河出書房新社
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日本文学
村上春樹をめぐる冒険 対話篇
三人の若手批評家が三様の立場から村上春樹の作品の意味と構造と表現の可能性をわかりやすく読み解き、批評のことばの先、現代の“圧倒的な空虚”の向こう側にある問題の本質に迫る。
定価1,708円(本体1,553円)
×品切・重版未定
小林一茶
“花の影寝まじ未来が恐しき”――。最愛の子供達の死、血縁との確執、あてどない旅の日々。表現者としての修羅を生きぬいた、漂白の人生詩人小林一茶の劇的な生涯を描く感動の大作。
定価1,923円(本体1,748円)
同時代の女性歌集
きらい
大田 美和 短歌
〈木漏れ日に漏れたる君にくちづける今朝は世界ができて七日め〉 ほのかな恋の芽ばえから悲しい黄昏の別れの歌のほか、鋭利な批評を秘めたフェミニズムの短歌までを収録。話題の第一歌集。
定価1,282円(本体1,165円)
新文芸読本
与謝野晶子
河出書房新社編集部 編
人はふしぎ、歌はおもしろい。晶子は1901年に歌集「みだれ髪」で衝撃的にデビューした。またすぐれた女性論を書き、古典の口語訳業を残した。今世紀を飾った女性第一人者の丸ごと。
球体の神話学
神話の森を逍遥しながら、偏在する球体幻想の始源へとわけいる詩的エッセイ。究極の美、神、宇宙の原型、魂と愛と生命の象徴としての球体を原始の思考に探究する異色作。
定価2,990円(本体2,718円)
近頃またあなたに恋してるって気づいた
すきとおった心のなかに、そーっとひろがる、優しくてきらきら光る言葉の星座。“幸福の玉子”“わるい恋愛なんてない”“一緒に昼寝”など、ふんわりとした書き下ろし愛の詩画集。
ロンドンの夏目漱石
漱石はロンドンで本当にノイローゼになったのか? 当時の英国での生活を新聞、雑誌等あらゆる史料を駆使して詳細に再現、漱石が近代というものに早々と見切りをつけた思考の足跡を描く。
定価2,030円(本体1,845円)
野苺の首飾り
十六歳の恋と結婚は一生を貫ぬけるか。貧困、病い、不倫と二人の愛の行く手に立ちふさがる試練を乗りこえて生きさせた力は、無心に野苺と遊ぶ子どもたちの愛。天草を舞台にした感動小説。
追悼 野間宏
文藝編集部 編
戦後文学・戦後思想の巨人の全業績を、あらゆる角度から検証しつつ、強靭な批判精神と豊かな実験性にみちた<同時代人・野問宏>を浮彫りにする注目の特集。戦後文学ファン必読の書。
定価1,602円(本体1,456円)
最後から二番目のキッス
〈降るまえの雨の匂いに思いつく今夜が最後のくちづけの場所〉――新鮮な感受性を武器に、時代の中の男女、少女たちの生きゆく光景を素材に、世紀末から“明日”へと向かう〈予感〉の歌集。
ナグネタリョン
李 正子 短歌
〈靴ぬぎてひとりたたずむすすき野のむこうは祖国ふりむけば日本〉 在日韓国人二世として生を享け、宿命的な生き難い場所で短歌に“生の表現”を託した女性の、魂の底からの作品を収録。
一休宗純
土岐 信吉 著
貴種に生まれながら、時の権力者と対峙し、髑髏を手にあらゆる人々に平等を説いた一休宗純。動乱の中世を生きた“風狂”の傑僧の生涯を描き切った待望の書き下し長編歴史小説第二弾。
駆ける密書
信長の死を伝える光秀の密使は、なぜ毛利側ではなく秀吉の陣営に迷い込んだのか? 大胆な着想で、歴史の闇を駆け抜けた無名の庶民を照らし出し日本史の謎を推理検証する大型新鋭の意欲作。
天体議会 プラネット・ブルー
長野 まゆみ 著
自動人形(オートマータ)と噂される謎の少年との出会いと別れ。彼方にきらめく南の光を求め旅立ってゆこうとする少年たちの孤独を描いた、人気作家のスペース・ファンタジー。
かぜのてのひら
俵 万智 短歌
〈男とはふいに煙草をとりだして火をつけるものこういうときに〉 国民的な熱い共感を呼んだ第1歌集『サラダ記念日』以後の、成熟へと向かう内面、教師生活への別れを歌った第2歌集。
定価1,068円(本体971円)
風の婚
道浦 母都子 短歌
〈水の婚 草婚 木婚 風の婚 婚とは女を昏くするもの〉 全共闘・団塊世代の歌人として圧倒的支持を受ける歌人が、年代を深めて、ふたたび新たな“自立”への思いを歌う感動の歌集。
ねえやが消えて 演劇的家庭論
奥野 健男 著
聖女でもあり、魔女でもある存在「ねえや」――かつての文豪達が彼女達に抱いた憧憬と畏怖。彼らの文学世界と「ねえや」との関係を、多彩な思考で展開する、著者会心の長篇評論!
定価2,670円(本体2,427円)
マンガ日本の古典
マンガ平家物語 鎮魂篇
清盛が死去し、平家は木曽義仲に都を追われ、西国へ落ちていく。さらに義経により壇の浦に追いつめられる。盛者必滅の無常観に彩られた民族的叙事詩を雄大なスケールで描く。
定価1,388円(本体1,262円)
大きなハードルと小さなハードル
青春のおわりに立ちむかう若い男女の困難な日々──夏の彼方に生の輝きを夢見ながら、自ら逝った実力派作家、佐藤泰志。彼が遺した傷ついたものへの励ましと治癒の力にみちた珠玉の作品集。
定価2,136円(本体1,942円)
友子
北に生きる坑夫達の共済組合「友子」。親分、子分の盃を交わし、身内となって助け合う組織。その発展と消滅の中に深い郷愁を漂わせつつ、人間の原質をうつしだした、会心のライフワーク。
定価1,815円(本体1,650円)