河出書房新社
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文庫・新書
夏至遺文 トレドの葵
塚本 邦雄 著
塚本邦雄は短篇小説を「瞬篇小説」と名付けるほど愛し、多くの作品を遺した。その中でも特に名高い瞬篇小説集『夏至遺文』、「虹彩和音」「空?昇天」を含む『トレドの葵』の二冊を収録する。
定価1,155円(本体1,050円)
○在庫あり
戦前のこわい話〈増補版〉 怪奇実話集
志村 有弘 編
明治から戦前までにあった、怪談実話、不可解な物語、猟奇事件を生々しく伝える、怪奇と恐怖の実話アンソロジー。都会や村の民間伝承に取材した怖ろしい話。二〇〇九年版に、山之口貘「無銭宿」を増補。
定価792円(本体720円)
アダムス・ファミリー全集
チャールズ・アダムス 著 H・ケヴィン・ミゼロッキ 編 安原 和見 訳
謎の美女モーティシア、夫ゴメス、長男パグズリー、長女ウェンズデーたち、朽ち果てた屋敷に住むアダムス一家。映画・アニメ・ドラマ化もされた原作1コマ漫画を完全集成。カラー画多数、詳細な解説付き。
定価1,100円(本体1,000円)
ばかもの
絲山 秋子 著
気ままな大学生ヒデと勝ち気な年上女性、額子。かつての無邪気な恋人たちは、深い喪失と絶望の果てに再会し、ようやく静謐な愛の世界に辿り着く。著者を代表する傑作恋愛長編。
定価946円(本体860円)
アロハで田植え、はじめました
近藤 康太郎 著
一年分の米さえ自作できれば、お金に頼らず生きられる? 赴任先の長崎で思わず発見した、社会から半分だけ降りて生き延びる方法。前代未聞・抱腹絶倒のオルタナ農夫体験記。ラランド・ニシダ氏絶賛!
定価990円(本体900円)
音楽家の世界 クラシックへの招待
吉田 秀和 著
戦後まだ日の浅い一九五〇年刊の、クラシックの魅力をやさしくかつ深く伝える決定版の待望の文庫化。クープラン『クラブサン組曲』からショスタコーヴィチ「第5」まで、53人の66曲。究極の名曲入門。
定価1,078円(本体980円)
ダンテ『神曲』講義 上
平川 祐弘 著
鼻持ちならない自信家にして、彫心鏤骨の苦心を重ねたダンテ。この偉大なる詩人の遺した世界の大古典を、もっとも読みやすい日本語訳テキストをもとに、詳細に読み解く。『神曲』が、いま生動する。
定価1,540円(本体1,400円)
ダンテ『神曲』講義 下
ババヤガの夜
王谷 晶 著
暴力を唯一の趣味とする新道依子は、関東有数規模の暴力団・内樹會会長の一人娘の護衛を任される。二度読み必至、血と暴力の傑作シスター・バイオレンスアクション、ついに文庫化。
定価748円(本体680円)
△3週間~
ロッパ食談 完全版
古川 緑波 著
タン・シチュウ、ハムバーグ、トンカツ、牛鍋……。「しんから、僕は、食べ物が好き」と語り、戦後日本の街をさっそうと歩きながら美食を極めた昭和の喜劇役者・ロッパさんの真骨頂食エッセイ。新装版。
定価880円(本体800円)
ぷくぷく、お肉 おいしい文藝
角田 光代/阿川 佐和子 著
すき焼き、ステーキ、焼肉、とんかつ、焼き鳥、マンモス? 古今の作家たちが「肉」について筆をふるう料理エッセイアンソロジー。読めば必ず満腹感が味わえる選りすぐりの32篇。
パワー
ナオミ・オルダーマン 著 安原 和見 訳
ある日を境に世界中の女に強力な電流を放つ力が宿り、女が男を支配する社会が生まれた――。 エマ・ワトソン、オバマ前大統領、ビル・ゲイツ推薦!
定価1,485円(本体1,350円)
盤上のパラダイス
若島 正 著
マニアたちが熱愛する雑誌「詰将棋パラダイス」。その創刊編集長の生き様と、そこに集う数奇な人々の群像を活写した愛の物語。単行本版に大幅に加筆した決定版。棋譜多数。
定価1,089円(本体990円)
温泉ごはん 旅はおいしい!
山崎 まゆみ 著
いい温泉にはおいしいモノあり。1000か所以上の温泉を訪ねた著者が名湯湧く地で味わった絶品料理や名物の数々と、出会った人々との温かな交流を綴った、ぬくぬくエッセイ。読めば温泉に行きたくなる!
定価891円(本体810円)
インタビューズ
堂場 瞬一 著
平成最初の大晦日。友人と飲んでいた作家志望の俺は、売り言葉に買い言葉でとんでもない約束をしてしまう――この本は、100人の物語(インタビュー)で繋がる! 新たな小説の手法に挑む問題作。
定価858円(本体780円)
バッハ〈増補版〉
2019年3月刊の初刊に、「カール・リヒター」「アルモニコのブランデンブルク」「ピアノでバッハを弾いた人たち」「クリスマスのJ・S・バッハ」の4本を増補。吉田秀和のバッハ論の集大成。
文豪たちの妙な旅 ミステリーアンソロジー
山前 譲 編
徳田秋聲、石川啄木、林芙美子、田山花袋、中島敦など日本文学史に名を残す文豪が書いた「変な旅」を集めたアンソロジー。旅には不思議がつきもの、ミステリー感漂う異色の9篇を収録。
定価979円(本体890円)
NOVA 2023年夏号
大森 望 責任編集
完全新作、日本SFアンソロジー。揚羽はな、芦沢央、池澤春菜、斧田小夜、勝山海百合、最果タヒ、斜線堂有紀、新川帆立、菅浩江、高山羽根子、溝渕久美子、吉羽善、藍銅ツバメの全13編。
定価1,320円(本体1,200円)
歴史を変えた気候大変動 中世ヨーロッパを襲った小氷河期
ブライアン・フェイガン 著 東郷 えりか/桃井 緑美子 訳
19世紀中ごろまでの5世紀間、ヨーロッパは夏でも凍えるような寒気に繰り返し襲われた。食糧が尽きた民衆に飢えが忍び寄る。小氷河期と呼ばれた気候変動は人類に何をもたらしたのか。
決定版 第二の性 Ⅱ 体験(上)
シモーヌ・ド・ボーヴォワール 著 『第二の性』を原文で読み直す会 訳
Ⅰ巻の「事実と神話」をもとに、現代の女たちの生を、さまざまな文学作品や神話、精神分析を渉猟しつつ分析する。子ども時代、娘時代から、性の入門、同性愛の女、結婚した女まで。