河出書房新社
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歴史・地理・民俗
河出ブックス
いま、柳田国男を読む
石井 正己 著
柳田が生涯をかけて確立した民俗学は何を目指していたのか――。没後50年、古典となりつつある碩学の仕事に、未来を考えるための問いと、現代社会の諸問題と向き合うための知恵を読む。
定価1,650円(本体1,500円)
×品切・重版未定
自然科学・医学
エネルギーの科学史
小山 慶太 著
原子力の発見は人類のエネルギー観をどう変えたのか。19世紀から現代に至るエネルギー開発と活用の歴史をアインシュタイン、朝永振一郎、小柴昌俊ら歴代の科学者を軸に深く読み解く一冊。
定価1,430円(本体1,300円)
政治・経済・社会
平成史
小熊 英二 編著 貴戸 理恵/菅原 琢/中澤 秀雄/仁平 典宏/濱野 智史 著
私たちはどんな時代を生きているのか。政治、地方‐中央関係、社会保障、教育、情報化、国際環境とナショナリズム……気鋭の論者が集い、白熱の議論を経て描く、新たなる現代史のすがた。
定価1,980円(本体1,800円)
医療とは何か 現場で根本問題を解きほぐす
行岡 哲男 著
医療現場で「正しい判断」は不可能である――救急医学の第一人者、哲学する医師がついに書いた! 医療崩壊のほんとうの問題とは? 従来の医療観を根源から問い直す、静かなる革命。
定価1,540円(本体1,400円)
哲学・思想・宗教
【現代思想の現在】 レヴィナス 壊れものとしての人間
村上 靖彦 著
「人間はそもそも壊れるものである」ととらえたレヴィナスの哲学を、精神病理学から読み直す。介護ケアや自閉症研究の現場でも応用され、今、新たに注目すべき思想の全容に迫る入門書。
【現代思想の現在】 レヴィ=ストロース まなざしの構造主義
出口 顯 著
人類学を創りだしただけでなく思想を根底から変革したレヴィ=ストロースの核心と可能性をみずみずしく描き出す。第一人者による最良の入門書にして画期的なレヴィ=ストロース論。
日本ファシズム論争 大戦前夜の思想家たち
福家 崇洋 著
1920年代、その後の歴史を変える思想「ファシズム」が日本に伝えられた。この思想を、当時の思想家たちはどう受け入れ、また変容させてきたのか。大戦前夜に起きた、彼らの闘争を追う。
日本文学
建築と言葉 日常を設計するまなざし
小池 昌代/塚本 由晴 著
「建築には比喩が必要」「言葉は風景に支えられている」……建築家と詩人が、都市から家屋まで、風景ごとに必要な言葉を選び与えていく。「かたち」をつくる者同士が交わした劇的な対話。
ニッポンの塔 タワーの都市建築史
橋爪 紳也 著
なぜ人は天空にそびえる構築物を追い求めるのか。浅草十二階、大阪城天守閣、東京タワー、通天閣、太陽の塔、森タワー、東京スカイツリー……7つの視点から塔と都市の本質に迫る。
戦後部落解放運動史 永続革命の行方
友常 勉 著
社会をゆるがした被差別部落民の闘いは何を問いかけたのか。戦後から現在にいたる運動、行政、文化などの各領域の経験を思想的に検証する俊英による、いまだ誰もなしえなかった果敢な試み。
趣味・実用・芸術
日本語にとってカタカナとは何か
山口 謡司 著
漢字、ひらがな、カタカナの3種類の文字を使い分けるのが日本語の特性。しかしカタカナはいったい何のためにあるのか? その歴史と機能をエピソードたっぷりにつづる、画期的な日本語論。
戦後SF事件史 日本的想像力の70年
長山 靖生 著
SFファンダムの発展、異端サブカルチャー、アングラ演劇、オタク文化……日本社会はいかに豊かな「リアル」を培ってきたか。敗戦から3.11後まで、SF的想像力/創造力の系譜を活写。
【現代思想の現在】 ドゥルーズ 群れと結晶
宇野 邦一 著
日本のドゥルーズ導入と研究の第一人者がその潜在性と新たな姿を詩的な断絶とともにうかびあがらせるドゥルーズ入門書の決定版にして世界で最も美しいドゥルーズ的思考の実践。
【人と思考の軌跡】 竹中労 左右を越境するアナーキスト
鈴木 邦男 著
この国を真剣に問わなければならない今、右翼も左翼もない。イデオロギーを超えて闘ったアナーキスト・竹中労の言動を現代に響かせる体験的評伝。没後20年を経て再生する無頼の闘争。
世界史の中のフクシマ ナガサキから世界へ
陣野 俊史 著
3.11以降、われらに残された希望はあるのか。ヒロシマ・ナガサキの体験を問い返しながら、アラブからロンドンまでの世界史的スケールの中に2011年の苦悩を刻印する渾身の力編。
現代日本建築家列伝 社会といかに関わってきたか
五十嵐 太郎 著
建築家の果たしてきた役割を無視して現代社会は語れない。丹下健三から今世紀に頭角を現した新世代まで、彼らはいかに時代と格闘してきたのか。写真80点超。建築家系譜図付き。
腸は第二の脳 整腸とメンタルヘルス
松生 恒夫 著
独自な神経系をもった「第二の脳」といえる腸の重要な働きをわかりやすく解説。地中海型食生活でがんを予防し、長生きするための必読書。
法とは何か 法思想史入門
長谷部 恭男 著
人が生きていく上で、法はどのような働きをするものなのか。先人たちの唱えた法思想の系譜を読み解き、法と共により善く生きる道を問う。いかに法に従うか、自ら判断するための入門書。
定価1,320円(本体1,200円)
原発と原爆 「核」の戦後精神史
川村 湊 著
ゴジラと放射能恐怖映画から、アトム、ナウシカ、「原発文学」の数々まで、様々な文化現象を世相に重ね合わせながら読み解き、原発と原爆(=「核」)をめぐる時代精神を浮き彫りにする。
解放令の明治維新 賤称廃止をめぐって
塩見 鮮一郎 著
明治4年、一片の太政官布告で、穢多非人ら賤民は解放された。しかし本当に解放されたのか。解放令以前以後の、血と涙、努力と思惑の社会政治学。