河出書房新社
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日本文学
水迷宮 汪の巻
長野 まゆみ 著
16になったばかりの少年是清は、千潮姫を追って、水天宮のある浮島へ向かう。閉ざされた闇の中、姫と枕をかわし、妻にすると誓うのだが――宿世に沈みゆく少年の物語。
定価1,100円(本体1,000円)
×品切・重版未定
小池真理子短篇セレクション【全6巻】
会いたかった人 【サイコ・サスペンス篇Ⅰ】
小池 真理子 著
会いたかった人/倒錯の庭/災厄の犬(巻末エッセイ1=美をはらむ異常 解説=結城信孝)
定価1,760円(本体1,600円)
田成子の簒奪
沢 周一郎 著
中国の春秋時代末期、黄河デルタ地帯を支配する斉国の澱んだ政治をただすべく立ち上がり、君主の簡公を討ち実権を握った田成子。古代中国を揺るがした田氏の叛乱を描く書き下ろし小説。
定価1,430円(本体1,300円)
ヒコ
大鋸 一正 著
シンジとヒコ――それは2つの頭をもった怪物? それとも、記憶が始まる以前より結びついていた1つの心? 幼なじみたちの心と身体に宿る冷たい炎を静かに描き出す、文藝賞優秀作受賞第一作。
橋本治小説集成【全6巻】
無花果少年と桃尻娘
橋本 治 著
利倉くんと結婚したい榊原玲奈。もう一度木川田くんと暮らしたい磯村薫。第二部から続いた話は、主人公たちが大人になって一応の結末をみる。シリーズ第五部。
定価2,530円(本体2,300円)
卒業式はマリファナの花束を抱いて
伊藤 たかみ 著
エミリはパパの再婚相手が連れてきた綺麗な女の子。私はひと目で彼女を好きになった――血のつながらない姉妹のあいだに生まれた不思議でせつない恋。クスリ漬けの卒業を描くJ文学。
定価1,320円(本体1,200円)
海豚座に捧ぐ百一発の砲声 上
真木 健一
1974年。仲間の政治的裏切に対しその男は言った。「お前達を粛清してやる。平和な家庭を築いた頃にな」。それから20年後、凄惨な殺戮が始まる――。壮大なスケールで描く冒険小説の新境地!
定価1,650円(本体1,500円)
海豚座に捧ぐ百一発の砲声 下
無花果少年と瓜売小僧
無花果少年こと磯村薫くんと瓜売小僧こと木川田源一くんが同棲する話。シリーズ第四部。それまでの一人称モノローグがここでは三人称小説になる、美しい男の子同士の物語。
定価2,420円(本体2,200円)
日本 JAPの明るい未来
比留間 久夫 著
1968年、女の子は叫んだ。「男たちに未来は任せられない!」日本の革命めざしてハチャメチャな活躍を時代風俗をとりいれて描く、かつてない明るく楽しいクロニクル小説。
新世界 3rd.
イオの放った紡錘(スピン)の直撃を受けて意識を失ったシュイが目を醒ました時、彼は何も覚えていなかった。死を望むシュイに、なぜ死を選ぶことは許されないのか? 衝撃の第3部。
定価1,045円(本体950円)
男の節目
諸井 薫 著
東京が焦土と化した敗戦、飢えと貧困、急速な経済復興と高度成長、バブルの崩壊――戦後50年の変化を一身に担いながら生き抜いてきた無名の男たちの哀歓を共感こめて綴る、名エッセイ37篇。
大笑面 仏を抱いた男
中島 道子 著
大笑面とは十一面観音菩薩像の後頭部に刻まれた仏面である。天正4年、近江国高月で一人の男が斬られた。崇高くも美しい十一面観音を抱いたという。果たして男は仏を冒したのであろうか|?|?。
定価2,090円(本体1,900円)
西行 花明かり
土岐 信吉 著
西行の和歌には、なぜ言葉の生命が輝いてみえるのか。官能に満ちた究極の恋に全てを賭し、夢幻の境地に得た西行の到達点とは? 歌人西行の謎に迫る異色の小説西行伝。
定価1,870円(本体1,700円)
現代語訳・樋口一葉【全5巻】
大つごもり 他
樋口 一葉 原作 島田 雅彦 訳
収録:大つごもり/われから
定価1,278円(本体1,162円)
生贄
佐藤 亜有子 著
彼女は19歳で、娼婦で、あと半年ですべてが終わると言った。7つの扉を開く度、闇の中で彼女を待ちうける官能の儀式とは? ベストセラー『ボディ・レンタル』の著者が贈る、受賞第一作!
帰って来た桃尻娘
モモジリムスメこと榊原玲奈は、早稲田大学第一文学部に入学する。利倉くん、田中くんという新しい登場人物もまじえたキャンパス・ライフのお話。シリーズ第三部。
定価2,200円(本体2,000円)
蝶の皮膚の下
赤坂 真理 著
男は相手の内面を反復するという不思議な病にかかっていた。だがその治療の中で狂っていくのは女の方だった――世紀末文学シーンを一新する大型新人のハイリスクでクールなデビュー作。
神名火
佐藤 洋二郎 著
入水自殺を試みた女とそれを助けた男の運命、そしてその男は何者か?|?|?仄暗い自然を舞台に哀しい男女の運命の変貌を神話的にそして鮮烈に刻む短篇連作集。
顔
山本 昌代 著
首の後ろにある顔は呼吸はしないが、ものは喋った――『雨月物語』上田秋成に捧げられた、白日の闇をとらえる4つの不思議なものがたり。「鴬」「おむすびころりん」「飛び下りる子」を併録。