、食
鈴木 伸子 著
東京の中心部をぐるぐるまわる山手線を各駅停車の町歩きで全駅制覇。今も残る昭和の香り、そして最新の再開発まで、意外な魅力に気づき、町歩きの楽しさを再発見する一冊。各駅ごとに鉄道コラム掲載。
△3週間~
児次郎吹雪・おたふく物語
下町の姉妹を描いた時代小説〈おたふく〉三部作を完全収録。他に、文庫初収録の婦道小説の初期傑作「児次郎吹雪」などを収録する傑作短篇集。
新しいおとな
石井 桃子 著
よい本を、もっとたくさん。幼い日のゆたかな読書体験と「かつら文庫」の実践から生まれた、子ども、読書、絵本、本づくりをめぐる随筆集。文庫化にあたり再編集し、写真、新規原稿を三篇収録。
伝説の編集者 坂本一亀とその時代
田邊 園子 著
戦後の新たな才能を次々と世に送り出した編集者・坂本一亀は戦後日本に何を問うたのか? 妥協なき精神で作家と文学に対峙し、〈戦後〉という時代を作った編集者の軌跡に迫る評伝の決定版。