河出書房新社
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2035件中 801~820件を表示 | 表示件数 20 30 50 件
文庫・新書
冥土めぐり
鹿島田 真希 著
裕福だった過去に執着する傲慢な母と弟。彼らから逃れ結婚した奈津子だが、夫が不治の病になってしまう。だがそれは、奇跡のような幸運だった。車椅子の夫とたどる失われた過去への旅を描く芥川賞受賞作。
定価539円(本体490円)
○在庫あり
枯木灘
中上 健次 著
熊野を舞台に繰り広げられる業深き血のサーガ……日本文学に新たな碑を打ち立てた著者初長編にして圧倒的代表作。後日談「覇王の七日」を新規収録。毎日出版文化賞他受賞。
定価990円(本体900円)
十九歳の地図
「俺は何者でもない、何者かになろうとしているのだ」――東京で生活する少年の拠り所なき鬱屈を瑞々しい筆致で捉えたデビュー作。全ての十九歳に捧ぐ青春小説の金字塔。
定価748円(本体680円)
怪異な話 本朝不思議物語
志村 有弘 編
「宿直草」「奇談雑史」「桃山人夜話」など、江戸期の珍しい文献から、怪談、奇談、不思議譚を収集、現代語に訳してお届けする。掛け値なしの、こわいはなし集。
定価792円(本体720円)
×品切・重版未定
私の小さなたからもの
石井 好子 著
使い込んだ料理道具、女らしい喜びを与えてくれるコンパクト、旅先での忘れられぬ景色、今は亡き人から貰った言葉――私たちの「たからもの」は無数にある。名手による真に上質でエレガントなエッセイ。
定価704円(本体640円)
△3週間~
日本語と私
大野 晋 著
『広辞苑』基礎語千語の執筆、戦後の国字改革批判、そして孤軍奮闘した日本語タミル語同系論研究……「日本とは何か」その答えを求め、生涯を日本語の究明に賭けた稀代の国語学者の貴重な自伝的エッセイ。
定価770円(本体700円)
Mother 1
坂元 裕二 著
定価913円(本体830円)
×品切
Mother 2
「お母さん……もう一回誘拐して」。室蘭から東京に逃げ、本物の母子のように幸せに暮らし始めた奈緒と継美だが、誘拐が発覚し奈緒は逮捕されてしまう。引き離された二人は果たして……。
おしかくさま
谷川 直子 著
おしかくさまという“お金の神様”を信じる女たちに出会った、四十九歳のミナミ。バツイチ・子供なしの先行き不安な彼女は、その正体を追うが!? 現代日本のお金信仰を問う、話題の文藝賞受賞作。
定価649円(本体590円)
サンカ外伝 血煙旅日記
三角 寛 著
サンカ作家三角寛の代表作。戦前、大日本雄弁会より刊行された『山窩血笑記』より、現在読めないものを精選して構成。初期三角が描くピュアな世界。
定価924円(本体840円)
その日の墨
篠田 桃紅 著
筆との出会い、墨との出会い。戦争中の疎開先での暮らしから、戦後の療養生活を経て、墨から始めて国際的抽象美術家に至る、代表作となった半生の記。
時間のかかる読書
宮沢 章夫 著
脱線、飛躍、妄想、のろのろ、ぐずぐず――横光利一の名作短編「機械」を十一年かけて読んでみた。 読書の楽しみはこんな端っこのところにある。本を愛する全ての人に捧げる伊藤整賞受賞作の名作。
定価1,012円(本体920円)
奇蹟
金色の小鳥が群れ夏芙蓉の花咲き乱れる路地。高貴にして淫蕩の血に澱んだ仏の因果を背負う一統で、「闘いの性」に生まれついた極道タイチの短い生涯。人間の生と死、その罪と罰が語られた崇高な世界文学。
定価1,320円(本体1,200円)
屍者の帝国
伊藤 計劃/円城 塔 著
屍者化の技術が全世界に拡散した一九世紀末、英国秘密諜報員ジョン・H・ワトソンの冒険がいま始まる。天才・伊藤計劃の未完の絶筆を盟友・円城塔が完成させた超話題作。日本SF大賞特別賞、星雲賞受賞。
定価858円(本体780円)
異性
角田 光代/穂村 弘 著
好きだから許せる? 好きだけど許せない!? 男と女は互いにひかれあいながら、どうしてわかりあえないのか。カクちゃん&ほむほむが、男と女についてとことん考えた、話題の恋愛考察エッセイ。
定価583円(本体530円)
久坂玄瑞の妻
田郷 虎雄 著
二〇一五年のNHK大河ドラマの主人公・文を描いた唯一の小説。松陰の妹として生まれ、玄瑞に嫁した、幕末維新の長州に咲いた可憐な一輪の花の生涯。
定価726円(本体660円)
私、丼ものの味方です
村松 友視 著
天丼、牛丼、親子丼、ウナ丼……。庶民の味方「丼もの」的世界へようこそ! 行儀や窮屈とは程遠い自由な食の領域から極上の気分が味わえる。ユーモラスな蘊蓄で綴るとっておきの食べ物エッセイ六十八篇!
安全な妄想
長嶋 有 著
これが真に「正しい」ふるまいだと僕は思う――お歳暮をめぐる出版社との闘争の記録から大作家と演じた〈教養〉のつばぜり合いまで。加速する妄想が、笑いと共感の渦へと巻き込む傑作エッセイ集。
隠された神々 古代信仰と陰陽五行
吉野 裕子 著
古代、太陽の運行に基き神を東西軸においた日本の信仰。だが白鳳期、星の信仰である中国の陰陽五行の影響により、日本の神々は突如、南北軸へ移行する……吉野民俗学の最良の入門書。
定価935円(本体850円)
最後のトリック
深水 黎一郎 著
ラストに驚愕! 犯人はこの本の《読者全員》! アイディア料は二億円。スランプ中の作家に、謎の男が「命と引き換えにしても惜しくない」と切実に訴えた、ミステリー界究極のトリックとは!?
定価803円(本体730円)
△重版中