河出書房新社
河出の本を探す
3166件中 2781~2800件を表示 | 表示件数 20 30 50 件
日本文学
同時代の女性歌集
最後から二番目のキッス
〈降るまえの雨の匂いに思いつく今夜が最後のくちづけの場所〉――新鮮な感受性を武器に、時代の中の男女、少女たちの生きゆく光景を素材に、世紀末から“明日”へと向かう〈予感〉の歌集。
定価1,282円(本体1,165円)
×品切・重版未定
ナグネタリョン
李 正子 短歌
〈靴ぬぎてひとりたたずむすすき野のむこうは祖国ふりむけば日本〉 在日韓国人二世として生を享け、宿命的な生き難い場所で短歌に“生の表現”を託した女性の、魂の底からの作品を収録。
一休宗純
土岐 信吉 著
貴種に生まれながら、時の権力者と対峙し、髑髏を手にあらゆる人々に平等を説いた一休宗純。動乱の中世を生きた“風狂”の傑僧の生涯を描き切った待望の書き下し長編歴史小説第二弾。
定価1,923円(本体1,748円)
駆ける密書
信長の死を伝える光秀の密使は、なぜ毛利側ではなく秀吉の陣営に迷い込んだのか? 大胆な着想で、歴史の闇を駆け抜けた無名の庶民を照らし出し日本史の謎を推理検証する大型新鋭の意欲作。
定価1,602円(本体1,456円)
天体議会 プラネット・ブルー
長野 まゆみ 著
自動人形(オートマータ)と噂される謎の少年との出会いと別れ。彼方にきらめく南の光を求め旅立ってゆこうとする少年たちの孤独を描いた、人気作家のスペース・ファンタジー。
かぜのてのひら
俵 万智 短歌
〈男とはふいに煙草をとりだして火をつけるものこういうときに〉 国民的な熱い共感を呼んだ第1歌集『サラダ記念日』以後の、成熟へと向かう内面、教師生活への別れを歌った第2歌集。
定価1,068円(本体971円)
風の婚
道浦 母都子 短歌
〈水の婚 草婚 木婚 風の婚 婚とは女を昏くするもの〉 全共闘・団塊世代の歌人として圧倒的支持を受ける歌人が、年代を深めて、ふたたび新たな“自立”への思いを歌う感動の歌集。
ねえやが消えて 演劇的家庭論
奥野 健男 著
聖女でもあり、魔女でもある存在「ねえや」――かつての文豪達が彼女達に抱いた憧憬と畏怖。彼らの文学世界と「ねえや」との関係を、多彩な思考で展開する、著者会心の長篇評論!
定価2,670円(本体2,427円)
マンガ日本の古典
マンガ平家物語 鎮魂篇
清盛が死去し、平家は木曽義仲に都を追われ、西国へ落ちていく。さらに義経により壇の浦に追いつめられる。盛者必滅の無常観に彩られた民族的叙事詩を雄大なスケールで描く。
定価1,388円(本体1,262円)
大きなハードルと小さなハードル
青春のおわりに立ちむかう若い男女の困難な日々──夏の彼方に生の輝きを夢見ながら、自ら逝った実力派作家、佐藤泰志。彼が遺した傷ついたものへの励ましと治癒の力にみちた珠玉の作品集。
定価2,136円(本体1,942円)
友子
北に生きる坑夫達の共済組合「友子」。親分、子分の盃を交わし、身内となって助け合う組織。その発展と消滅の中に深い郷愁を漂わせつつ、人間の原質をうつしだした、会心のライフワーク。
定価1,815円(本体1,650円)
ゴジラの出そうな夕焼けだった
花形 みつる 著
神奈川はM半島に住む、幼なじみの小学生集団が参加した「体験・夏合宿」の大騒ぎを、心暖まるユーモアで描き、家庭の事情をブッ飛ばす、ぼくらの冒険夏休み。
シオンの砦
第二次大戦末期、全滅したビルマ・シオン戦線から危うく生還した男が犯した罪とは? 戦中と戦後の二重の呵責に追いつめられた男が抱きとめた最後の夢を描く、著者渾身の文芸サスペンス。
奏迷宮
絵描きであり、作家でもある主人公「烏」の放蕩の日々――。無頼の中に潜む、真摯な芸術家魂を骨太でエネルギッシュな文体で描く連作小説集。無頼派の新しい復活!
新文芸読本
中原中也
河出書房新社編集部 編
長谷川泰子との恋、愛児の死、三十年の短い生涯と魂の詩を論じる文集。「生涯を自分自身であるという一事に賭けてしまった」(大岡昇平)詩人の生涯。
楽園のイングランド パラダイスのパラダイム
失われたエデンの園か? 死者の楽土か? 庭と森が攻めぎ合う文明の力学の中に、生から死へ連なる楽園の系譜を鮮やかに描き出した英文学者の遺稿集。
定価2,563円(本体2,330円)
蜃気楼
佐川 一政 著
全世界を震撼させた悲惨な事件の当事者が、事件へと到る日々、事件そのものを再び捉え直したベストセラー「霧の中」の衝撃的完全完成版。
ケンチとすみれ
南国土佐の真っ白なけがれない心のハチキン娘と高知高校生の十年ごしの純愛物語。評判を呼んだNHK連続テレビドラマの小説化。あとがき=阪田寛夫。
流水桃花抄
橋本 治 著
夢が誘導する物語の始原。詩のような、対話篇のような小説のような多声で色彩の氾濫する宇宙。想像力の水源に浮ぶ鮮やかな花びらの数々。作家の誕生を記す初の掌篇小説集。
リゾートの思想 幸福の空間を求めて
"古今東西の""幸福の空間""を渉猟し、「万遊同根」の普遍に立脚しつつ、究極の「理想土(リゾート)」を実現するための思想を提示する。ハード先行のリゾート開発批判の書。"
定価2,030円(本体1,845円)