河出書房新社
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歴史・地理・民俗
賤民にされた人びと 非常民の民俗世界
柳田 国男 著
初期を中心にした、柳田の被差別に関する文章のアンソロジー。「俗聖沿革史」「桂女由来記」「唱門師の話」「猿廻しの話」「山荘太夫考」「塚と森の話」など。
定価2,640円(本体2,400円)
×品切・重版未定
マタギ聞き書き その狩猟民俗と怪異譚
武藤 鉄城 著
東北の狩猟民族の中心となる、阿仁地方を含む北秋田の「マタギ」の人びとから狩猟生活の実態や信仰の実際を生々しく聴き取った貴重な民俗記録集。
定価1,980円(本体1,800円)
○在庫あり
開運したければこの神社に朝、一人でお参りしなさい。
長﨑 洋二 著
日本各地にある、神仏パワーを秘めたスポット。そのパワーのしくみと、エネルギー吸収法を解説、生体エネルギーを活性化して金運、ビジネス運、恋愛運、健康運をアップし、願いを叶える本。
定価1,540円(本体1,400円)
タケミカヅチの正体 オミ姓氏族対ムラジ姓氏族
藤井 耕一郎 著
国譲り、神武東征に貢献した武神であるが、手焙り型土器と前方後方墳の勢力分布と密接な関係があり、その後の物部氏=前方後円墳勢力との争闘から、初めてその実態に迫る。
定価2,420円(本体2,200円)
被差別民とはなにか 非常民の民俗学
後年、「常民の民俗学」を打ち立てる柳田は、初期は非常民と言える被差別民の研究から出発した。「所謂特殊部落ノ種類」など必須七文献を収録する。
定価2,860円(本体2,600円)
絵引 民具の事典【普及版】 イラストでわかる日本伝統の生活道具
岩井 宏實 監修 工藤 員功 編 中林 啓治 画
日常の必要から工夫を重ねて作り出された道具の数々を、約1500点のイラストで紹介し、用途・構造・歴史・地域による違いなどを簡潔に解説。伝統的な「もの」の文化を集大成した一冊。
定価3,300円(本体3,000円)
本で楽しむ博物館
見るだけで楽しめる! 平城京のごみ図鑑 最新研究でみえてくる奈良時代の暮らし
奈良文化財研究所 監修
コレが奈良時代のごみ? 発掘で出土した「ごみ」が、奈良時代人の食生活や暮らしぶりを豊かに語る! 考古学の最新手法が奈良時代人のプライベートに肉薄。ごみから一体なにがわかるのか?
定価1,760円(本体1,600円)
えた非人 社会外の社会
柳瀬 勁介 著 塩見 鮮一郎 訳
近代に入って最も早い時期に差別・被差別の歴史を研究した先駆者の画期的な情熱の書を、斯界の第一人者がわかりやすい現代語に訳して世に問い直す。
定価2,200円(本体2,000円)
日本の「アジール」を訪ねて 漂泊民の場所
筒井 功 著
国家の統治が及ばなかった「聖域」アジール。近代以降の漂泊民、被差別民、乞食たちが拠り所としたそれら洞窟などの実際の場所を、克明な取材に基づき描く民俗紀行ノンフィクション。
芸術・芸能
見るだけで楽しめる! ニセモノ図鑑 贋造と模倣からみた文化史
西谷 大 著
ニセモノが悪で、ホンモノは善か? 縄文人も愛用したイミテーション、おもてなしに使われた贋作絵画、そして人魚のミイラまで。多彩なニセモノが文化史の深層を語る。ニセモノ図版多数!
折々の民俗学
常光 徹 著
民俗学のテーマは、山奥の村にだけ転がっているのではない。街場の日々の話題も丁寧に採集した、四季折々の暮らしの民俗学。「高知新聞」好評連載完結。貴重な「真覚寺日記」の紹介も。
定価1,650円(本体1,500円)
忘れられた日本の村
マタギの村、天皇の即位のたびに麻服を貢納する山奥の村など、歴史の長い不思議な村七つの探訪紀行。宮本常一『忘れられた日本人』を現代に引き継ぐ民俗誌。
うわさと俗信
怪談、怖い話、都市伝説。迷信……。いまだに、われわれの周りは、不可思議な話に満ち満ちている。そんな風土と民俗の心意を、豊富な取材・採話から探る。
決定版 資料浅草弾左衛門
塩見 鮮一郎 著
江戸時代、十三代にわたって関八州のエタ頭を世襲した「浅草弾左衛門」とその制度の実態を史資料を元に解き明かす。被差別問題を考える第一級の基本文献の増補決定版。
定価4,400円(本体4,000円)
異界歴程
前田 速夫 著
白山信仰研究など、被差別の民俗学を実地調査と大胆な発想で掘り下げ続ける著者の、日本の影に対する関心全てに手が付けられた画期的な始まりの書の復刊。
ビジュアル版 日本の昔話百科
石井 正己 著
浦島太郎、かちかち山、桃太郎、猿蟹合戦、花咲か爺……古くから日本人が親しんできた昔話絵本の世界をビジュアルたっぷりに紹介。総ルビで読みやすい。室町~明治時代の貴重な図版多数。
定価3,080円(本体2,800円)
殺牛・殺馬の民俗学 いけにえと被差別
かつて、広く雨乞いが行われた。最終手段として、供犠として牛馬が殺され、その首が滝壺に落とされた。その役目を多く被差別民が担った。各地にその風習の跡を探る。
ゆる妖怪カタログ
妖怪文化研究会 著
コワモテだけど隙がある、さして害がない、小さすぎる……『図画 百鬼夜行』『化物尽絵巻』『稲生物怪録』など人気の妖怪絵等から滑稽で可愛らしい、ユルさ漂う100超の妖怪が一挙集合。
日本人とはなにか
柳田国男の全集未収録文集。どの文章も、日本人の生きてきた精神風土にふれる、柳田ならではの読み応えに充ちている。戦後70年記念出版。
ビジュアル版 日本の妖怪百科
岩井 宏實 監修
鬼、天狗、一つ目小僧、コナキ爺、河童、小豆洗い、海坊主、雪女、塗り壁、化け猫、ザシキワラシ……古来描かれてきた妖怪画の数々とともに、伝承や古典文学に現れたもののけの世界を探る。
定価4,180円(本体3,800円)